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徒然綴り・・・歌詞&ひとり言

恋人未満の98%問題。

2008年07月30日 07時35分24秒 | Weblog

それは昨日のことであったホジホジ。
                  ↑
             (スイカの奥の方の種を
                  狙い撃ちして格闘してるバージョン。)

婿養子を探しているK里さんの突然の要望で、俺の良く行く店へと案内し共に昼食を摂っている時に、

「Sさんからは誘ってくれないんですね。
            メールも電話も私ばっかり・・・。∬´-_ゝ-)」

と言われてしまった " 女泣かせの罪なあんちくしょ~ " な俺は、一気に高まった緊張感によって魚の骨が喉に引っ掛かり、痛みのあまり俯きながらこっそり涙目になっていた。

(いつまでもこのまま中途半端にしておけないなぁ~。彼女の人生がかかっている問題だから、そろそろ言わなくては・・・。言わなくても気づいて欲しかったが・・・。もう止むを得まい。たとえ彼女が泣いてすがっても、ハッキリ男らしく「NO」と言わなくては・・・。)

深遠なる苦しみと計り知れない彼女への思い遣りに純情な心を翻弄されながら、なにげに「ンッ。ンッ。」と喉の小骨を流し落とすべく水を飲む俺だった。

お互いに思い描く結婚生活があまりに違い過ぎる俺たちは、いつかどこかでサヨナラしなくてはいけない運命。
しかし、このような飲食店の中で魚の骨に泣きながらその時を迎えるのは、彼女にとっても俺にとっても女将にとっても喉の小骨にとっても俺の分だけ忘れ去られて付いて来なかった薄いメロンにとっても不本意に違いなかった。
(よし。彼女を送る車の中で・・・。)

駅2つ分を送る車中、途切れ途切れになりがちな会話の途切れ途切れの部分の時間に、

(もし彼女から「断るなら、理由を聞かせて。」と言われたら何と言ったら良いのだろう。彼女と俺の価値観は違うけれども、彼女なりの真剣に考えた末に出された条件を、いちいち俺が否定してしまうような流れは好ましいとは言えないような気がする・・・。)

と、この広く心優しい天使のような胸を痛めていると、彼女が言った。

「結婚の話、今はどう思ってますか。」

(来た・・・。ついに・・・。
言わなくては・・・。「NO」と言わなくては・・・。
しかし、彼女を傷つけることなく、その上、コ難しい理屈の世界でお互いを責め合うような見苦しいこともせずに、何とか分かり合うにはどう話したら良いのだろう・・・。
ハッキリ、しかも、明るい感じで「NO」と言うには・・・どうすれば・・・、どうすれば・・・。)

と凛々しい面立ちで男らしく、いつまでもモゴモゴと口ごもっていると、あっという間に彼女が降りる場所へと車は近づいてしまい、ついに痺れを切らしたように彼女が言った。

「さっき、お店の中では言えませんでしたけど、前回色々お話した結婚の条件の中で、訂正したいことがあります。
あの・・・・・・・○○○をするのは、子供を作る時だけって言いましたけど、それは・・・忘れてください・・・∬* u _ u) 。」

(なっ。
なんだってぇぇぇーーーーーッ???  んはぁ~っ ΣΣΣ(`・д・´;)))))

いっ、今なんて言ったんだ?!
マルマルマルのところだけ何度も耳元で優しく溜息交じりに言って欲しい。)

と育ちの良い少年のように素直な心で思った俺は次の瞬間、既に2人の交際を阻む問題の98%が解決されたかも知れない感の中で、真夏に相応しいハジケル笑顔となって、心の中で野山を駆け巡り、夏空に向かってスキップしながら唄っていた。

    ハイリハイリフレハイリホ~♪ 。゜+.゜ヽ(○´▼`○)ノ。゜+.゜。

そして、指定の場所で車を停めると、彼女が言った。

「また、今度、どこかに連れて行ってね♪」

「o( ≧▽≦)/ ヨッシャーッ!どんと来~~~いっ!」

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                                  --- 残るは、あと2%。---

                                     (`・ω・´)シャキーン!                                        

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