宝満山研究会(山岳宗教遺跡の保全と研究)

大宰府の北東に聳える宝満山の歴史的価値を掘り起こし、山の保全を考える会です。

宝満山研20回例会は山遊び

2009-04-25 | Weblog
本日、お天気が危ぶまれましたが、
無事第20回例会が実施されました。
10時に竈門神社に集合したのは20名。
事前説明をして遺跡解説をききながら
竈門神社に参拝しつつ登山道を辿って
本谷礎石群(推定六所宝塔跡)まで移動。

出発時には太宰府市教育委員会から
文化財総合把握調査ボランティア活動の説明あり。
また、今回はTNCテレビ西日本さんの取材も。


いよいよ現場にたどり着いて
木々の概説を受けて、いざ作業開始。
この周辺はヒサカキ、タブ、イヌビワ、
クヌギ、ヤブニッケイ、コシアブラなどの
広葉樹の低い雑木林になっています。
中に立ち枯れた松が数本見られます。
30年ほど前は松の2次林だったそうです。
本来里山は30年ほどの周期で伐採して
手がいれ続けられ管理されてていたそうです。
今回は特別に地権者のご承諾をいただき
雑木伐りや下草刈りやひこばえの枝うちなどをおこないました。








作業後は本体の明るい森がよみがえりました。
これで元のような不法投棄場や
登山者のトイレになるなら
ちょっと考えものですが・・・




いよいよお待ちかねの山野草の天ぷら。
やはりコシアブラは新芽の時期を過ぎていました・・・
今回は事務局で事前に採取・準備していたものを揚げてます。
ケーブルステーション福岡さんの取材もありました。



最後は全員でカラッと揚がったコシアブラや
ゼンマイに舌鼓を打ちつつ昼食会。
なかなか楽しい山遊びとなりました。
ご参加の皆様お疲れ様でした。

※ケーブルステーション福岡さんでの放映は
奇数時07分~ 「宝満山研究会 コシアブラを味わう 」として
即日19:00から翌日にかけて数回ありました。
TNCさんは後日放送との事でした。