D cup Bowl

外資系美人OLによる愛のお笑いアメフトダイアリー☆
コンセプトはFucking『T●UCHD●WN』(笑)

歓迎 (アメフトの普及を考える) 

2004年09月30日 | Weblog
        《各リーグファンサービス花盛り》



 JスカイのXベアプレゼント以外にファンの支持を得ることのない現状の
アメフト普及作戦。そのXベアにしても等々力のフリーマーケットで10円
という値段で叩き売られているのが目撃されており、しかも結局売れ残った
という報告もあり、アメフトの普及には全く役立っていないといってよい。

ましてや某アメラグ連盟の「キッズスタジアム」のように、子供の発言力
が無いのをいいことに、ガラクタを押し付けて家族連れをスタジアムから
駆逐する作戦は即刻「内容を」見直すべきだ。一番使えるアイテムが
ガラクタが詰まっている「QBClubの袋」、というのでは真面目に
笑えない(ここ本気で述べてるからね)。

 そもそもスタジアムに人生を犠牲にして足を運んできた変わり者相手に
予算を浪費しても意味はないのだ。だいたい二昔前ならいざ知らず、今時
国内のアメフトを観にいく人間など放っておいてもフリーマーケットの
合間にスタジアムの隣の売店に腹ごしらえに来るのだから。

 では、普及作戦のポイントは一体どこにあるのか?

それは一見アメフトと関係の無い人々に対していかにアメフトを無理
やり認知させることが出来るか、にあるといえる。
 しかし、だからといって闇雲に宣伝をすればよいというものではない。
バブル期のようにターゲットも絞り込まずにジャブジャブ金を使っても
結局は広告代理店の福利厚生にしかならない、という苦い経験もある。

 そこで今回はターゲット別にアメフト普及作戦を考えてみた。

手始めは子供(意地でも「子ども」とは書かない)と女性から始まるが、
やがてはマスコミ界の超大物や政界の重鎮中の重鎮をも動かすであろう
アメフト普及作戦の決定版である!


【ターゲット1:子供】
街で幼稚園で小学校で、悪いやつらをアメフトの防具で変身したヒーローが
叩きのめす。子供に大人気の「変身ヒーローセット」という触れ込みで
商店街のおもちゃ屋のおばあちゃんを騙してアメフトの防具を販売させる。
(ボールだけなら案外売れるんじゃないか!?)

【ターゲット2:女子高生】
試合会場内に無料プリクラコーナーを特設する。もちろん撮影で選べる背景
はアメフトとほとんど何の関係もないジャニーズタレント。
タンク池●上が「一緒に撮ろう」と言い寄らないよう厳重な警戒が必要。

【ターゲット3:キャリアウーマン】
高橋俊介が「外資系コンサルティングファームに求められるスキル」として
「左遷された白人上司とアメフトトークが出来るコミュニケーション能力」
をビジネス各誌、あげくにR25でも強調する。

【ターゲット4:専業主婦】
子供を幼児期からアメフトに触れさせると英語が得意になるかもしれない、
という話を『たまひよ』に載せる。ただし「なるかもしれない」ということは
「ならないかもしれない」ということと同義であることにまでは触れない。

【ターゲット5:ギャルママ】
ヘルメットのマークは「Piko」に、防具の下に着るシャツは「海人」に、
負傷者を被う毛布は「くまのぷーさん」に、防具バッグは「シャネル」
の偽モノに、スタジアムの広告はパチンコ関係に統一する。

【ターゲット6:大学受験生】
大学の競技人口のわりに高校の競技人口が少なく、高校の強豪校には
学力で大学に進学してしまう進学校とエスカレーターの付属校が多いため、
アメフト関係の推薦入学は狙い目だ、とサンデー毎日で和田秀樹が語る。
ついでに「アサイメントは暗記だ」、「練習は要領」など独自の方法論を
展開。

【ターゲット7:全国のお父さん】
VE●USチアが「水着だらけの水泳大会」でお約束のポロリをする。
ただし、視聴者のクレームで顔にモザイクが入れられてしまう懸念も。

【ターゲット8:年金じじい】
羽生名人がテレビ生中継中に将棋の駒でアメフトの陣形を将棋盤上に再現
する。さらにそれが最強の陣形と判明し、同じ陣形が囲碁界にも波及する。

【ターゲット9:戦前生まれ】
ヤードポンド法は尺貫法に類似していることを訪問販売員がおはなしする。

【ターゲット10:コミケ女】
普及活動の必要なし。すでに少年ジャンプの「アイシールド21」が
漫画同人誌に大量にパクられている。ホモ業界でも同様の動きありとの噂も。

【ターゲット11:格闘技ファン】
プロレスラー小川直也が甲子園ボウルに乱入してQBサックを決めた後、
「打倒立命とか大それたことは考えていません。あくまでハッスルのため
にやってます」と審判のマイクを奪ってスピーチする。

【ターゲット12:暴走族】
バイクに乗る時はリデルのヘルメット着用を義務付ける。

【ターゲット13:右翼】
小林よし●りが兵役の代替措置として「アメフトの義務教育化」をゴーマニズム宣言する。

【ターゲット14:脳内お花畑平和主義者】
池田D作がライスボウルのコイントスに登場し、豊かな人間交流を行う。

【ターゲット15:動物愛護団体】
クラブハスキーズが虐殺されていることを報告する。

【ターゲット16:2チャンネラー】
田●まさし、ミラーマン●草など、お祭り男達がハーフタイムに記者会見。

【ターゲット17:ナベツネ】
ゴミウリ新聞の拡販団が巨人戦のチケットを持って押し売りに来たら
「うちはアメフトしか見ねえんだよ!」と追い返し続ける。
余談、NHKが来ると、裸の上半身にむきだしのショルダーとメットを装着
して歩合契約営業マンを撃退するフットボーラーがいるという・・・・。

【ターゲット18:スズキムネオ】
全試合で「ムネオさん、あなたは私達のともだちです」の横断幕をフェンス
に掲げる。日本代表合宿の宿舎はムネオハウスであることは言うまでもない。

【ターゲット19:某元首相】
京●大学は「水野天皇を中心とした神の国」であることを秘書官が耳打ちする。
ラグビーで早稲田大に入学した根っからのラガーマンにも関わらず、サメの
脳味噌にはラグビーとアメフトの区別はつかないので安心。

【ターゲット20:某現首相】
スタジアムで流す曲は全てXJAPANに統一。
当然JAPANXBOWLはXJAPANBOWLに改称。
チアリーダーは上空から見えるように「歓迎」の人文字をつくる。
随行する協会関係者は、アメフトは「ポジションいろいろ」と進言する。
観戦はもちろん「中2階」の特等席からだ!



