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暑すぎてつらい。

第96回全国高校野球選手権大会決勝戦  大阪桐蔭が逆転勝ちで2年ぶり4度目の優勝!

2014年08月26日 | Sports

阪神甲子園球場で開催している第96回全国高等学校野球選手権大会は、25日に決勝戦が行われました。今年の決勝戦は、2年ぶりの全国制覇を狙う大阪桐蔭と、初めての決勝進出を果たした三重高校が激突。全国3917校の頂点を決める一戦は、7回の攻防が明暗を分けました。




両チームのスタメン
  大阪桐蔭        三重
1(左)中村  誠    (中)長野勇斗
2(二)峯本  匠    (二)佐田泰輝
3(三)香月一也    (遊)宇都宮東真
4(一)正随優弥    (一)西岡武蔵
5(右)青柳昴樹    (左)稲葉隆也
6(捕)横井佑弥    (三)山井達也
7(中)森晋之介    (右)世古  錬
8(遊)福田光輝    (捕)中林健吾
9(投)福島孝輔    (投)今井重太朗



1回は両チームともランナーを出しながらも、いずれも無得点に終わる。
2回表、三重高校は先頭の稲葉が右中間への2塁打で出塁すると、1死後に世古が四球を選び、1死1,2塁で中林が桐蔭先発・中林の初球ストレートを捉え、レフトオーバーのタイムリー2塁打!ランナー2人が生還し、三重が2点を先制します。
大阪桐蔭はその裏、1死から横井がレフト前ヒットで出塁し、2死2塁で福田が三重先発・今井の甘く入ったスライダーを弾き返し、ライト前のタイムリーヒットで1点を返す。さらに3回、先頭の中村がレフト線を破る2塁打を放つと、相手の暴投で3塁に進塁。峯本三振で1死後、香月がセンターへきっちりと犠牲フライを放ち、2-2と試合を振り出しに戻します。
同点とされた三重は5回、1番の長野がセンター前ヒット、続く佐田の犠打を桐蔭・福島が2塁に投げるも、ボールが逸れてしまい、1塁走者・長野は3塁に進む。無死1,3塁と勝ち越しのチャンスで、宇都宮が低めのボールを合わせ、詰まりながらもセンター前に落ちるタイムリーヒット。三重高校が3-2と勝ち越しに成功。なおも無死でランナー2人を置くが、西岡が送りバントを失敗→1塁走者が飛び出してダブルプレー。
援護を貰った三重先発・今井は、5回と6回を無得点に抑える粘りのピッチングを見せます。
三重1点リードで迎えた7回、三重は先頭の長野がヒット&盗塁、佐田の内野ゴロの間に3塁に進む。1死3塁と追加点のチャンスの場面で、ここまで2安打の宇都宮に打席が回る。その宇都宮はスクイズを試みるも外され、飛び出した3塁走者が三本間で挟まれてタッチアウト。三重高校、スクイズ失敗で追加点を奪えず。
大阪桐蔭はその裏、青柳が四球を選び、横井の犠打の後、森が死球、福田がヒットでつないで1死満塁と同点&逆転のチャンスを迎える。9番・福島が空振り三振に倒れて2アウトとなるも、1番・中村が三重先発・今井の高めのストレートを打ち上げる。センターへ詰まった打球は三重中堅手・長野が飛び込むもキャッチできず。2人のランナーがホームインし、大阪桐蔭が4-3と逆転します!
桐蔭1点リードの9回表、三重は1死から反撃に出ます。今井がセンター前ヒットを放つと、長野はレフト前ヒットで1,2塁。ヒット1本で同点、長打が出れば逆転のチャンスをつくります。しかし、桐蔭先発・福島がピンチの場面で佐田の代打・鈴木颯馬を空振り三振に仕留めて2アウト。そして、宇都宮を遊撃ゴロに打ち取り3アウト!大阪桐蔭が4-3で三重を破り、優勝を成し遂げました!


第96回全国高校野球選手権大会 
決勝 2014/08/25(月) 三重(三重)-大阪桐蔭(大阪)
三重高校 020 010 000  3
大阪桐蔭 011 000 20X  4
【投手】
(三)今井、森、瀬戸上-中林
(大)福島-横井


2014年夏の甲子園・決勝戦は、三重が先行し、大阪桐蔭が追いつき、三重が再びリードする展開で進みましたが、7回に三重がスクイズを失敗すると、桐蔭は2死満塁から中村選手の2点タイムリーで逆転。結果的には7回の攻防が勝負の分かれ目となりました。その後は桐蔭先発・福島投手が1点のリードを守り切りました。逆転勝ちを果たした大阪桐蔭は、2012年大会以来2年ぶり4度目の優勝。春の選抜大会を含めると、通算5度目の全国制覇となりました。
大阪桐蔭はキャプテンの中村選手が2安打2打点の活躍で優勝に大きく貢献。3回の第2打席で2塁打を放ち、味方の犠牲フライで2点目のホームを踏み、2死満塁の場面で迎えた7回の打席では、値千金の2点タイムリーを放ちました。中村選手は準々決勝の健大高崎戦で7回に勝ち越し2ラン本塁打を打つなど2安打3打点。準決勝の敦賀気比戦では先頭打者アーチを放ち、決勝でも勝負強さを発揮させました。今大会のMVPといっても良いでしょう。
エースの福島投手は、前日の試合で160球も投げましたが、この日も118球の力投。11本のヒットを打たれながらも3失点にまとめ、9回に連打を浴びてピンチを背負いましたが、後続をしっかりと抑えました。
三重高校はエースの今井投手が、桐蔭打線を6回まで2失点に抑えていましたが、7回に先頭打者に四球を与えてから、満塁のピンチを背負って2失点。7回を投げ終えたところで2番手投手に譲りました。今井投手は6試合で先発登板し、今大会最多の814球の熱投を披露しました。打線の方は大阪桐蔭を上回る11安打、主将の長野選手が3安打をマークすると、宇都宮選手は2安打1打点。ただ、バントミスが何度もあったのが痛かったです。


前橋育英・高橋光成、済美・安楽智大といったスター選手が不在の今年の夏の甲子園は、龍谷大平安の開幕戦敗退という波乱のスタートで始まり、敦賀気比が5試合で58得点と打線爆発。健大高崎は機動力を見せつけ、利府戦でチーム11盗塁を記録すると、平山敦規選手が1大会8盗塁の個人最多タイ記録を打ち立てました。来年の甲子園はどんなドラマが生まれるのか?大阪桐蔭高校の皆さん、ゆうしょうおめでとうございました。







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