かまくらdeたんか   鹿取 未放

「かりん」鎌倉支部による渡辺松男の歌・馬場あき子の外国詠などの鑑賞

 

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

馬場あき子の外国詠 18(ネパール)

2013年08月05日 | 短歌1首鑑賞

 馬場あき子の外国詠1首鑑賞 18                             
    【牛】『ゆふがほの家』(2006年刊)P97

169 知らざりきポインセチアは巨木にてネパールに来ればいづこにも立つ

(レポート)2009年9月
 ポインセチアの巨木とは本当に驚きです!クリスマスの花しか知らない日本人にとって、とても信じがたい光景ですね。馬場先生もさぞ驚かれたことでしょう。「知らざりき」と初句にもってこられたことで、本当に驚かれたご様子が実感されます。いつの日か私もポインセチアの巨木にぜひ会ってみたいです。(曽我 亮子)

(まとめ)
 「知らざりき」という強い初句切れの歌であるが、明るい驚きを表していて効果的である。貧しい民衆の暮らしを描いた後に突如緊張のほどけた内容になっており、連作を活かした歌の置き方である。本当にポインセチアは身の丈を超す巨木で、ヒマラヤの白い高峰を遠景において赤い葉を輝かせていたのだった。(鹿取 未放)
コメント