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今回わからないネタはお近くの知恵者におたずね下さい。
きっとアナタの周りにも愚か者がいるはずです。



こんなフットボーラーは嫌だ! (スタジアム観戦ガイド)

2004年09月29日 | Weblog
    《いよいよアメフトシーズン本格化!》



 「アメフトはルールがちょっと・・・・」、という貴女に朗報!
今回はスタジアムで会える愉快な面々を紹介しようと思います。
題して「こんなフットボーラーは嫌だ!」。


【こんなディフェンスは嫌だ!】

嫁さんの方がデカいDT

ご近所からヤクザだと思われている国立大卒DE

過去『さぶ』のアイドルだったむさ苦しいLB

防具バックを持ったままローソンで『CanCam』を読み耽るトレンディーCB

近くで見ると実は本物のカカシのSF



【こんなオフェンスは嫌だ!】

休刊になるまで毎号欠かさず『薔薇族』を購読していたマメなOL

誰もブロックしないで誰もいないフィールドを疾走しているスピード派TE

プレイが始まったことに気付かないドリーミーWR

センターの股に手を突っ込みたくないからショットガンを導入した潔癖QB

「凄い奴ら」*をネットで公開している元グリーンベイ・パッカーズのRB



【こんなスペシャルチームは嫌だ!】

極度のアガリ症のK

1st downからハドル*に入ってくるP

アル中で手が震えているH

自陣に向かって走り出すRe



【こんなサイドラインは嫌だ!】

ドリンクに青汁を混入するマネージャー

アメフトよりチアのアサイメントに詳しいスカウティング*スタッフ

早く帰りたくてランプレイ*を多用するオフェンスコーディネーター

オフェンスをやりたいけど仕方なくやってるディフェンスコーディネーター

パントのルール*がよくわからないキッキングコーディネーター

練習に来ないので試合当日不審者と間違われたヘッドコーチ



【こんな関係者は嫌だ!】

ブロックのお手伝いもするアスリートレフリー

ダウンインジケーターでボーリング調査をしているチェーンクルー

実はヘッドコーチ兼任なボールボーイ

入り口脇で堂々とダフ屋を開業しているK○大



【こんな報道陣はやだ!】

アメラグと呼ぶ

記者席で写メールしている

そもそもチアしか撮ってない

日テレの増田アナよりアメフトに詳しい

「キムサク絡みで書いときゃ何とかなるだろ」と思っている頭脳派

明○大のイケメンQBを高校時代からなぜかプッシュしまくる某同人誌の記者



【こんな応援団は嫌だ!】

ベンチよりも選手に的確な指示を出している

カモメファン全般

鹿島の某WRのおっかけオバタリアン軍団(ちなみに親族ではないそうです)

『都の西北』を三番まで長々と演奏する早稲田応援団

夫のホールディングをスタンドで謝罪する美人妻

ハーフタイムのファン感謝企画に私服で参加し公式ボールまでゲットしたFチアのYさん・・・



 どうです?アメリカンフットボールの試合会場は楽しいヤツらで一杯でしょう?
みんな個性的でほんとにいいヤツばっかりです。ルールなんて全然わからなくても
きっと楽しめると思いますよ。


 さ あ 、 次 の マ リ ア ン ヌ * は 貴 女 か も し れ ま せ ん よ !


スタンドで突っ込みどころ満載の油断した醜態を『TOUCHDOWN』に激写されて、


  「 こ ん な マ リ ア ン ヌ は 嫌 だ ! 」


というネタを筆者に提供してください(笑)


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★参考:ポジション略称
DT(ディフェンスタックル)最前列中央に鎮座する人に似た熊。
DE(ディフェンスエンド)最前列両端に君臨する凶暴なゴリラ。
LB(ラインバッカー)第二列に位置しランもパスも止める花形。
CB(コーナーバック)アメフトで最もアスリートな筋肉番付軍団。
SF(セーフティー)最後の砦。仕事はパスを通されて天を仰ぐこと。
OL(オフェンスライン)護衛役の大男。引越しの時は特に頼り強い。
TE(タイトエンド)OLとWRを兼備する大きい割りに器用な人。
WR(ワイドレシーバー)パスキャッチ専門のわが道をゆく夢追い人。
QB(クオーターバック)パスを投げる。「アメフト脳」がいい人。
RB(ランニングバック)タックルの標的になる勇気のある小人。
K(キッカー)置いてあるボールを蹴るおいしいところ持っていく人。
P(パンター)陣取りゲームで一番大事かもしれない特殊なキッカー。
H(ホルダー)キッカーの為にボールを押さえる人。繊細な高等技術。
Re(リターナー)キックをキャッチしてリターンする猫科の人間。

*「凄い奴ら」:
世の中には凄い奴らがいるものです。中には本場アメリカ産まれも!

*ハドル:
作戦会議の円陣。

*スカウティング:
アメフトでは試合ビデオ撮影、偵察、敵情報収集、分析などの総称
として用いる。選手を採用するのは「リクルーティング」。

*ランプレイ:
フィールドの中でタックルされた場合、時計は進んでゆく。
ランプレイの場合、フィールドの中でタックルされる場合が多く、
いきおい時間を消費しやすい。また、パスプレイは失敗した場合に
時計が止まる。これらの決まりを利用して時間を消費したり逆に
節約したりして試合をコントロールすることをタイムコントロール、
クロックオーガナイゼーションなどと呼び、アメフトのゲーム的な
面白さの大きな要素となっている。ただし、関東学生リーグ(大学)
ではクロックオーガナイゼーションを積極的にすることが不文律で
禁止されているとする説もある。

*パントのルール:
攻撃権を放棄する代わりに陣地の大幅な逸回を狙うキックの一種。
ボール所有権の概念が複雑で、いくつかの特殊なルールもあり、
いかにもアメリカ人の考えたものというにおいがプンプンする。

*マリアンヌ:
専門誌『TOUCHDOWN』の巻末に掲載されるオネエな観客。
勝手にマリアンヌとして掲載され、個人情報を明かして名乗り出ると
コスメセットやお食事券などがもらえる。
余談だが、フットボール会場にはどういうわけかオネエ系女が多い。
フットボーラーはとんでもないデブサ男でも結構いい女を連れている。 


行こうぜ仙台ドーム!  (Xリーグ大改悪進行中Ⅲ)

2004年09月28日 | Weblog
     《Xリーグ試合会場チア撮影全面禁止!?》


今、プロ野球界参入を巡ってライブドアと楽天が名乗りを上げている。

近鉄バッファローズ消滅によりプロ野球に新規参入できる球団数は当面「1」
であろうから、ライブドアと楽天のどちらかは新規参入出来ないことになる。

一般庶民の間では、最初に手をあげたライブドアに参入させるべきだ、
という声が大きいようだ。

 さらに、漢(おとこ)堀江のパフォーマンスは、プロ野球ファンの現場レベル
からも絶大な支持を取り付けているという。
つまり堀江には千葉ロッテマリンズのファン*がついているということである。
いやー頼もしいねー。

 一方、後発の楽天は、
「急に出てきた楽天にはナベツネの院政の臭いがする」、
「ライブドアの足元を見透かして、本業を追い詰めて二束三文で買収するつもり」、
などとあまりいい言われ方をしていない。

 さらに「どうせ単なる売名行為、引き際逃してざまあ見ろ」という、当初ライブドアに
浴びせられていた愚民達のシニカルな批判まで浴びせられ、挙句本拠地にしたいと
表明していた某自治体にまであからさまに嫌われるという悪役扱いである。

 時代は「正義のライブドアvs悪の枢軸楽天」という様相を呈してきた。

しかし、

愚昧な大衆を前に筆者はあえて言おう、
 
 楽 天 を 参 入 さ せ ろ !

