雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

木場豪商殺人事件 耳袋秘帖

2014-04-09 21:00:00 | 

風野真知雄著"木場豪商殺人事件 耳袋秘帖"を読みました。
南町奉行の根岸鎮衛と部下の栗田、坂巻が活躍する
シリーズの1冊です。
栗田と坂巻は奉行から金物屋の奥州屋の隠居の住んで
いた家を調べるよう言い付かります。
その家は手品にこっていた隠居が隠居が作らせた家で
調べてみるといろんな仕掛けがしてあります。
階段が家の外からの捜査でまっすぐになり隠居は夜中に
ここをすべり落ち殺されたのだとわかります。
家を作ったのはここ数年に台頭してきた材木商で建築まで
請け負う日野屋です。
日野屋の主人の尚之助は貯木場で死んでいるのが見つ
かります。
尚之助は商売熱心でいろいろと人に恨みをかうような
こともしています。
喬之助という尚之助とは双子の兄弟が現れます。
二人は27歳になって出会うまでお互いを知りません
でした。

腕相撲の強い女性が通りがかりの人に勝負を挑む話し、
お寺に寄進された笑っている仏像を盗む話などが
差し込まれています。
主流の話と関係あるのかないのかわからないまま
読んでいてはてあの話はなんだったのかなと感じる
ことがあります。
関係なくはないのですがなんとなく読み進んでいます。

結局尚之助の死の真相は…