雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

夏まぐろ 料理人季蔵捕物控

2014-04-04 21:00:00 | 

和田はつ子著"夏まぐろ 料理人季蔵捕物控"を読みました。
幽霊の話を得意とする戯作者の喜之助が結婚式をする
ことになりました。
新婦の故郷の慣わしで亡くなった姉妹も花嫁として呼ぶ
という幽霊婚を行いたいと季蔵に料理の依頼があります。
婚礼で喜之助が殺され、その後新婦も行方がわからなく
なります。
婚礼に出席していた山本屋から季蔵は料理を頼まれます。
季蔵はまぐろの料理を出すことにします。
当時まぐろは犬も食べないとさげすまれていた魚です。
食べたとわかると軽蔑されます。
山本屋の主人は甥の邦助と姪のお登代を引き取っています。
彼らは料理を得意とします。
季蔵、邦助、お登代はいろんなまぐろの料理を作ります。

長編なので話は繋がってはいるのですがいくつもの
エピソードが絡まりあっています。
あれ、なんだったかなと思うことがあります。
この傾向はこのシリーズの他のものにも当てはまります。
あまり深く考えずに読み進んで楽しめばいいのだと思います。

まぐろを食べることを軽蔑していたというのはどういう
ことなんでしょう。
今みたいに冷凍や冷蔵の方法がなく傷みが早いという
ことなんでしょうか。