と。


 適当に言ってるのではない。これにはまるでモンタナ時代の49ersのように、
緻密なロジックに基づいた勝算がある。


 1、楽天がプロ野球に参入
   
 2、ライブドアはやむなくプロ野球撤退
       
 3、ライブドアの社員は「やれやれほっとしたよ」(笑)
        
 4、でも堀江だけは相変わらずやる気満々
        
 5、しかしやる気のもっていき場が無く悶々とした日々のはけ口は全て女へ
        
 6、やがて合コン漬けでストレスを紛らす日々
        
 7、ある日、捨て身で合コンに人生を賭けるXチア(⇒標準的なXチア)と合コン
        
 8、堀江はXチアなどに取り立てて感慨は無かったものの
        
 9、列席していたXチアのあまりのウザさにその晩Xチアの残像にうなされる 
        
 10、その後も毎晩あまりにうなされるので専門のカウンセリングを受ける
        
 11、自分が某アメフトチームのスポンサー*であるという記憶がよみがえってくる
        
 12、そういえばアメフト界にはナベツネがいないことに気付く
        
 13、水野のオヤジ程度がアメフト界の最強キャラ(笑)であることに気付く
        
 14、そしてザコキャラQB新J(さそり団*)がアリーナフットボールでTDの偉業を達成した
   
 15、こと・・・・には気付かず、
 
 16、それにはアメフト関係者も全く気付かず
        
 17、日本アメフト界は今ならひょっとして自分のやりたい放題だということに気付く
        
 18、実際今でもチアはヤリ放題だというW杯宿舎スーパ●フリー伝説を聞きつけ
        
 19、俄然プロ野球からアメフトにシフト
        
 20、突然Xリーグ東西上位8チームを引き抜き
        
 21、全国規模のトップXリーグ(ラグビーとバレーボールのパクリ)構想をぶち上げ
        
 22、楽天のプロ野球新球団が連敗記録を更新したこともあり
        
 23、トップXリーグもそこそこの注目を集め
        
 24、K1連敗記録を更新した曙がアメフト転向を示唆し
        
 25、それならばと若乃花が再度オンワードスカイラークスに復帰すると言い出し
        
 26、「アイシールド21」が単行本21巻目を発売するに至り(項目21で書けよ!)
        
 27、実は日本が二連覇中のアメフトW杯が人知れず日本で開催されたことも手伝って
        
 28、東京、大阪、など大都市で行われたリーグ戦は一試合平均5千人以上を動員
        
 29、しかし日本一を決する「仙台ドーム」の「ライブドアボウル」*には186人しか集まらず
        
 30、しかもそのうち半分はチア目的のカメラ小僧と年金ジジイであった。
 

 ほらね、楽天のプロ野球参入の先にはアメフトの輝かしい未来があるでしょ?
まあいくらロジックが完璧でも、一般のファンが行動に出ないと一部の人間達の都合で
いいようにされてしまうということは今回のプロ野球界再編劇の過程から学んでおきたい
ところだが…。

 現在水面下で行われているというXリーグ大改革がどのような全貌を見せるのか、
それは一般のファンの望む姿なのか、現状では一部の人間達にしかわからないが、
「仙台ドーム」に行く前に、今すぐ庶民が出来る行動として、


 嫁 き 遅 れ の X チ ア を 今 度 の コ ン パ に 誘 っ て あ げ ま し ょ う(笑)
   



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*千葉ロッテマリンズのファン:
バレンタイン監督いわく「世界一のファン」。
是非一度見てみてください。千葉の族には逆らうな、
という格言がよく理解できると思います。

*アメフトチームのスポンサー:
本ブログ既出。某チームの試合会場で配られる、
突っ込みどころ、じゃなくて読みどころ満載の小冊子に
ライブドア堀江社長も登場。

*さそり団:
本ブログ既出。
アメフト界を超えた著名人と、アメフト界限定の有名人と
アメフト界でさえ一般人と、その他ザコキャラが集う某サロン。
会員に、ブレット・ファーブ(グリーンベイのいなかもんQB)、
中村多聞(堂山町の中小企業経営者)、山田シンゾーの嫁の夫、
マサ河口(有名焼肉店の娘の用心棒)、本稿登場の日本を代表する
偉大な営業マン、など超VIPが含まれている。
「凄い奴ら」も続々誕生中!

*「ライブドアボウル」:
マスコミはこぞって「ライブドアボール」と報じている、予感。

ニシヘヒガシヘ (Xリーグ大改悪進行中Ⅱ)

2004年09月27日 | Weblog
《`04Xリーグ第2節、中地区西武ドーム開催》


 現在Xリーグが水面下で大改革をくわだてている、ということには前回触れた。
さらに、その改革の視点に「お客さんありき」をおいて欲しい、ということは
前回さりげなく本気で主張しておいた(つもり)。

 さて、マスコミが報じるところによると、つまり『TOUCHDOWN』によると(笑)、
現在検討されている改革案の概要は、以下のようなものだという。

  >・・・・略・・・・
  >2ステージ制は、まず東、中、西地区で
  >リーグ戦5試合を行った後、東・中地区
  >は上位3チーム同士、下位3チーム同士
  >が所属ディビジョンではない3チーム
  >と、西地区は上位4チーム同士と、下位
  >2チームにX2西地区の上位チームを
  >交えた形で第2ステージを戦い、東・中
  >地区の第2ステージ1位と、西地区第2
  >ステージ1位がジャパンXボウルに進出
  >・・・・略・・・・
  【月刊タッチダウン9月号P.46 本文縦書き、改行そのまま】     

まず、引用をタイプし終えた感想は、

「月曜の昼まっからこんなもん打ってて人生大丈夫なのか・・・」というものである。

話を元に戻そう。
筆者は、はじめこの案を読んだとき、このブログと同様、一読しただけでは
よく意味がわからなかった。そして、実はいまだによくわからないでいる(笑)。
そもそもセンター試験数学2B選択問題なみに高度な読解力を要求するような制度を
導入しようという時点で、Xリーグは一般への普及を放棄したと見做してよい。

 ただでさえ「アメフト」イコール「ルールが難しい」というイメージがあるのだ。
これ以上難しく、正確には「ややこしく」してどうしようというのだろうか?
Xリーグの制度も含めて、「ややこしいアメフトを理解できたら君は優秀!」
とでもいうつもりなのだろうか?

