遊文堂ぶろぐ

天下御免の落書文章サイト、のブログ版です。取り立てて見る程価値のあるものは御座いませんが、ごゆるりと(管理人ドモ)

ゲーム/プリンス オブ ペルシャ ~時間の砂~

2004-09-05 01:40:58 | ドモの娯楽感想
プリンス・オブ・ペルシャ~時間の砂~ (ソニー・コンピュータエンタテインメント) - goo ゲーム
 またまた酔っぱらっているので、手短に行きたいところです。
 更新が止まって久しい昨今ですが(エッもう九月?)、忙しくって更新できないはずなのにゲームする暇があるのか、と問われる向きも多かろうと思います。実際やってる暇はねぇんだよ。
 でも、数ヶ月前から長々と待ってたゲームなので、寸暇を惜しんでプレイしています。
 何故に長々と待ってたか?問われて名乗るも烏滸がましいが、1作目が大好きなのです。
 今回プレステ2で出たペルシャは、シリーズの2作目に当たります。1作目は、むかぁし、パソコン版で出て、様々な機種に移植された名作アクションゲームでした。それまでのアクションゲーム主人公の様に、高いところから落ちても平気の平左で真正面を見つめる単調なキャラと違い(例外スペランカー)、高いところから落ちると、両手で衝撃を受けながら踏ん張ったり、無惨に即死してみたりと、異様なまでにリアルな動きが印象的なゲームでした(どちらかというとキモイ系でしたが)。
 何が面白かったか?それは、反射神経も必要ながら、あくまでも理詰めな攻略が必要なところでした。パズル的要素を持つトラップ(全て即死系、少しR指定)を、歩数とジャンプ距離を測って、タイミングで解く達成感には、何にも代え難いものがあります。それを制覇した上でのタイムアタックにも燃えるものがあり、猿のようにやり込んだ記憶があります。
 そして、2作目。このゲームこそ、ゲーム熱が若干冷めかかっている中年の自分に、新たなゲーム熱の息吹を注ぎ込んでくれるのではないかと勢い込んで購入しました。内容としては、純粋3Dアクション。今となっては引っ張り感が薄いですが、全作も純粋2Dアクションだったことを考えれば、文句も出ません。
 プレイした感想。段階を追って行きますと、最初はバタ臭いディズニー系キャラに辟易(嫌いじゃないです)、次に3Dアクションの操作方法に辟易。でも、壁走りが何やら良さげ。そして、マハラジャの宮殿に潜入し、超絶的な断崖を渡り巨大な仏像を目にした時…、ハゥッ、このゲーム面白い。となりました。
 冒険してる気分が、心身に充満してきます。すっげぇ楽しい。
 そして、アクションもいいです。3Dアクションは、操作に関わる要素が多く、基本的に取っつき悪いものが多いですが、これは違う。移動アクションは二つのボタンしか使わないし、何よりも角度などの補正が強く働いていて、多少の操作ミスは許容範囲となっているところが素晴らしい。具体的に言うと、バーなどのオブジェに向かってジャンプする際、多少操作方向が違っていても、正しい方向にジャンプしてくれるというもの。ぬるいですが、かなり気分は良いです。ていうか気持ちいい。
 それでいて、きちんと歩数を合わせたりする理詰めな攻略法も健在。文句の出しようもありません。ネックの様に思われた、一対多数との戦闘も、一作目とは格段に違う主人公のスペックの高さにより、チャンバラ活劇の主人公のように動くことができ、寧ろ快感さえ感じる始末。たまにバッサリ切られますが、敵のやる気がないのか、攻撃頻度は少なめ。そういう、主人公を動かす爽快感を優先している辺りも心憎い。
 基本的に一発死の多く、ヒントの少ない難しいゲームではありながら、一発死のゲームオーバーを回避できる時間巻き戻しや、重要オブジェクトを教えるカメラアングル、攻略法を事前に少しだけ教える予知能力など、ゲームの節々に万人がクリアできる心遣いを感じさせる、好感度の高いゲームでした。
 いやあ、アクションゲームって素晴らしいです。これを機会に皆さんプレイしてみては、いかがでしょうか。きっと刀を持って暴れてみたくなることうけあい(アブね)