カメラを少しはじめたわけ

写真と出会ったのは５年ぐらい前。

独立して間もない頃で、仕事もたいしてなく
渋谷にあった輸入会社のアンテナショップに
アルバイトによく行っていました。

あるとき仙台で向こうの花業界関係者を集めた
イベントの話があって、そこでデモンストレー
ションをおこなうべく、ベルギーからデザイナー
が来日しました。

デザイナーは「トーマス・ブラウネ」。

私はアシスタントをすべく仙台へ出張し、下準備
や、裏方仕事をこなしました。

デザイナーにとって時間とともに変わり続ける作品を
写真に残す事は何よりも重要な事。

当然こだわりをもっていますが、作品に対して背景、
アングル、照明、露出等きりがなく、彼の為にも
一生懸命カメラマンに伝えたのですが、後日届いた写真は
最悪なものになってしまい、トーマスにとっても
私にとっても、本当に辛い出来事になってしまいました。

その後自分の写真に対する知識が無かったことが、
カメラマンに（言葉が話せない事以前に...笑）
指示を的確に与える事が出来なかったことを反省し、
本を読んで自己流にはじめ今に至っています。

ポジフィルム。
デイライト、タングステンも使ってみましたが、
今考えると自分の作品でちゃんとしたもの
が撮れていなく、困ったものだなと思っています。

最近私の周りで（生産者さん達）デジ一眼ブームがおきて
いるので、自分も中古でボディだけ買おうかなって
お店を覗いたりしてます（笑）。

先日思ったのが、仕事の使える自分の写真が全くなく、
撮るのばっかりで、撮られる事が無いので（雑誌では
あるけど著作権の問題で使えない）、誰かとってくれない
かなぁなんて思ったりもします。

デモやっても形に全く残らないから、記録として残らない
しね...。

もう少し作品としても形に残していかなければ...とも
思うのですが。