「 ス ポ ー ツ の わ り に ち ょ っ と 高 学 歴 な 内 輪 ウ ケ 」

という伝統や健在!である。

 実際問題、非常に限られたスズメの涙ほどの活字数の中で、某同人誌以外の健全な
マスコミは、このややこしい制度で行われるシーズンをどのように読者に報じれば
よいのだろう!?試合内容に触れる前に、制度の説明で文字数が尽きてしまうの
は確実である。そしてそういう報道が続くと、Xリーグそのものの活字が各紙面から
消えてしまうのもまた確実である。土台、他の競技と掛け持ちの一般マスコミの記者が、
ややこしいXリーグの制度まで分かりやすく逐一大衆に翻訳してくれるという期待は、
筆者の脳内お花畑以上に甘い幻想であるといわざるおえないだろう。

 そもそもこの改革案以前に今も使われている

  >中地区

ってナンだ?、ナカ地区*って?

五年後は

>ゆみーごと食べ歩きの日々を過ごしながら、
>子供をジャニーズに入れようと躍起になっている
(www.●league.com/x_cheer/index.htmlのどこかより)

とのたまうVENUS2年目の某メンバー個人所有地区か?

まあチームの3つや4つ持っていても別に不思議で無い貫禄はあるけど(笑)。

冗談はほどほどに、本人以外が公共の場で

 「 ゆ み ー ご 」

と呼ぶのをはじめて見た(笑)とか、そういうことはこの際許そう(なんのこっちゃ?!)。

 そういうアメフト界の内輪ウケを許した上で、一回アメフトを頭から完全に消去した
一般常識での話、この日本国の大地で「東地区、西地区」ときたら「中部地区」ちゃう?

東・・・・東京、横浜、千葉とその周辺(「さいたま」は平仮名という時点で敗北)
西・・・・大阪、京都、神戸とその周辺
中・・・・名古屋とその周辺、

ついでに
東北・・・・東北
北海道・・・・北海道
九州・・・・九州、沖縄
四国・・・・四国
という「まんま」な分かりやすさがおおむね一般常識なんではなくて!?
世間一般では、「分かりやすさ」イコール「普及の必要条件」だと思うのだが!?

 で、中地区*ってこの日本列島の一体どこやねん!

 「 中 地 区 っ て コ コ だ よ ! 」

と日本地図に赤丸書ける人います!?
中地区って一体全体どこにあるのだろう、どう見ても単なる東地区Bブロック
に過ぎないし。別にAブロックと書いてもいいわけだけど・・・・。
無理矢理度でいえば高校のSIC(埼玉茨城千葉)以上か。

中地区の三文字をぢっと見つめる月曜の午後・・・・

あっ、納得。センター試験ネタでピンときたよ。

「レ点」打って地中区か。

この日本国の大地の下、モグラリーグ。だから鳥とか空とかのチーム名が多いわけね。
地上の世界に憧れている、と。氷の世界グリーンランドみたいなもんか。

そういえば、この間の試合会場が、山の中をすり鉢状に掘り下げたお屋根付き*だったし、

納得。

そう、地下にもぐってまで「お客さんに来て欲しくない」と。


な ん か 問 題 あ る ! ?



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*(現在の)中地区、ナカ地区:
単なる「東地区Bブロック」に過ぎないのに、中地区とはいかに。
構成面子は以下

オンワード ひばり
オービック かもめ
富士通   開拓者
日産    天空の軌跡
東京ガス  創造者
クラブ   犬

*山の中をすり鉢状に掘り下げたお屋根付き:
鈴木健(浦和学院→西武ライオンズ→ヤクルトスワローズ)と同姓同名の
とある打者には柵超え出来ないように拡張された鹿島施工の屋根付猫屋敷。


西武園遊園地でぼくと握手! (Xリーグ大改革進行中)

2004年09月24日 | Weblog
《`04.09.23 オンワードスカイラークス55 vs 日産スカイライナーズ14@西武D》



 まず皆さんにお詫びしたい。

筆者は前回、西武ドームに

  >皆さん、是非応援にいって下さい。

と書いた。しかし訂正する。

  「皆さん、西武ドームには絶対行くな!」
  「チケットは持たずにとなりの遊園地*へ行け!」

だってねえ、奥さん、
祝日開催でお客さんが3,200人っすよ、たったの3,200人ぽっち。
四捨五入すれば3, 000人。これがどれくらい寂しく侘しい状況かというと、

   川崎で ロッテ南海 最終戦   

一句詠んでる場合じゃないけれど、埼玉県民からも埼玉とさえ認められてない
最果ての湖の寒風吹きすさぶ、鈴木(健)*じゃ柵越え不可能なだだっ広い
鹿島施工のテントの下に、身を寄せ合うように、たったの3,200人だかんね!
しかも1日3試合の延べ人数!2試合3試合ハシゴした人数はダブルカウント!

昨年X王者のオンワードスカイラークスと、いつのまにか巨人軍化しつつある
オービックシーガルズが登場する祝日だというのに1試合平均千人ちょい。

祝日で高校も大学もほとんど試合が無いのに1試合平均千人ちょい。

お兄さん、そりゃスポンサーも続々降板するはずっすよ。堀江*みたにな漢、
滅多におりませんって。北海道の劣化ウラン弾絵本高校生だってそこまで
ボランティア精神旺盛じゃありませんよ。

今年からXリーグが放棄した、ワンちゃん広場の附属施設、大井第2球技場の、
実質関西学生2部扱いの関東学生Aブロックのそのまた下部組織のBブロック*
よりも客が少ないってどういうこっちゃ?
要するに

   Xリーグ < 東海 < レッドチキン < アホウセイ < 横国 

つまり、   

   Xリーグ < 関西学生2部リーグ

っつうことか?

