遊文堂ぶろぐ

天下御免の落書文章サイト、のブログ版です。取り立てて見る程価値のあるものは御座いませんが、ごゆるりと(管理人ドモ)

キングコング/映画

2005-12-27 00:50:06 | ドモの映画感想
 今まで何度も述べてきたように、こういうお祭り映画は大好きです。だからやっぱり期待していました。監督が指輪のピーター・ジャクソンというのも大きい(俳優のアップが多くて気になる以外は自分と趣味が似通ってて、好きな監督です)。
 さてさて感想ですが、概ね楽しめました。見終わった後に、あぁ観て良かったと、いまだにドキドキする胸を押さえながら映画館を出るのって久し振りですね(映画館自体、行ったの久し振りですが…)。
 下馬評で冒頭が長いっていうのを聞いたのですが、確かに長い。島に着くまでにも紆余曲折のドラマが展開されます。評論する立場の人には格好の隙ですが、僕は特に不要とも思いませんでした。時代設定の印象づけ、それぞれの登場人物がどんな思いで船に乗ったのか、船の設備等、全てがラストに至る為の必然性に繋がっています。不要な点も少しはありましたが、まぁ味付けとして許容範囲でした。僕自身、この時代設定が好きなことと、にぎにぎしい展開を好む性格のせいであるという気もしますが…。
 肝心の特撮(CG?)ですが、これは凄かった。話題にあがった恐竜との戦いを始め、スピード感、パワフル感と共にド迫力の一言。シチュエーションからしてシュールなだけに、それを本気で展開させると脳天に効きますね。あまりの凄さに少し吹き出してしまいましたが、これは観る価値があります。絶対に映画館で観なくてはなりません。
 唯一いただけなかったのは、虫。これには泡噴いて失神しそうになりました。これはマジできつい。残酷描写は殆ど無いものの、これは子供に見せられない。下手なホラー映画より数十倍怖くて気持ち悪かったです。他の部分が子供にも見せたい内容だっただけに、非常に勿体なかったです。
 そして舞台はニューヨークへ。基本的には原作を忠実にリメイクしているみたいで好感持てます(白黒時代の原作観てないが…)。内容が有名なだけに、結末を知っているだけに、ラストに着く前から妙に切ない気分になりました。思うに『キングコング』って、原作の時点でかなり優れた映画だったような気がします。プロットが秀逸すぎる。その持ち味を崩すことなく完璧にリメイクする。これはなかなか大変なことで、指輪を完璧に映画化したピーター・ジャクソンにお鉢が回ってきたのも頷ける気がしました。リドリー程じゃないけど、あんた凄いよ、ピーター。
 この映画、何が良かったかというと、やっぱり特撮でした。そして『キングコング』を改めて見直したこと。ギャグあり涙あり、のお祭り映画としては最高の出来と言えます。皆も見に行った方がいいですね。映画館へ。
 最後に気になる点ひとつ。
 『キングコング』の予告編観た時、コングの足跡を聞いて主人公が驚くシーンがあったように思うのですが、あれはカットされたのでしょうか。
 もしかして指輪みたく完全版のDVDが出るのでしょうか。
 だとしたら、買って観たい気もします。
 買ってみたい気もしますが…。
 でも虫が…。

cosmic玩具@終着点へのトラックバックです。

引越2

2005-12-25 15:59:59 | ドモの日常劇場
年末の忙しいころになって、今年2度目の引越をしました。
社員寮を出て、初めて東京での一人暮らし。
環境は良いものの、必要なものが結構足りないことに気付く。
果たして生き延びることができるか…。
年末近くて不安。