頭が痛い話・・・その1

よく漫画などで古い車が「ギーコ ギーコ」言いながら走るのを面白おかしく見ますが、3年落ちのZ33 フェアレディZが「ギーコ ギーコ」言うと笑えません。。

16年式 2.2万キロ 無改造のフェアレディZ クーペボディです。
車道から歩道に上がるときなどに「ギーコ」と音がしているとのこと。
確認してみると確かに車体をひねった時に音が出ています。 

初めは内装の組み付けかたの悪さかと簡単に考え、各部チェック  
しかし異常なし

次にリアハッチとボディ間にあるゴムパッキンの音かと考え、ハッチを空けたまま走行
しかし音が出る

もう一度内装をばらし、ハッチを空けたまま走行
やはり音が出る

んん?
音が出ているところを特定したいが、常に音が出る状態にするのは無理なんで、何とかヒントを得ようと車を触る
と、
リアハッチを開けると「ギギギギギッ」と音が出た! この音だ!!
音が出ていると言うことは振動が出ているはずなので、全神経を集中させ場所を探す・・・

あった 発見!

なんとリアフェンダー内部の少しの隙間からかすかに見える鉄板から音振が発生しています。
リアフェンダー+ルーフパネル+補強?の3枚の鉄板が重なり合っている部分が動いて音が出ている。 ハッチを開けたときも力がかかって動いているようだが・・・

リアフェンダー内部は袋状になっているので、鉄板が原因と解っていても手も足も出ません。
本気で修理をするとなるとリアフェンダー内部の1部パネルを外すか(と言ってもスポット溶接ですので、簡単には外せないです)もしくは切開するか・・・
そのどちらにしても、さすがに僕では修理が出来ません。

次に原因ですが
原因としましては簡単です。 早い話が製造時の溶接ミスでしょうね。
本来3枚の鉄板がキレイに溶接されて固定されないといけないのでしょうが、1枚か2枚か解りませんが、スポットが効いていないので板が動いてるんでしょうね。
それで重なり合った鉄板が振動を生み出し不快音となっているのでしょう。
オートメーション化された現代の製造システムでは大量生産は出来るものの、やはり万に1つくらいはミスもあるでしょう。 残念ですがこういう話です。

まあそれはそれで良いとして、何故このようになるのか?のほうが重要な問題と思いましたので、早速日産ディーラーに問い合わせてみました。
それは当然です たった3年でスポットが外れた?など考えられません。
音も不快ですし、新車保証は最長5年あります(一般保証は3年)
ユーザーサイドとしましては、当然ですが製造、販売されている「日産」さんへクレームと言う形でお話を進めさせてもらえればと思ったわけですが。。。



この裏側辺りから音が出ています

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