冷静に最近のライスボウル*を鑑みるに、上の不等式を強く否定できないことに
気づいてしまったけど(笑)。

つまり西京極陸上競技場の隣の補助グランドや、宇治太陽が丘球技場Bで
やれっちゅうことやね、了解。まあ、それでも立派すぎるかもしれないけどね。

 関東のXリーグは西武ドームを使ってまで「お客さんに来て欲しくない」のであれば、
駒沢補助グランドあたりで泥んこになっとれっちゅうこと。
 
 スタンド付の「コマニ」こと駒沢第2球技場は、集客力に勝る関東学生様がご利用
になられるんで、隣の単なる泥んこ広場でやって下さい。正味の話、鈴木(健)じゃ
スタンドまでファールを届かせるのも難しい西武ドームよりも、補助グラの方が迫力
があって観客(≒偶然ワンちゃんの散歩に来た人)にはいいかもよ。

 ちょっとまじめな話をすると、平日に世界一観戦しにくい人類史上最悪の構造物
東京ドームで開催された鹿島ディアーズvsIBMの試合と、オービックシーガルズvs
富士通フロンティアーズの試合は、それぞれ一試合開催(昼間に下部リーグは使用)
ながら、ともに約4,000人の観客を動員している。

 ついでに日産スカイライナーズとクラブハスキーズのアメフト界勢力図に今のところ
何の影響も及ぼさない一試合開催でさえ東京ドームに2,600人、無理やり四捨五入
すれば3,000人というちょっとしたイベント並みの観客を集めている。
 
つまり、集客力でいえば、開催場所と時間が違うだけで

 オンワードスカイラークス(X王者) < クラブハスキーズ(いまだX未勝利)

という不等式さえも成り立つのである。

 今、Xリーグはピンチを自覚したのか、水面下で大改革を進めている模様である。
その考え方の基準に是非、「お客さんありき」を置いて欲しい。
 「アマチュア」という言葉に甘えるのは勝手といわれればそれまでだが、当該競技
の国内トップ団体だと自認するのであれば、構成チームのお家事情の平均値をもって
改革が行われてはならない。

 そういう改革は、トップのチームを平均値に近づけるベクトルにしかならない。
 決して平均値のチームをトップのチームに近づけるベクトルにはならない。

お客さんのことを考えるならば、選手もチアも、

 「西武ドームには絶対行くな!」

である。それが中長期的な目を持つまでも無く、選手・チア自身のためになる。

 さあ、Xリーガー達よ、君達には堀江*がついてるぞ!漢だったらストライキだ!!!
 
 チアもディアー君もシーガル君もついでにジェームス君 も*西武ドームなんか行かず


 西 武 園 遊 園 地 で ア ト ラ ク シ ョ ン に 出 よ う ! ! !


 ア メ フ ト よ り も お 客 さ ん 多 い ん じ ゃ な い か な (笑)



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*西武園遊園地:
Xリーグの当日試合チケット半券を持ってゆくと遊園地やユネスコ村が割引になる
キャンペーンが行われていた。

*鈴木(健):
浦和学院→西武ライオンズ→ヤクルトスワローズと同姓同名の偉大な打者。
 
*堀江*:
堀江社長は実は某Xリーグ強豪チームのスポンサーでもあらせられる。

*関東学生Aブロック、Bブロック:
 ・Aブロック
   早稲田大学 人生125年説な大隈重信
   法政大学 石斧
   日本体育大学 金色熊
   明治大学 蛇尾鷲
   立教大学 日本フットボールの父
   横浜国立大学 賢い勇敢なワンちゃん
   一橋大学 なりきりハーバード大
 ・Bブロック
   専修大学 芝刈機
   東海大学 海神
   中央大学 あらい熊
   関東学院大学 マイアミの竜巻
   慶應義塾大学 工事が終わるとベランダになぜか据え付けられてた一角獣
   日本大学 不幸せの赤い鳥
   東京大学 京大を意識しまくって命名された戦士達
  
*ライスボウル:
 1月3日に開催される日本一決定戦(X日本一vs学生日本一)。
 フットボールの形状が日本の主食お米に似ているためライスボウルの名称。
 ここ数年は関西の大学がXリーグ代表を破って日本一になっている。
 関東の大学はその前段階の大学日本一決定戦甲子園ボウルで関西代表
 に全く歯が立たず、テレビ放送付で公開処刑されている。
  
*ディアー君、シーガル君、ジェームス君:
 鹿島ディアーズのマスコットのディアー君。
 オービックシーガルズの表マスコットのシーガル君。
 同裏マスコットのジェームス君。
 特技は三匹とも「怖い顔で子供を泣かせること」。


怪鳥巣立ちの秋 (鹿島vs学生援護会@西武D 展望)

2004年09月21日 | Weblog
《Xイーストディビジョン `04.9.25 @西武ドーム
  鹿島Deers vs 学生援護会ROCBULL 展望》


 学生援護会のニックネーム「ロックブル」とは、巨大な怪鳥ロック鳥と
雄牛からイメージされた造語。ロック鳥は、ヒナを育てるときゾウをも餌に
するという。

 そして怪鳥ロックブルの名には「カモメを喰う」転じて「シーガルズを倒す」
という決意が込められている、そうな。

 ロックブル命名当事のシーガルズは、リクルートシーガルズ。同業者として
「デューダ、B-ing越え!」の願いも込められていたことだろう。


 さて、ここで問題です。

 
 『ロックブルはX1部で過去何勝したのがベストシーズンでしょうか?』


しばしば強豪に「あわや!」という肉薄を見せるロックブル、

春にはパールボウル優勝の鹿島に三点差の大接戦を演じたロックブル、

本場米国アメフトコーチ界の重鎮、ジョン・ポントコーチが鍛えたロックブル、

貴乃花のお兄ちゃん*よりは強いはずの元横綱輪島率いるロックブル、

大学名に偏りはある*(笑)ものの、有名選手の同窓会だぞ、ロックブル、

そして応援席はギャルママの同窓会(笑)だぞ、ロックブル。

ちょっと違うのが混じっている気もするが、何勝したのが最高かというと、
これが驚き


 たったの2勝ぽっち!


筆者はてっきり3~4勝はしていたと思っていたが、正直意外な数字である。

 「何で勝ってないんだろ・・・・!?」

と筆者と同じく多くの人が一瞬考えたはずである。そして「何で勝てないのか」
多くの人にこれまた一瞬でわかったってしまったはずである。そして、
「何で勝てないのか」、多くの人がきっと口には出さないのだろう(笑)


   まあ、「デューダ」というより「ガテン」だからさ (笑)


ちょっと意地悪過ぎたかもしれないが、この秋シーズン緒戦、残り8秒からの
TDパスで劇的逆転勝利を飾った勢いのままに、一気にプレイオフトーナメント
まで突っ走ってほしい。

そうしないとセントラルディビジョンのカモメは喰えない。

学生援護会ロックブルとオービックシーガルズが誇る

  「 黄 色 い 叫 び の お 母 様 」 と 「 い し や ま の お か ん 」

                 (↑表記の違いに特定の意図は無し)

