雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

ゆんでめて

2014-04-28 21:00:00 | 

畠中恵著"ゆんでめて"を読みました。
若だんな一太郎のシリーズの1冊です。
最初に屏風のぞきが火事にあって痛んで修理しても
どんどん元気がなくなって消えてしまった、もう
会えないとなっています。
屏風のぞきがそんなことになったということは知りません。
この前に出版されている本があるのかなと思いました。
屏風のぞき結構好きなキャラクターだったのになと
さみしく思いました。

"ゆんでめて"
火事から4年経ち、兄の松之助の子も4つです。
一太郎は屏風のぞきを助けるため鹿島の事触れを探しに
いきます。
権太という事触れに出会います。
権太はおくみという何かに憑かれた娘をお祓いをするよう
頼まれます。

"こいやこい"
火事があって3年目
屏風のぞきは唐物屋小乃屋へ修理に出されました。
小乃屋の若旦那の七之助はかつて賽の河原で出会った
友です。
七之助は結婚することになりました。
許婚の千里は幼馴染です。
近江から出てくることになりました。
本人を見つけることが出来るかと挑戦されました。
5人もの同じような女性が現れます。

"花の下にて合戦したる"
火事があって2年目
桜の花びらの化身が現れたので一太郎は飛鳥山に妖達を
連れて花見をすることになりました。
寛朝や日隅の親分も参加します。
狸と狐が化かしあいを始めます。
何か化けることが出来るものが混じっていて花見は
大騒動です。

"雨の日の客"
火事があって1年目
江戸では雨が続いています。
妖の鈴彦姫が襲われたときに助けてくれた強い女性の
おねを長崎屋へ連れて来ます。
彼女は記憶を失っています。
長崎屋のあたりは洪水となり人間は皆安全な所へ逃げました。
妖達は長崎屋の二階に置いていくことにしました。
しかし一太郎は心配して引き返してきました。
おねが持っていた珠を求めて男達がやってきます。

"始まりの日"
始まりの日の出来事です。
一太郎は今まで気づかなかったお社を見つけました。
時売り屋勝兵衛に出会います。
長崎屋の時を買いたいといいます。

最期の話はややこしすぎて理解不能です。
別の人生に舵が切り替わったのだということだけが
わかりました。
この本では年がだんだん過去に戻っていきます。
屏風のぞきはさてどうなったのでしょう。

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