ゾンビがあるく

ユニバのゾンビナイトにいってきた。

土曜も日曜も混むから、くるんやったら金曜日にきたらエエやん
という趣旨のメールが届いていたので
素直に金曜にいってみた。

ホテルにチェックインしたあとなので、午後7時をまわっていた。

にもかかわらず、ゲート前で30分くらい待たされたあと
やっと入れた。

そんなに恐くないだろうと思っていたが
やっぱ悲鳴があがると恐さが増す。

誰かがゾンビにつかまると、そこを携帯でとろうとする流れ。

作業服姿のゾンビに、隅っこに追いこまれている少年をみたが
彼はゾンビより恐い無表情だった。

こえぇよ、思春期ってこえぇよ。

そこそこゾンビさん達も頑張ってくれてたので
園内のアトラクションは早々と終了していたが
結構楽しめた。

途中、視線を感じてふりかえったら
ゾンビさん（女）が私を凝視していて
それはとびあがって逃げたが
闘魂ちゃんはいつものバカ笑いで
とても喜んでいた。

闘魂ちゃんは、ターキーレッグが大好きだ。

最後尾が見えないくらい人は並んでいたが、私達も並んだ。

「これって、ターキー買うための列ですよね？」
前の親子にきいてみた。

「そうだと思って、私も並んでるんです。」というママさん。

連れている男の子はめっちゃ怖がっている。

「ここにはこないよねぇ。ママ、ゾンビ、ここにはこないよねぇ。」

「こないよ！じゃママは他の子を探してくるから、アンタはここにいて
この前のお兄さんについて、ちゃんと並んでるんだよ！」

そう言って立ち去ってしまった。

今にも泣きそうな男の子。
5年生くらいかな。。。


可哀相なので、話しかけてみた。

「やっぱゾンビはこわいよね。」

「うん！！！」

それから男の子はず～っと喋っていた。

塾に行ってからだから、こんな時間になったとか
8歳と6歳の弟がいるとか
ベラベラ喋っていた。

あげく「僕って何年生に見えますか？」まで言われた。

合コンか（笑）

こう聞かれた場合、相手が女性なら思った年より下に
男性なら上に言うのが礼儀だと思ったので

「六年生くらいかな～」と言ってみた。

正解は四年生だったんだが。


やがて順番が近づいてきた。
見ると「呪われたターキーレッグ」と書いてある。

先に気づいた闘魂ちゃんが男の子に教える。


「あぁ！！なんでのろうんだよぉ～。余計な事するなよぉ～」



呪うという漢字が読めるなんて
うちの宝物より賢いんじゃね？


通りすがりに女子の団体さんが

「やっぱさ～女のゾンビは性格が悪いよねぇ～
男のゾンビがいいよ」と言っていた。

ここでも、女の敵は女か。

しかし凄い盛況ぶりだった。

翌日、闘魂ちゃんが友だちと行こうとしたら
午後一時から入場制限がかかっていて
ゆめ咲駅から引き返すはめになった。


ゲートで入場を五時間も待つなんて
田舎育ちには無理だもんね。

きっとレオマはすいていることだろう。