というアメフト界屈指のライバル対決(笑)が実現するもしないのも、
まずは怪鳥が春よりも脂の乗った秋の鹿を喰えるか否かにかかっている。

皆さん、是非応援に行って下さい。筆者は別に関係者でも何でもないけど。
西武園遊園地との全く相乗効果のないタイアップ企画もあるようなので。
もちろん筆者は行きません(笑)。遠いので。「じょるだん」で調べると
それ程遠くもなかったが、所沢というだけで遠い感じがするので。

気がついたら今回対戦相手の鹿島に触れてない・・・・。
まっ、鹿島については最近妙にエンターテイナーな板井選手による
「この試合の見どころ」*を読む方が面白いので、そういうわけで宜しく。


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*貴乃花のお兄ちゃん:
若乃花は相撲引退後、一時Xリーグの強豪、オンワードスカイラークス
に所属し、オンワードスカイラークスでさえちょい役しか与えられない立場で
メディアの都合上、NFLへチャレンジしたことがある。

*大学名に偏りはある:
なんてったって帝京大

*「この試合の見どころ」:
www.kajima.co.jp/deers/game/nextgame/20040925-rocbull.html


「がんばれ、タカハシ!」  (オービックvs富士通@東京D)

2004年09月17日 | Weblog

《`04.09.15 オービックシーガルズ27 - 富士通フロンティアーズ24 @東京ドーム》                 


一昨晩、東京ドームに凄いモノを見た。
人類史上最高に見にくいといわれる東京ドームにもかかわらず、凄いモノを見てしまった。

対応&機転の利かなさ人類史上最悪なシミズの警備員&整理員ではない。

富士通フロンティアレッツの「Yさん」(←ほぼ名指し)でもない。

はたまたアメフト界のつぶやきシローこと、「板Pのつぶやき」*の鹿島WR板井選手や、
アサヒ飲料RB中村多聞(さそり団、聖ペテン協会)*にまで恐れられるアメフト界の第一人者、
オービックシーガルズのハート&ソウル、

 「 い し や ま の お か ん 」 (笑)

でもない。

もちろん、この日のサンバカーニバル軍団でもなく、立ちっぱなしで後半は安らかなスマイル
だったサンバ軍団の打楽器爺さん(ホンとヤバそうだった)でもないのはいうまでも無い。

 散々引っ張ってまで何が凄かったのかというと、 シーガルズのQB高橋(#18)。
いや、何が凄かったかって、相変わらずデカイ(187cm/97kg)ではなくて、

    ブ ー ツ レ ッ グ 多 用 ! *

    し か も ネ イ キ ッ ド ! ! *

お ま け に 走 っ て タ ッ チ ダ ウ ン ! ! !

これがどれほど凄いことなのか判らない人には判らないかもしれないが、少なくとも対戦相手の
富士通フロンティアーズがスカウティング(偵察・分析)段階でノーマークだったのは確かだろう。

また、スタジアムが「Xベアプレゼント」の当選番号発表の次に沸いていたことから見て、
Runner高橋(←またも爆風スランプ)がアメフト界にプチ衝撃を与えたのは紛れもない事実
である。投げるオフェンスライン、固定式大砲といわれたあの高橋があんなに積極的に走るとは、
否、走ろうとする(笑)とは!

 思い起こせば高橋があんなに走ったのは、否、走ろうとした(しつこいかな)のは一体いつ以来
のことだろうか?Xリーグ入り後でないことは確かだとして、すでに半分レッドチキンズ化しつつ
あったS竹御大(殿堂入り式典→ご欠席)の晩年以来か・・・・!?

筆者、ただいま必死に記憶を手繰るのだが、高橋があんなに走ろうとしていた思ひ出はない。

え~っと、走る高橋なんて見たのどこ以来だったっけなー・・・・
川崎球場の「お好み焼」だったか、兵どもが夢の跡、夢の島競技場の「月島もんじゃ」だったか、
等々力硬式の「全部乗せうどん」だったか、要するにぐちゃぐちゃでこんがらがった記憶しか出て
こない。

ひょっとすると高校以来だったか?という気もしてきたのだが・・・・筆者がQB高橋の高校時代を
ほとんど見ていない以上、そもそも思い出せるはずもなく・・・・

・・・・

 あっつ!そうだ!食べ物とチキンで思い出したよ、ありがとう、レッドチキン(何のことやら・・・)。

 そう記憶が確かならば、あれは、「わかばの唐揚げ」以来だ!


    日大一中 42 vs 江戸取中 0  @立教高校(現:立教新座高校)


 時は平成、右肩上がりの昭和が終わり、不確実性の時代が始まった最初の年に、子供に
混じった大人のような、泥だらけの相手を何人も引きずる高橋少年(というにはデカ過ぎ)
の姿があった・・・、はずである。

「はずである」と書いたのは、当事偶然現場にいた幼き日の筆者(当事ノーブラ)には、
この日の後の重要性など理解できようはずもなく、というよりもむしろ、時代よりも
不確かに転がるピーナッツ型のボールの行方より、SIC*の高校生のオニイさんが地面に
ファンブルした

”今そこにある唐揚げの危機 ”

に気を取られていたために、一昨晩の東京ドームよりはるかに見やすいグラウンド
で何が起こっていたのか、巨大な高橋少年がどのような偉大な足跡を関東ローム層
に刻んでいたのか、正直あまり覚えていないからである。


今からさかのぼること15年以上も前に行われた、単独中学校同士による

 11人制、4Q制、フルスタイル、フルタックルのアメリカンフットボール。


今思えば、凄いモノを観ていた・・・はずだった、としみじみ思う。

その日のRunner高橋少年が踏み出す1ヤードは、日本アメフト界が確かな未来に踏み出す
歴史的な1ヤードになってしかるべきだったのだ。

 しかし、バブル景気に浮かれてか、今では信じられないスポンサーがアメフト界に
簡単に大金を落としていたからか、埼玉の田舎(失礼!)で茨城のちゅうぼー(失礼!)
と泥まみれになった高橋少年の偉大な1ヤードなど、当事のお偉方の視界の片隅にも
映らなかったのだろう、高橋少年のビッグゲインに続いて、アメフト界のお偉方が
アメフトの未来へ向けて、着実なゲインを続けようという意志のかけらも見えなかった
のである。

今よりもずっと読み応えのあったタッチダウン誌で、高校選抜戦の前座として書かれた
わずか2~3行が、この本来であれば「日本アメリカンフットボール年表」に太字で大書き
されなければならなかったはずの試合に関する活字の全てだったと思われる(独断)。

 ともかく、その日以来、すくなくとも関東で中学の単独チーム同士による、フルスタイル
フルタックルのアメリカンフットボールが行われた、という話は寡聞にして聞かない。
また、中学生も含めたいわゆる競技の裾野が順調に拡大している、という報告も、最近まで
とんと聞かれない(近年某社中心に進むフラッグフットの普及には多少望みがあるようだが)。

