修繕の足場が外された。
昨日はベランダに工事の人の影が行き交い、話し声が聞こえるので、終日カーテンを閉めて息を殺していたのだが、今朝、やっと鉄格子から解放された。4ヶ月ほど洗濯物も自由に干せず、うっとうしい思いをしたので、まずは嬉しい。もっとも玄関側の足場は残っていて、ドアのすぐ外では今も何やら大きな音がしている。
ところで認知症の症状が出始めた母が、しばしば多量の野菜類を送ってくる。息子は忙しくてほとんど家に戻らないし、娘はダイエットで私の料理はほとんど食べないから、私一人が食べられる分量だけ送ってというが、これは全く通じない。
今月初め、お餅や野菜類が大量に届いた。人参、干し柿、とろろ芋、柚子、土生姜は短歌教室や源氏の会、校正室などに持参して皆さんに貰っていただいた。5個もあった大振りの聖護院大根はべっこう煮にして源氏の会に持参、残りは他の野菜も添えて工事の人に差し上げた。白菜、キャベツ、菠薐草、蕪、牛蒡、ジャガイモは何とか料理した。届いた時点で既に駄目そうな南瓜と梨は目を瞑って棄てた。お餅も、見かけは何でもないが食べると黴臭くなってきたので半分ほど棄てた。
そして最後に残ったのがこれ!送ってきた段ボールの中にうっかり放置していたら、タマネギ15個がこんな状態になっていた。とりあえず芽だけを残して水を張った器に移した。(写真は昨日食べた残り)
ネットで調べるとタマネギの芽のレシピがたくさん出ていたので、昨夜はいちばん簡単そうな肉巻きにしてみた。レシピは牛の薄切りに巻いていたが、手元の豚うすぎりを使った。肉に塩こしょうして束にしたタマネギの芽を巻いて焼くだけ。芽が色鮮やかで美しくできあがった。お味は、たぶん美味しいのだろうが、芽の中が普通の葱よりねっとりしていて私はちょっと苦手。ポン酢をかけていただくと少しさっぱりするだろうか。