かまくらdeたんか   鹿取 未放

「かりん」鎌倉支部による渡辺松男の歌・馬場あき子の外国詠などの鑑賞

 

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ブログ版 渡辺松男の一首鑑賞 2の94

2018年09月01日 | 短歌一首鑑賞
  渡辺松男研究2の13(2018年7月実施)
    【すこし哲学】『泡宇宙の蛙』(1999年)P65~
     参加者:K・O、A・K、T・S、曽我亮子、渡部慧子、鹿取未放
     レポーター:渡部慧子 司会と記録:鹿取未放


94 まぢかにみてわれふためきぬ配偶者のかおがごはんつぶから構成されている

        (レポート)
 きっかけは配偶者の顔にご飯粒が付いていたことから成った一首かもしれない。そこから作者の思いは配偶者はどれほどのご飯を今まで食べてここに至っているかというところへ広がったのだろう。また、来る日も来る日もご飯を炊いて家族を支える配偶者の顔を下句のように思ったのだろう。  (慧子)


      (当日意見)
★アルチンボルトの絵を直観的に思いました。いろんな果物で顔ができている、気
 持ち悪い。(A・K)
★私もアルチンボルトも思ったし、江戸時代の裸の力を何人も組み合わせて一人の
 顔が出来ている絵も思い出しますね。(鹿取)
★人間の顔って、ある瞬間、あっと思う時がありますよね。これまで自分が見てい
 たものと全く違うように見える時が。間近で見たんでしょう、今まで隠されてい
 たものが歴然と出てきた。下句はとても散文的ですね。(A・K)
★まあ、アルチンボルトよりもご飯粒はユーモアがあって可愛らしいですね。自分
 の子どもなんかでも、ものも言えない赤ん坊の時に、得体の知れない異星人を見
 ているような恐ろしさを感じることがありましたね。(鹿取)
★細胞レベルで見れば、日本人のDNAの中に入っているご飯粒。でも、何か怖い
 感じもする。(K・O


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