 そして、大学や社会人に比べて裾野が異常に小さい競技人口の、まるで鍛えられた
フットボール選手の上半身のようないびつな逆三角形は、「アイシールド21」が
少年ジャンプで微妙な人気を博し、テレビアニメ化の噂まで聞こえる今この時に至っても、
何ら変わるところがないのである。

 そう、あの日の「わかば」達は、そのまま名も無き路傍の雑草のように忘れられてゆく
運命だけは確かだったのである。

 しかし、あの日の「わかば」は踏まれて踏まれてグラウンドの端に生きる雑草のような逞しさで
15回以上の冬を超え、第二回ワールドカップ日本代表チームのQB*という大輪の花を咲かせた。

 この日本人離れした文字通りの大輪の花が、これからアメフトの未来にどんな果実を実らせて
くれるのか、Runner高橋が走るその先にある日本アメフト界の未来が実りあることを祈って
私はあの日の幻の一戦を「チキンボウル」(笑)じゃなかった、


   「 わ か ば ボ ウ ル 」


と名付けて、せめてここに記しておきたいと思う。


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表題「がんばれ、タカハシ!」は青春王、爆風スランプの名曲より。

  *板Pのつぶやき、さそり団、聖ペテン協会:
  知りたい物好きな御仁は、「最初はgoo」か何かで検索するべし。

  *ブーツレッグ:
  RBのランプレイに見せかけた後、ボールを身体の陰に隠したQBが逆方向に走る作戦。
  ボールを隠すQBの姿が、禁酒法時代「ブーツ」に酒瓶を隠して運んだ様子に似ている
  ことからこう呼ばれる。QBはブーツレッグからパスを投げる場合とそのまま走る場合
  とがある。機動力の高いQBが得意とする作戦である。

  *ネイキッド:
  直訳すると「裸」。防具を着ていない、ということではなく、QBを護衛するための
  味方のブロッカーがいない、という意味である。QBが一人だけ他の選手と違う方向
  に走るため、ディフェンスにとっては見破るのがやっかいであるが、反面QBに機動
  力がないと、丸腰でディフェンスのタックルを受けてしまうという危険を伴う。

  *SIC:
  高校の埼玉・茨城・千葉地区のこと。
  試合会場の一つ立教新座高校から道を挟んだ向かいにあるお弁当屋さん「わかば」
  の唐揚げは若きフットボーラー達に大人気!これを目的に試合にかけつけるOBも
  いるとか。

  *第二回ワールドカップ日本代表チームのQB:
  (データは全て2003年当時)  
  QB #5 波木 健太郎  185cm/78kg 21歳  早稲田大ビッグベアーズ 
  QB #13 冨澤 優一   180cm/76kg 29歳  オンワードスカイラークス (日本大学卒)
  QB #18 高橋 大介   187cm/98kg 28歳  オービックシーガルズ (日本大学卒)

未完の大器 関学QB出原の苦悩 (←タッチダウン風見出し)

2004年09月15日 | Weblog
          《QB尾崎、Xリーグ入り決定!万歳記念稿》


 アメフトファンの間には、
「 関 学 の デ カ イ QB は ×」
という、いいふるされた「定説」がある。
  
デカイに基準線を引くならば、常識的に身長180cm以上ということになるだろうか。

 それを知ってか、かつて関学で天才と評されたQB尾崎(‘04年10月~鹿島)は、
プロフィール欄の身長を「179cm」と記していた。
実際は180cmあるのかもしれないし、はたまた178cmなのかもしれないが、関学のQB
として大成する上限値を記していたあたり、さすがは本質を見極める天才である。

 その尾崎に先駆けて、ジンクスを打ち破ったかに見えたのが現IBMのQB岡村(186cm)
であるが、04秋緒戦の鹿島戦での落ち着かないQBingを観るにつけ、やはり古くからの
「定説」には耳を傾けるべきだ、との思いを新たにさせられた。
 
 さて、現在進行形の関西学生リーグでは、尾崎の後を受けたQB出原(182cm)が
「定説」の前に苦悩している。
一学年上のQB河野(176cm)からエースの座を奪い切れずに2年が過ぎようとしている。
さらに、関西学院高校を昨年高校日本一に導いた二人の好QB(当事:高校3年・2年)が
二年連続でファイターズに入部してくる(であろう)苦境に立たされている。

 出原選手は入部時から大器と噂され、尾崎が卒業(卒業オメでとう!)した後も、
「関学のQBはしばらく安泰だろう」との期待を一身に背負っていた存在である。
今後、尾崎選手らと並んで関学史上有数のQBに育っていって何の不思議も無い。
当然、周囲もファンも、水野のオヤジ(!?)以外はそれを期待していることだろう。

 しかし、尾崎選手と違う点があるとすれば、それはスタンドからでも「180cmを超えている」
ことがわかってしまう点である。

 つまり、

「尾崎式逆サバ読み」は使えないという苦悩が・・・。

(ナンだそりゃ?)

アメフト界の呪いとは・・・・ (中央vs慶應 @大井第2)

2004年09月14日 | Weblog
≪`04.9.12 慶應義塾大学ユニコーンズ34 vs 中央大学ラクーンズ17 @大井第2≫


 2004年9月12日(sun)、大井第2球技場の狭すぎるスタンドを満員に埋め尽くした
約千人の変わり者達は、

  「 今 年 も 呪 い は 解 け な か っ た か ・ ・・・ 」

とため息をついていた。
 
 その呪いとは、

 「某同人誌が特集したチームは秋の初戦からコケる」

という関係者にはまことに恐ろしい、一般世間からはまことにどうでもいい呪いである。

 古くは今回の勝者である慶應大が、QBプリンス井上(現トーマス井上@Obic)を擁し、
攻守に大型ラインをズラリと揃え、「すわ甲子園か!?」と騒がれ始めた矢先、
某同人誌の特集にあってしまい、秋初戦から歯車が全く噛み合わず、ついには指定席と
思われていたプレイオフ進出枠をも逃すという

  「”革命者ユニコーンズ特集”の悲劇」(山川用語集頻度4)

という歴史を経験している。
  
 今回この呪いに挑んだのが、ご存知中●大学であった。
 あらかじめ断っておくと、筆者は中●に大して何の恨みもない。
 ましてや、木の陰で捕まった者でもない(←何のことかわからなくていいです)。

 詳細や観戦記は他に譲るとして、結果を書くと、中●は下馬評通りのタレント力
で局地戦では慶應を制圧しながらも、終わってみれば17-34のダブルスコアで敗北して
”しまって”いた。

