日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

南アフリカW杯FINAL! オランダVSスペイン

2010年07月12日 | soccer

6月11日に開幕した「2010FIFAワールドカップ 南アフリカ大会」。1ヶ月に渡る世界一への熱き戦いも残すところ決勝戦の試合のみとなりました。今大会の決勝のカードは、オランダとスペインのヨーロッパ勢同士による対決。W杯で3度目のファイナル進出を果たしたオランダは、ここまで6戦全勝、全勝優勝に王手をかけました。対するスペインはグループリーグ初戦のスイス戦に敗れて以降は5連勝。準決勝ではドイツに競り勝って初の決勝進出を決めました。両者の直接対決は約8年半ぶり、過去の対戦成績は4勝3敗1分けとオランダが勝ち越しています。ともに初優勝を懸けた頂上決戦、決戦の舞台はサッカーシティスタジアム。ヨハネスブルクの夜にW杯トロフィーを掲げるのはどっちだ?


両チームのスタメン
 オランダ
GK 1 ステケレンブルフ
DF 2 ファンデルウィール
DF 3 ハイティンガ
DF 4 マタイセン
DF 5 ファンブロンクホルスト
MF 6 ファンボメル
MF 8 デヨング
MF 10 スナイデル
FW 7 カイト
FW 9 ファンペルシー
FW 11 ロッベン

 スペイン
GK 1 カシージャス
DF 3 ピケ
DF 5 プジョル
DF 11 カプデビラ
DF 15 セルヒオ・ラモス
MF 6 イニエスタ
MF 8 シャビ
MF 14 シャビ・アロンソ
MF 16 ブスケツ
FW 7 ダビド・ビジャ
FW 18 ペドロ
オランダはスナイデルとロッベンがそろって先発、デヨングが出場停止から戻ってきました。主将のファンブロンクホルストはこの試合が現役最後の試合となります。スペインは得点王を目指すビジャ、ペドロがスタメン入り。


オランダのキックオフで前半開始。いきなりチャンスを迎えたのはスペイン。開始4分に右サイドのシャビのFKをラモスがヘディングシュート!しかし、GK・ステケレンブルフがファインセーブ!こぼれ球をピケが押し込めなかった。いきなりビッグチャンスを迎えたスペイン、前半のうちに先制点が生まれそうだ。8分、オランダは敵陣で相手の横パスをカイトがボールを奪ってシュートを放つも、GKの正面。10分、スペインはラモスがドリブルでエリア内に進入して早いクロス、オランダDFがゴール前でクリアしてCK。あわやオウンゴール。続くCKをショートでつなぎ、クロスをビジャがボレーシュート!これはサイドネット。
開始15分が経過し、今時点でスペインのペース。カプテビラがファンペルシーに倒されている。16分、オランダは右サイドでロッベンが倒されてFK。スライディングタックルを仕掛けたプジョルに警告。FKはスナイデルが直接狙ったが、カシージャスがしっかりとキャッチ。20分、ロッベンが右サイドでドリブルを仕掛ける。相手DFに当たってのCKはクリアされた。オランダは22分にファンボメル、スペインは23分にラモスが警告を受ける。両チームとも2枚ずつの警告。ちょっと荒れ気味だ。28分、デヨングがアロンソに飛び蹴り。一発退場クラスのファウルなのに、なんで警告なんだ。
33分、カシージャスにボールを返そうとしたら、意外に伸びてあわやゴールに入りそうになる。36分、オランダはロッベンが右サイドを仕掛けた後、今度はスナイデルが右サイド突破を図る。CKでは変化をつけてみたが、マタイセン合わせられない。39分、スペインは左サイドでFKを獲得。シャビのクロスをプジョルが合わせようとしたが、ハイティンハがクリア。43分、中央でやや遠い位置でのFKをアロンソが直接打ってきたが、枠を捉えられない。前半終了間際、オランダはファンペルシーが相手に囲まれながらもボールをキープ。ロスタイム、オランダはFKから波状攻撃、最後はロッベンがミドルを打つもGKがセーブ。前半は両チーム無得点で終了。

前半は両チームとも立ち上がりに決定機を迎え、スペインが4分にFKからセルヒオ・ラモスがヘディング、対するオランダはカイトのミドルが決まらず。途中一進一退の攻防となりますが、ファウル続出で両チーム合わせて警告5枚が出る荒れ模様に。前半はスコアレスで折り返し、残り45分で先制点はいつ生まれるのか?

