日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

本拠地でゴールラッシュ!サンフレッチェ広島J1初優勝!

2012年11月25日 | soccer

2012Jリーグ・ディビジョン1は24日、各地で第33節が行われました。3月10日に開幕した長い戦いも最終盤に突入。優勝争い、ACL出場権を巡る戦い、残留争いもいよいよ大詰めです。首位のサンフレッチェ広島はホームでセレッソ大阪と、2位のベガルタ仙台は降格危機のアルビレックス新潟と対戦。もし広島が勝ち、仙台が敗れると最終戦を待たずして広島のJ1優勝が決定します。



サンフレッチェ広島(勝ち点58)VSセレッソ大阪(勝ち点41)@広島ビッグアーチ
優勝に王手をかけ、本拠地で何としてでも優勝を決めたい広島。今季ホーム最終戦となるこの一戦は、優勝の瞬間を一目見ようと3万2千人以上のサポーターが集まり、前半から広島がゴールラッシュを見せました。
前半17分、佐藤寿人のパスを受けた高萩洋次郎が前線へスルーパスを入れるも、相手DFに直撃して通らず。しかし跳ね返りを高萩が左足ミドルシュート!豪快にゴールネットを突き刺し、広島が1点を先制します。さらに3分後の20分、左サイドで清水航平がクロスを上げ、右サイドにいた石川大徳がダイビングヘッドで折り返し、最後は青山敏弘が右足ボレーで流し込み広島2点目!前半40分、清水がペナルティエリア内でセレッソ・山口螢(一発退場)に倒されPK獲得。このPKを佐藤がしっかり決めて3点目。前半だけで3-0と大差のリード。
後半に入り、4分に中盤にいた高萩が右サイドへスルーパス。受けた石川がペナルティエリア内に進入し、右足シュートが決まり、4-0とセレッソを突き放します。4点差とされたセレッソは後半16分、扇原貴宏のクロスに枝村匠馬が頭で押し込み1点を返しますが、反撃はこの1点のみ。広島が4-1でセレッソに快勝しました。


ベガルタ仙台(勝ち点57)VSアルビレックス新潟(勝ち点34)@ユアテックスタジアム仙台
逆転優勝へ望みを繋ぎたい仙台、得意のホームで勝ち点を伸ばしたいところでした。17位の新潟は引き分け以下だとJ2降格が決定します。
立ち上がりは仙台の決定的シーンが続出。開始4分に富田晋伍がペナルティエリア手前の位置から左足を振り抜きますが、シュートはポスト右直撃。11分には右サイド・太田吉彰のグラウンダークロス→梁勇基(リャンヨンギ)が右足シュートを放ちますが、新潟GK・黒河貴矢の好セーブに阻まれます。迎えた前半17分、新潟は右サイドで細かくボールを繋ぎ、三門雄大の折り返し→フリーになっていたキム・ジンスが押し込みゴール。新潟にとっては大きな先制点、逆に仙台は痛恨の失点…。
1点を追いかける仙台は、赤嶺真吾が32分と35分に立て続けにシュートを狙うもゴールネットを揺らせず。38分にはウィルソンのシュートもGKのセーブに阻まれます。後半も仙台の猛攻が続き10分にウィルソンの右足シュートは枠外、後半22分にはペナルティ手前の位置から梁勇基が狙うも壁に直撃。その後、関口訓充、中原貴之と立て続けに選手を投入するが、同点に追い付けない。新潟は後半31分にブルーノ・ロペスが個人技を見せてからシュートするもポスト直撃。後半40分にはブルーノロペスがペナルティエリア内で相手DFに押し倒されるもノーファウル。後半ロスタイム、仙台は梁勇基がこぼれ球を拾ってシュートするもハズレ。ラストチャンスも実らず無情のタイムアップ。新潟が1点を守り切り、残留へ大きな勝ち点3を手にしました。


この結果、首位・広島が勝ち点61、2位・仙台が勝ち点57となり、サンフレッチェ広島が2012年のJリーグディビジョン1の優勝が決まりました!!優勝決定の瞬間、ビッグアーチ全体が歓喜に沸き、主将・佐藤寿人選手は歓喜の涙で蹲り、就任1年目でチームを優勝に導いた森保一監督は優勝インタビューの時に「皆さんの声援のおかげで日本一になれました!」と涙ながらに絶叫しました。サンフレッチェ広島は1994年の第1ステージで優勝した経験がありますが、年間王者になったのはこれが初めてとなります。クラブ創設20周年のメモリアルイヤーで悲願達成です。
今季の広島は、浦和レッズに移ったペドロビッチ前監督に代わって森保監督が就任。シーズン序盤から上位争いに加わり、第17節のジュビロ磐田戦で初めて首位に立ちました。その後はベガルタ仙台と首位争いを繰り広げ、一旦は2位に転落しますが、9月15日の仙台との直接対決を制して単独首位返り咲き。以降はがっちり首位を守り抜きました。攻撃力も高く、リーグ2番目の62得点を挙げ、エースの佐藤寿人選手は22得点と自身初の得点王はほぼ確実。寿人選手の存在がなかったら、上位に入っていなかったかもしれません。
Jリーグを優勝したことで、12月に開催される「TOYOTAクラブワールドカップ」の開催国代表として出場が決定。6日の開幕戦ではオセアニア王者・オークランドシティと対戦します。もし順当に勝ち進めば、準決勝で南米王者のコリンチャンスに挑戦できる可能性もあります。Jリーグ代表として、CWCでもサンフレッチェ旋風を巻き起こしてもらいたいですね。


