スポーツ報知 5/1(月) 8:56配信
部屋の看板の前で毛利３兄弟が力を込めた（左から）若隆景、若元春、若隆元
角界の“三本の矢”がそろった。日本相撲協会は１日、大相撲夏場所（１４日初日・両国国技館）の新番付を発表した。荒汐部屋に兄弟で所属する長男で幕下の大波（２５）が「若隆元」、次男・剛士（２３）が「若元春」へそれぞれ改名。これで春場所に三段目付け出しで東洋大から初土俵を踏んだ、三男・若隆景（２２）とともに戦国大名・毛利元就の３人の息子に、ちなんだしこ名が並ぶことになった。
３人は昭和２０～３０年代に活躍した元小結・若葉山の孫。有名な三本の矢の教えを胸に出世争いに挑む。
角界でも珍しい３兄弟力士が毛利３兄弟にあやかる。発案したのは荒汐親方（元小結・大豊）だ。「３人、そろいましたから。ちょうどいいタイミングですし、分かりやすい。話題性もありますしね」。小学校時代から部屋に体験入門してきた３人が、そろって弟子となり師匠は温めていたプランを実行に移した。
春場所前、入門した三男に若隆景と、しこ名をつけた。同時に兄２人も改名しようと考えいてた。だが番付編成会議後で、次男は新十両も成績次第ではあり得た自己最高位（幕下５枚目）。「勝ち越すかもしれなかったから変えるのはどうかと思った（春場所は３勝４敗）」と２人の改名は一場所遅れとなった。それでも３人には大阪で、「渥（三男の名）が入門すれば３人で協力しあって努力してほしい。三本の矢にあやかってほしい」と伝えていた。
その親心はしっかりと伝わった。「初めてしこ名。改名の抵抗はなくて、うれしい気持ちです。でもまさか三本の矢がしこ名になるとは…」。２００９年九州場所の入門以来、本名の大波で土俵に上がってきた長男は新鮮な驚きと共に受け入れた。金剛力士が剛士の由来だった次男は、「みなさんから応援してもらった分、さみしいですが新しいしこ名は格好いいですね。剛士は僕の愛称で使って頂ければ」と２つめのしこ名を前向きにとらえている。
１本では簡単に折れる矢も、３本束ねると簡単には折れない―。有名な訓話を表現したしこ名に、願いが込められている。元幕下・若信夫の父・政志さんも、「いいしこ名をつけてもらった」と喜んでいるという。さらに３人が目指す先には祖父の「若葉山」の名を継ぐという名誉がある。「彼らのうち誰かが継ぐことになるだろうね」（荒汐親方）と仲良しだけでない競争意識も刺激する。
次男が番付では一番上だが、昨年秋場所で左肩を脱臼し、三段目まで下げた長男も番付を戻している。三男は昨年の全日本学生選手権で準優勝し三段目付け出しの資格を得て角界入り。「しこ名のことは変に意識しないように」と無心を強調する。
過去には元十両・鶴嶺山、ともに元関脇の逆鉾（現井筒親方）、寺尾（現錣山親方）の１例しかない３兄弟関取を目指す大相撲“大河ドラマ”が、夏場所の土俵から始まる。(スポーツ報知 5/1(月) 8:56配信より抜粋)との内容っす。
こんなだんご3兄弟がいたっすかぁ。まだまだ身体ができてないみたいっすから、しっかりだんごじゃなくチャンコ食べて稽古して筋肉付けて頑張るしかないっす。(^^ゞ
また、荒汐部屋にはＳ４０☆ＢＯＹさんの息子さんの友達もいてみんな結構頑張ってるみたいです。