雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

猫柳十一絃の失敗 探偵助手五箇条

2013-08-20 21:05:52 | 

北山猛那著"猫柳十一絃の失敗 探偵助手五箇条"を
読みました。
"猫柳十一弦の後悔 不可能犯罪定数"の続編です。
前作で猫柳が活躍したので猫柳ゼミに雪ノ下ゼミの
学生たちが移動してきて大勢になっているだろうなと
想像しました。
しかし雪ノ下ゼミは指導教官が替わることになり、
猫柳ゼミはそのままクンクンとマモルの二人だけです。

マモルの友人の千莉の所へ脅迫状が届きます。
千莉の古里には女性は二十歳までに結婚すること、
さもなければ村を出て行くことという言い習わしが
あります。
千莉には姉が三人います。
姉のそれぞれの二十歳のときにも脅迫状がきました。

姉妹の最後の今回は何かがあるのではないかと心配した
千莉から相談がありました。
マモルは完全に解決すると一月間何かをやっています。

マモルは千莉にプロポーズして千莉も受けます。
これで問題は解決したと思われましたが猫柳は
何かが起ると予想してクンクンと村に行きます。
姉妹を守ろうと隣村のペンションに泊まります。
ペンションのオーナーは探偵助手五箇条を考えた
優秀な元探偵助手の扇です。
扇を運転手にして猫柳が活躍します。

先生の方が5歳年上なのにクンクンといる時の先生は
年下みたいにたよりないです。
ちょっとかわいいです。
でも彼女には推理力があります。
マモルは婚約してしまいましたし、先生とクンクンは
なんだかほんわかした感じです。

誰にも危害が加えられませんでしたし、これからも
何も起きないよう気をつけてくれる人もいること
ですしうまく解決しました。
でも今回の事件はなんか腑に落ちません。
前の話と比べると物足りないです。