宝満山研究会(山岳宗教遺跡の保全と研究)

大宰府の北東に聳える宝満山の歴史的価値を掘り起こし、山の保全を考える会です。

平成29年 宝満山峰入り行事 その3

2017-05-19 | 行事
中宮を過ぎると梵字岩で礼拝し、女道を辿り座主跡のキャンプセンターに到着。
ここでお昼となりました。

12:50
出立前にここで恒例の「山の歴史」講話の時間。
新宮の永福院さんより信仰の山としての宝満と仏の世界、
本会より史跡としての宝満山について解説させていただきました。


その後、水場を通り仏頂山へ。



ここで山の開祖「心蓮上人」の祠で勤行がおこなわれました。

(つづく)

平成29年 宝満山峰入り行事 その2

2017-05-19 | 行事

行きは一般の登山客も交じって100名近い集団に・・・


「今日は福岡ドームもタワーも見えんねぇ」
殺生禁断碑の上の見晴らしの場所から見た福岡平野はPM2.5のせいかカスミ気味。
しかし良いお天気です。例年になく涼しい乾いた風が新緑の山を心地よく吹き抜けます。


中宮跡で勤行です。ここは近世の坊跡群の中枢施設であった講堂の跡地。
巨石の前に石棚があり顔が削がれた十一面観音さんが上げてあります。
先達より廃仏毀釈で荒廃した山の歴史が参列者に語られ、般若心経の読経がおこなわれました。

(つづく)