 そう、アメフトは得点を競う時間制のゲームなのである。

 ちなみに相手の慶應は、関東アメラグローカルルールを遵守したのか、Losから50ヤード
投げられるQBを擁していながら、15ヤード以上のパスを一度も投げず、投げようとする
そぶりもみせず、ディフェンスに至っては、WRのステップについて行けずにスリップしたCB
が、クビをかしげて笛が鳴るまで立ち上がらない、立ち上がろうとするそぶりもみせない、
という余裕十分の戦いぶりであった。

 なんだか中●の選手が昔のどこかの邦(くに)の陸軍みたいでかわいそうになってきた。

 ここは確かに関東、関東アメラグローカルルールに自主規制されているのは事実(断言)
だが、毎年豊富なタレントを擁する中●に、むしろそういう旧弊は打ち破ってもらいたいと
勝手に思っているのだが・・・・。

 噂によると、近年、附属高の有望選手が相次いで大学で体育会に入らない、という年が
続いているらしい。
 こんなことは、伝聞推定で部外者があれこれいうことではないのかもしれないが、
残念ながらたった2時間だけで、全部わかってしまったような気がするなぁ・・・。
 
 実際問題、このまま附属高に敬遠されて、この前までの誰かさんのように、

      日大学部別リーグ > 赤い鳥
  
になったらシャレになりませんぜ、真面目に。そして今のまま推移するのなら、そう遠く
ない将来、  
 
      デ●ボマーズ > ラクー●ズ   (笑)
 
という不等式が、座標平面のようなフィールドの上で実証されている可能性は
誰にも否定できないだろう。実は1990年ごろまで、ラクー●ズは体育会として
大学から認められていなかった、驚くことに同好会扱いだった、つまり

      ●邦大レッドレ●ダース

より格下だった、という豆知識もあることだし。
     
 中●がこのまま順調に縮小均衡(笑)し、2部と行き来するようになったらはっきり
いって日本アメリカンフットボール界の損失である(大げさに書く)。
 
 そうならないように、もう一度アメリカンフットボールで勝つためにどういう組織を
作るべきなのか、リアリズムに徹した試行錯誤をして、そう遠くない将来、東から天下を
獲ったリアリスト徳川家康のように関ヶ原を越えて*欲しい。
それができるだけのタレントは今ならそろっているはずである。

 思えば今回の勝者である慶應も、木の陰で捕まった(いまさら蒸し返す)後、加速度的
に弱体化し、2部に落ちていたこともある。崩れるのは速いのである。

当事危うく、
  
      ダッ●ス > ユニコー●ズ

それどころか、

      アウ●サイダース > ユニコー●ズ 

というところまでいったとさえ言われている。ただし、言っているのは私だが(笑)。


 ところで、今回情報*によると、中●は、「呪いを打ち破るためには宗教で対抗しよう」
ということなのだろうか、「中●魂」教のもとに団結していた模様である。さらに一部
構成員は剃髪するという信仰の篤さだったようであるが、学生仕込みのにわか新興宗教
では強大な呪いの前には無力であったといわざるおえないだろう。

 何れにしても、内輪で「中●魂」を唱えるだけではアメフトの「ゲーム」には勝てない、
ということがはっきりしたあかつきに、

     ラクー●ズの皆さん、外に向かって声を大にして唱えましょう!

     ついでに付属高の皆さんも唱えましょう!

       
    『 フ ァ ッ キ ン ! タ ッ チ ダ ウ ン !! 』と!(笑)



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   * 関ヶ原を越える⇒甲子園ボウル(大学日本一決定戦)に出場する。
   * http://www.●u-raccoons.com/

D cup bowl of Dreams

2004年09月10日 | Weblog
≪ シーズン開幕 & Blog開設 万歳!稿≫


 ご存知大御所フットボールジャパン(Football Japan http://www.footballjapan.org/)
のホームページに

  >ワールドカップ2連覇、世界をリードする
  >日本フットボール界は1点、1秒がシーズン
  >を左右するサバイバルフィールド。Xリー
  >グ、カレッジ、ハイスク、ぜひスタンドで声援
  >を。決戦は1月3日。

とある。

 さっと読み流してしまえばどうということもないヘッダーなのであるが、
実はここに日本アメリカンフットボール界の根本的な問題点のヒントが隠されているのだ。

 いや何も、「>世界をリードする」、に大人気ない突っ込みを入れたいわけではない。
 
実際、北米大陸を除く世界(すでに非常に狭いのであるが・・・)では、日本が世界の
アメリカンフットボールをリードしている、というのはある程度言えるだろう。

 さて、改めて後半に注目していただきたい。
  
  >を左右するサバイバルフィールド。Xリー
  >グ、カレッジ、ハイスク、ぜひスタンドで声援
  >を。決戦は1月3日。
 
これだけで、ピンときた方もいるのではないだろうか!?
 
 そう、「>ハイスク」の部分である。

 べつに女子高生モノエロサイトと見紛う記載だ、ということが問題なのではない。
そういうことにこだわれば、むしろこのブログ自体が問題だ。

 くだらない話はさておき、結論を書いてしまうと、
 
  「 ハ イ ス ク の 試 合 に ス タ ン ド は な い 」 のである。

少なくとも関東の地区予選では。華の都大東京も、神奈川も、SIC(埼玉千葉茨城)も、
オマケに静岡も。

 静岡はオマケなのか?北海道は!?という真っ当な指摘は都合によりスルーし、
なおかつ、「●●高校のグラウンドには一応3段のベンチがある。スタンドの定義は?」
などの揚げ足取りもスルーする(意味無く韻を踏んでみた)。
 
  「 関 東 の 地 区 予 選 は 全 て 学 校 の グ ラ ウ ン ド 開 催 」

 このヒントから、どういう問題点を抽出し、どういう論を展開し、そしてどういう行動に
結び付けてゆくのかはその人の立場や情熱や実力によって千差万別であろうが、日本の
アメリカンフットボールは関東学生リーグが70周年(のわりには世間的にはあっさりスルー
されているどころか、当の選手にそんな意識はサラサラなく、オジさん達が内輪で・・・略)
を迎えているように、長くは無いが決して短くも無く、競技の周辺環境を整備改善してゆくためには
十分な時間があったということは念頭に置いておきたい。

 そういう時間を経てなお、

 「 関 東 の 地 区 予 選 は 全 て 学 校 の グ ラ ウ ン ド 開 催 」

という高校アメリカンフットボールのFactを確認して今回はおしまいとする。

  余談1:関東大会、関西大会、は「東日本大会」、「西日本大会」、に改称するべき!
  余談2:日大三高のグラウンドは人工芝の鎧球専用。是非「●●ボウル」という愛称を!
      もし必要とあれば、「D cup Bowl」のネーミングをお譲りしてもよくってよ♡