宝満山研究会(山岳宗教遺跡の保全と研究)

大宰府の北東に聳える宝満山の歴史的価値を掘り起こし、山の保全を考える会です。

菅谷先生と修験道

2009-11-23 | Weblog
「祈りの山 宝満山」の講師であった菅谷先生は
長く橿原考古学研究所でのご活躍された後に、
滋賀県立大学で教鞭をとられて昨年の3月に
めでたくご退官されました。そのお祝いの宴は
京都のホテルで開かれて300名以上が参集した
とてもにぎやかな会であったのですが、
会の終盤でちょっとびっくりする展開がありました。

先生は山の考古学会に籍を置かれ、世界遺産となった
熊野古道の大峰山関連の調査に長らく従事されていました。
その関係からか大峰山当山派の方々が壇上に現れ、
先生に「正大先達嶺寶院文則」の称号と山伏の
装束一式を授与するという趣向があったのです。
そして大団円は修験者となった先生が
壇上で挨拶されるという仕儀でした。
考古学会広しといえど先生ほど修験道世界のことを
語ることのできる先生はいらっしゃらないでしょう。
その目からみえた宝満山についてもう少し
お話しを伺いたかったところです。

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