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ツリオヤジのキドニーケアな日々 ~ 知れぬ事は知れぬまゝに、たやすく知れるのは浅い事 (葉隠 聞書第一0202)

台風災害を越えて。千倉マダイ五目は魚種豊富

2019-09-19 13:24:47 | 釣りレポ 2019

9日の早朝に関東上陸した台風15号は、千葉県に90万軒を越える大規模停電を引き起こしました。
これに対し、政府・自治体の対応は緩慢極まりなく、いまだに多くの人が被害にさらされています。

東電は停電翌日の10日内に停電軒数を12万軒まで縮小、11日には全面復旧の計画を発表しました。
しかしこの計画は全くなってない。10日が過ぎても60万軒近くの家は停電が続いていました。住民の苦労は並大抵ではありません。そんな状況で東電は倒木や天候を理由に工期を延長。
杜撰な計画を立ててそれが不可能なことをぎりぎりまで隠す、修正計画もまた杜撰で工期がいつまでも遅れて見込みがつかなくなる。東電の隠蔽体質は福島原発事故の経験で嫌というほどわかっていたはずです。
東電を信じてはいけない、東電にまかせっぱなしにしてはいけない。

ここで千葉県は自ら動くべきでした。災害派遣の増員要請、市町村からの情報収集、国への支援依頼などなど、やることはたくさんありました。でもそれをしなかった。県は10日に給水、11日に倒木除去の災害出動を要請したのみ、その数わずかに260人。
現場では補修用資材が大幅に不足しました。たらればになりますが、10日東電が計画未達を発表した時点で動いていれば、被災者の苦労は軽減されたでしょう。
東電はその後も計画しては未達が続き、変更変更で先延ばしし、20日の朝時点で、いまだに18,900軒の停電が解消されていません、収束の見込みも見えません。

政府といえば、安倍内閣の災害軽視は今に始まったことではありません。
昨年の西日本豪雨災害のときには赤坂で派閥のどんちゃん騒ぎ、2014年の広島豪雨はのんきに朝ゴルフ、山梨豪雪では支援者と天ぷらパーティ、など災害対策で最も重要な初動をおざなりにし続けています。
今回はあろうことか、最悪のタイミング11日に組閣発表ときた。
こんな時に組閣を変えたら災害対応が遅れるのは当たり前なのに、わざと千葉に嫌がらせをしているのか?
かつて1999年、小渕恵三は東海村臨界事故対応のため、組閣発表を4日間遅らせた。当たり前のことです。
組閣よりも災害対応が優先に決まっている。しかし、安倍内閣は千葉の災害対応よりも組閣を優先した。

防衛相の河野太郎が千葉を視察に訪れたのは、台風から6日も経った15日。まったく「おとといきやがれ」で追い返してもまだ足りないくらい遅い、遅すぎる。
そして翌日の16日、自衛隊の増員が発表されます。14日までは260人だった人数を3000人体制にするという。なにをいまさら、、遅い、遅すぎる。なんでこれを11日の東電が匙を投げたときにやらないのだ。

腹立ちに輪を掛けたのが、16日に小泉環境相がのこのこと視察に現れたこと。大臣が2人も来なくていいんだよ。被災者をダシにしてパフォーマンスをするんじゃない!そんなヒマがあったらとっとと災害対策本部を作れ

こんな腐れ切った内閣でも、この一週間で支持率が上がったといいます。
いったい、この国はどうなっているのか?

そんな荒んだ心で車を走らせて、やってきたのは千倉港。

南房総市も大規模停電が続き、船長宅も電気がきたのは台風後5日も経っての14日。
幸いにも船は無事でしたが、熱帯夜に冷房も使えない、水風呂に入って暑さを凌ぐなど、ハードな日々を過ごし、電気のありがたみを知ったそうです。

そんな状況でも元気そうな船長の顔をみたり、停電中にも関わらず現地を見舞った常連さんらと話していると、こちらの方が救われる気持ちになりました。

今日は釣りを楽しむことにしましょう。

狙いはマダイ五目。
9月も後半になり、秋鯛のシーズンです。
青物交じりで多彩な魚が釣れる、乗っこみシーズンとはまた違った楽しさのある時期ですよ。
この日はナレエがけっこう吹いてます、ウネリも残ってて朝のうちは海グダグダ。

お客さんが少なかったので、この日もLTタックルで。
水深は35-40mが中心で、60mくらいの沖目もやります。

狙っているわけではないけど、イサキはたくさん食ってきてお土産は確保。

ちょっと強い引きで上がってきたのは明治大、ではなくてメイチダイ。漢字で書くと目一鯛。
目に一条の線が入っているのが名前の由来ですが、生きているときには線ははっきりしません。

竿が折れるかと思うでかいアタリで本命マダイ。
キロに満たない型ですが、ライトタックルだとアタリがものすごく派手にでるし、竿がガッコンガッコン叩かれて釣り味は最高です。

手鈎炸裂!

メジナさん。

ハナダイさん。

ころころに太ったゴマサバさん、キープ!

秋鯛釣りらしく、多彩な魚でクーラーが埋まって沖あがり。
本命マダイはキロ以下が3枚でしたが、他にメイチダイ、ハナダイ、メジナ、イサキ、マハタ、ゴマサバと7目釣りでした。
他に船では、シマアジ、カンパチ、カイワリ、イナダ、シイラ、ウマヅラハギが上がっていて、十目以上。豊富な魚種が釣れる千倉沖です。
本日の船長ブログはこちら

南房総のマダイ釣りはこれからが本番ですよ。
今年はまだ水温が高くてコマセへの反応もいまひとつですが、水温が下がってくればバリ食いも期待できそうです。
11月のイワシ泳がせが始まるまでにまた行く予定です。

メイチダイは炙りに。
綺麗な皮目の魚で、皮ぎしの部分には脂と旨味がぎゅっと詰まってますよ。

ゴマサバは塩焼きに。
期待したほどの脂の乗りではなかったですが、秋のゴマサバは美味しいですね。

[千倉港 千鯛丸]
https://ameblo.jp/chidaimaru

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