後半はスペインボールで開始。後半立ち上がりもスペインが押せ押せムード。後半2分の右CKをプジョルが飛び込んで頭で叩きつけるもダメ。カプテビラがこぼれ球を合わせられない。オランダは4分、右サイドを突破したファンデルウィールが、ファンペルシーとのワンツーから抜け出してシュートも逆に流れる。6分、ロッベンの左足ミドルをカシージャスがキャッチ。後半8分、スペインが中盤でボールが回り、アロンソがエリア付近で倒されてFK。右の位置からのFKをシャビが狙ったが、僅かにゴール右。
11分、オランダは右サイドでスナイデルが倒されてFK。FKをロッベンがクロス→ハイティンハ飛び込むもオフサイド。後半15分、スペインが最初の選手交代。ペドロを下げてヘスス・ナバスが入る。その直後、オランダは左サイドのクロスをファンペルシーが頭で合わせるも、プジョルが体を寄せた。16分、ロングボールからスナイデルのスルーパス→ロッベンがスピードを活かして中央突破からシュート!しかしこれをカシージャスが足で止めた!ただ、スペインCBコンビがロッベンの速さについていけなかった気がします。
後半20分、スペインがエリア内で相手を崩しかけ、オランダDFがぎりぎりでクリア。23分、ピケの縦パスにビジャが受け取るもオフサイド…。24分、ナバスが右サイドをドリブルしてグラウンダークロス→ビジャが押し込もうとするもDFがゴールギリギリのところでクリア。惜しいっ!25分、オランダはカイトに代えてエリア投入。スペインは敵陣でのパスが回るも前線に誰もいない。28分、左サイドでのFKをビジャが直接狙うもバーの頭上。
残り15分をきってもまだ無得点。31分、ビジャ→シャビのワンツーから、ビジャがシュートも決まらない。続く左CKを完全フリーのラモスが飛び込むも決まらない!今日2回目だ。残り10分、スペインのペースが続くもまだ1点が遠い。36分、エリア内で仕掛けたイニエスタがスナイデルに倒されるもPKじゃない。
38分、オランダが再び絶好のチャンス!ロッベンが相手DFとの競り合いを制してシュートを放とうとしたが、カシージャスがブロック!これを機にペースを掴みたいところだが、スペインDF陣に跳ね返される。41分、スペインはアロンソを下げてセスク・ファブレガスを投入。44分、オランダは右サイドでロッベン→スナイデルのスルーパス→ファンペルシー抜け出すもオフサイド。ロスタイム、オランダが自陣でボールを奪った後、スナイデルがロングシュートを狙うも左に逸れる。後半終了!0-0で延長戦に突入。


両チームとも選手たちの体力は限界寸前。延長戦の30分間でさらに消耗するだろう。もうここで決めるしかない!延長開始。先にスペインがチャンスを迎え、エリア手前でセスク、エリア内でシャビが倒されるもファウルなし。CKをプジョルが落とすもダメ。延長5分スペインはイニエスタのパスにセスクがシュートもオランダGK・ステケレンブルフが足でセーブ!逆にオランダが速攻、ロッベンが右サイドを突破。しかし、スペインDF陣が守り抜く。
9分、スペインはイニエスタが中央でドリブル突破もシュート打てず。直後にオランダがデヨング→ファンデルファールトが投入。10分、ナバスが右サイドで勝負に挑むも相手の足に当たってサイドネット。13分にはセスクがドリブルで仕掛けてシュート狙うも右に外れた。押され気味のオランダは、エリアが左サイドでボールをキープするが、スペインDFコンビがクロスを入れさせない。延長前半終了間際、オランダはファンブロンクホルストを下げてブラーフハイトが入る。これでオランダは3人の交代枠を使い切る。
延長後半、勝負は残り15分!スペインはここでフェルナンド・トーレスを投入。ビジャが下がることで単独得点王は消滅。後半2分、オランダが中盤でパスをまわし続け、エリアが左サイドを仕掛けるもラインを割る。後半4分、イニエスタがエリア手前・中央の位置でFK獲得。このプレーでハイティンハが2枚目の警告で退場!オランダ大ピンチ!シャビが蹴るも失敗。6分、今度は左サイドでのFKをGKがパンチング。
延長後半9分、オランダが中央でエリアが倒されてFK。スナイデルにとっては単独得点王のチャンス!直接狙うも壁に当たり、ボールは左へ。そして後半11分、右サイドでナバスがドリブル突破、セスクのパスにイニエスタが右足を振りぬいてゴール!ついに1点が入った!優勝に大きく近づく1点だ!オランダDFがオフサイドだと抗議するも覆らず。延長ロスタイム、オランダはGKも攻撃参加!パワープレーを仕掛けるもスペイン守る!しかしスペインにアクシデント!トーレスが足を痛めてダウン。続行できず。そしてオランダの最後の反撃を凌いで試合終了!スペイン初優勝なる!


決勝戦に相応しい白熱とした試合、オランダが9枚、スペインが5枚、合計14枚のイエローカードが乱れ飛んだこの一戦は、スペインが1-0でオランダを破り、120分間の激闘を制して初優勝を飾りました。惜しいシーンの連発で真夜中から早朝にかけて悲鳴上げまくり、最後まで試合を見続けると眠気なんか吹き飛びそうだ。
スペインは終始攻め続けるも1点を奪えず、延長でもセスクやイニエスタが突破も決まらず。途中ロッベンに抜かれてピンチを迎えるも、カシージャスがファインプレーを連発。このままPK戦かと思われた延長後半11分、イニエスタの決勝ゴールが決まり勝負あり。13度目の挑戦にして悲願の初優勝、無敵艦隊が名実ともに世界一となりました!エースのビジャは決勝戦でゴールを奪えませんでしたが、スナイデルとともに5得点で得点王に輝きました。
敗れたオランダは、3度目の決勝戦でも勝利できず、全勝Vの夢も潰えました。ロッベンが決定的な場面を2度も迎えても、カシージャスの壁を破ることはできず。スナイデルの奮闘も実りませんでした。スペインの猛攻を防ぎ続けるも、ハイティンハの退場が大きかった気がします。
スペインが史上8チーム目のW杯王者に輝き、欧州選手権との2冠を達成。これからはスペインの黄金時代が訪れそうです。次回の2014年のブラジルW杯では連覇の期待がかかるでしょう。スペイン代表、世界一おめでとう!アフリカ大陸初のワールドカップはこれにて閉幕、4年後のW杯で成長しているだろう日本代表とスペインの対決が実現することを願います。夜遅くから早朝にかけてTV観戦していた皆様、お疲れ様でした。


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