かまくらdeたんか   鹿取 未放

「かりん」鎌倉支部による渡辺松男の歌・馬場あき子の外国詠などの鑑賞

 

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馬場あき子の外国詠 12(ネパール)

2013年07月30日 | 短歌1首鑑賞

 馬場あき子の外国詠1首鑑賞 12    
                   【牛】『ゆふがほの家』(2006年刊)P95


163 カトマンズ今宵満月顔白く牛ら遊行す巷ひろらに

   (まとめ)
 牛の顔が白いのは満月に照らされているせいであろう。「遊行」は、仏教用語で「僧が修行・説法のために諸国を巡りあるくこと」の意味だが、「巷ひろらに」歩いている牛たちを遊行ととらえたところが優れている。月光に照らされて歩む牛たちは聖なるものの原点のようだ。ゆるやかな調べであるが格調が高い。(鹿取)


   (レポート)2009年8月
 今宵、カトマンズは満月である。今、牛たちは、その大きな顔に満月の月明かりを受けて、街道をゆったりゆったり歩いている。まるで我が物顔に……。「遊行す」「巷ひろらに」がミソである。(T・H)

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