その他の試合結果。残留争いは熾烈、ACL出場権争いに異変あり!
ガンバ大阪2-2FC東京@万博陸上競技場
開幕から低迷が続いているガンバ大阪、FC東京にかって降格圏から抜け出せるか?試合は前半21分、FC東京の徳永悠平が右足を豪快に叩きこんで1点を先制。しかしガンバは37分、遠藤保仁のFKを家長昭博がダイビングヘッドで押し込んで振り出しに戻す。後半17分、レアンドロのパスを受けた家長が左足で流し込み、2-1とガンバが逆転!このままガンバが勝ち点3を手にするかと思われた後半39分、FC東京は左サイドの折り返し→ヴチチェヴィッチのシュートはバー直撃→こぼれ球を渡邉千真が執念で押し込み、2-2の同点に。ガンバは逆転しながらもリードを守れず、痛恨の引き分け…。

大宮アルディージャ2-0ジュビロ磐田@NACK5スタジアム大宮
毎年のように残留争いをしている大宮ですが、ここ9戦負け無しと絶好調。この日も磐田相手に「残留力」をフル発揮する内容となりました。前半28分、金澤慎がゴール左の位置から右足を思いっ切り蹴り込み、シュートはそのままゴールへ吸い込まれた!金沢選手の鮮やかなミドル弾で大宮が1点を先制。後半12分にはズラタンがドリブルで仕掛けたあと中央へバックパス、渡邉大剛の左足シュートが決まって1点追加。試合は2-0と快勝し、大宮アルディージャ今年もJ1残留決定です。

名古屋グランパス1-2鹿島アントラーズ@豊田スタジアム
現在4位の名古屋は、3位に入るためには残り2戦勝たなければなりません。ナビスコカップで連覇を達成した鹿島は、リーグ戦では残留争いするほど低迷。勝って残留を決めたいところでした。序盤から試合が動き、前半7分にドゥトラのゴールで鹿島が先制。対する名古屋は前半25分に左サイドのFKを増川隆洋のヘディングシュートが決まって1-1の同点に。しかし鹿島はその10分後の35分、大迫勇也のシュートのこぼれ球をドゥトラが押し込み勝ち越し。鹿島がドゥトラの2得点の活躍で2-1で名古屋を破り、残留を決めました。

サガン鳥栖3-1浦和レッズ@ベストアメニティスタジアム
3位・浦和(勝ち点52)と5位・鳥栖(勝ち点50)との勝ち点差はわずか2。ACL出場権をかけた直接対決を制したのは?
前半44分、鳥栖は左サイドのキム・ミヌのグラウンダークロス→豊田陽平がワンタッチで押し込んで先制ゴール!鳥栖1点リードで前半を折り返します。1点を追う浦和は後半13分、梅崎司の右足ミドルシュートが決まって1-1の振り出しに戻します。しかしその5分後の18分、鳥栖は左サイドのFKからチャンスを迎え、野田隆之介の右足ダイレクトボレーが決まり勝ち越しに成功。さらに後半33分、途中出場の早坂良太が左サイドで折り返し、豊田がこの日2得点目となるスライディングシュートで3点目。3-1で浦和に快勝したサガン鳥栖、これで4連勝と快進撃が止まりません!

コンサドーレ札幌0-2横浜Fマリノス@札幌ドーム
この試合はアウェー・横浜FMが最下位・札幌を内容で圧倒しました。前半21分に中村俊輔が右足ループシュートを見せるも、GKの好守に阻まれます。33分、俊輔のFKのこぼれ球を繋ぎ、右サイドにいた栗原勇蔵がグラウンダーで折り返し、齋藤学のゴールで先制点をゲット。後半3分にも斎藤が再び見せ、左足ミドルを豪快に決めて2点目。斎藤選手はこの試合2得点を挙げて勝利に貢献。対するコンサドーレ札幌は、ホーム最終戦でシュート3本しか打てず完敗。同じ北海道のプロスポーツチームで、パリーグを制した北海道日本ハムファイターズとはエラい違いだ。

柏レイソル1-0ヴィッセル神戸@日立柏サッカー場
神戸は勝てば残留が決まる一戦でしたが、レアンドロ・ドミンゲスにゴールを許してしまい、0-1で敗戦。

川崎フロンターレ2-1清水エスパルス@等々力陸上競技場
前半27分にレナトのゴールで川崎が1点を先制しますが、後半に清水が高木俊幸のゴールで追いつく。1-1で迎えた後半29分、川崎はセットプレーから矢島卓郎が勝ち越しゴールを決めて勝負あり。


第33節を終え、サガン鳥栖が勝ち点53で3位に浮上。柏レイソル、浦和レッズ、名古屋グランパスが勝ち点52で並んでいます。浦和は3位から5位に後退。7位の横浜FMはサガンと勝ち点3差。もしかしたら大逆転で3位の可能性も?そして残留争いは、新潟、ガンバ、セレッソ、神戸の4チームに絞られました。新潟は勝利&ガンバと神戸が引き分け以下なら残留。現在16位のガンバが勝った場合、神戸の結果次第で残留決定。
運命の最終節は、神戸VS広島、新潟VS札幌、磐田VSガンバ、セレッソVS川崎、浦和VS名古屋、横浜VS鳥栖、鹿島VS柏、清水VS大宮、FC東京VS仙台の9試合が行われ、15時30分に一斉キックオフします。全ては12月1日に決まる…。



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