日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

MAZDAオールスターゲーム2010第1戦  阿部の2打点の活躍でセリーグが快勝。

2010年07月24日 | Sports

プロ野球の真夏の風物詩「マツダオールスターゲーム」が今年も開幕!60回目の記念大会となる今年は、福岡と新潟の2ヶ所で開催されます。23日の第1戦は、福岡ソフトバンクホークスの本拠地・福岡ヤフードームで行われました。福岡での球宴開催は実に9年ぶり、地元・ソフトバンク勢の活躍に期待が集まったのですが…。


両チームのスタメンはこちら
 パシフィックリーグ              セントラルリーグ
1(遊)川崎宗則(ソフトバンク)       (遊)坂本勇人(巨人)
2(二)井口資仁(ロッテ)           (一)小笠原道大(巨人)
3(三)中島裕之(西武)           (右)マートン (阪神)
4(右)多村仁志(ソフトバンク)       (指)ラミレス(巨人)
5(左)T-岡田(オリックス)         (三)森野将彦(中日)
6(一)キム・テギュン(ロッテ)        (左)和田一浩(中日)
7(指)二岡智宏(日本ハム)         (捕)阿部慎之助(巨人)
8(中)糸井嘉男(日本ハム)         (中)青木宣親(ヤクルト)
9(捕)嶋 基宏(楽天)             (二)平野恵一(阪神)
 (投)和田 毅(ソフトバンク)         (投)前田健太(広島)
パリーグは16年目で初出場の多村が4番に起用され、今年ブレイクした和製大砲・T-岡田が5番に入りました。セリーグは巨人勢が4人スタメン入り、坂本と小笠原の1,2番コンビ、ラミレスが4番で出場。首位打者争いをしている平野・マートン・青木・和田の4人もスタメン入りです。初戦の先発は、パリーグが和田毅、セリーグは前田健太。両リーグの最多勝投手の投げ合いでスタートです。


1回、パリーグ先発の和田毅は、先頭の坂本を直球で三振に仕留めるが、小笠原にライト前ヒットを許します。しかし、マートンを3塁ゴロ、ラミレスには直球勝負で空振り三振に仕留めて無失点に抑えます。その裏の全セ先発・前田は、パリーグの上位打線を簡単に3者凡退に抑える上々の立ち上がりを見せました。
2回、全セは1死から和田一浩が和田毅の初球を捕らえ、ライトへ飛んだ打球を右翼手・多村がジャンプするも届かずフェンス直撃。打った一浩は3塁まで進んで3塁打。続く阿部が2球目をセンター前に弾き返すタイムリーヒットで1点を先制します。さらに青木は右中間への2塁打で1死2,3塁とチャンスが続いたんですが、平野と坂本が倒れて追加点ならず。先制点を打たれた和田毅は2回で降板しました。
3回からは全パ2番手・ダルビッシュ有(日本ハム)が登板。ダルビッシュは3回に小笠原とラミレスを打ち取って3者凡退に抑えますが、4回にヒットと味方のエラーで無死1,2塁とピンチを迎えてしまいます。全セ追加点のチャンスに阿部が登場。阿部はしつこくファウルで粘り続け、最後はダルの10球目の直球をライト線へうまく弾き返して2塁打。2塁走者・森野生還で全セに2点目が入ります。
2点リードで波に乗る全セは5回、全パ3番手・木佐貫洋(オリックス)を攻め立て、小笠原とマートンの連打でチャンスを作り、1死1,3塁で森野が三遊間を破るレフト前タイムリーでまたまた追加点を奪い3点目。何とか1点を返したい全パなんですが、2回以降も前田→内海哲也→久保裕也(いずれも巨人)→山口俊(横浜)の全セ投手陣の前に打線が沈黙。6回終了時点で無得点、ヒットは井口の2塁打1本のみ。反撃はいつになるのか。
7回、全セはブランコ(中日)の相手エラー、森野のヒットで2死1,2塁の場面で、 東出輝裕(広島)が全パ5番手・小林宏(ロッテ)からセンター前タイムリーを放ってまた1点追加。4-0と全パのリードをさらに拡げます。完封負けの危機に立たされた全パは7回裏、中島がヒットを放ち、チャンスに強い稲葉篤紀のバットに託すも結果は2塁フライ。飛び出した中島が戻りきれず1塁アウト。併殺打でまたも0点。
8回、全パ5番手・ファルケンボーグ(ソフトバンク)がエラーとヒットで2死2,3塁のピンチを凌ぐと、その裏に山崎武司(楽天)が全セ6番手・岩瀬仁紀(中日)の3球目のストレートを振りぬくと、レフトスタンドへの豪快な一発でようやく1点を返す。2死後、糸井が2塁打で反撃のチャンスは続くが、後続が倒れて1点どまり。9回は藤川球児(阪神)が3者連続三振で締めて試合終了。第1戦は全セが4-1で快勝しました。


マツダオールスターゲーム 第1戦 2010/07/23(金)
パ・リーグ-セ・リーグ 第1戦 
(セ・リーグ1勝、ヤフードーム、18:26、33791人)
セ・リーグ 010 110 100   4
パ・リーグ 000 000 010   1
【投手】
(セ)前田健、内海、久保、山口、越智、岩瀬、藤川球-阿部、城島
(パ)和田、ダルビッシュ、木佐貫、小林宏、ファルケンボーグ、馬原-嶋、里崎
【責任投手】
(勝)前田健1試合1勝
(S)藤川球1試合1S
(敗)和田1試合1敗
【本塁打】
(パ)山崎1号ソロ(8回、岩瀬)


というわけで、今回の初戦はオール・セントラルが14安打の2ケタ安打&4得点、7人の継投策でパリーグ打線を山崎の本塁打による1点に抑え、投打が上手く噛み合って4-1で快勝しました。敗れたオール・パシフィックは、打線が散発の4安打と最後まで沈黙。和田とダルビッシュといったリーグを代表する先発投手が打たれてしまいました。守備や走塁でミスが続出、西岡剛(ロッテ)に至っては2エラーを犯しました。パリーグファンにとっては溜め息交じりの球宴初戦だったといえよう。
この試合の最優秀選手(MVP)には、3打数2安打2打点の活躍を見せた阿部慎之助選手が選ばれて賞金300万円を獲得。阿部選手は最初の打席で和田投手から先制打、2打席目はダルビッシュ投手を相手にファウルで粘り続け、最後はライトへのタイムリー2塁打を放ちました。巨人の試合でもチャンスに強いところを見せておりますが、球宴でも見事に勝負強さを発揮して全セの勝利に貢献です。
「ベストバッター賞」には4安打の固め打ちを見せた森野選手、「ベストピッチャー賞」は2イニングをパーフェクトに抑えて先発の役目を果たした前田投手、8回にこの試合唯一のホームランを打った山崎武司選手が「ベストプレー賞」を受賞し、賞金100万円を獲得しました。
この試合では福岡ソフトバンクホークスから5選手が出場しましたが、和田投手は2回を投げて4安打・3奪三振・1失点で敗戦投手に。1番で出場した川崎選手は3打数無安打、多村選手は2打数無安打と4番起用の期待に応えられませんでした。チームも7連勝中と絶好調、地元開催のオールスターで結果を残したかったんですけど、プレッシャーになってしまったのかもしれません…。次の新潟での第2戦では活躍できることを願っています。
24日の第2戦は、HARD OFF ECOスタジアム新潟で行われ、セリーグは東野峻(巨人)、パリーグは杉内俊哉(ソフトバンク)が先発予定。新潟の野球ファンも一流選手たちの競演に酔いしれることでしょう。福岡で完敗を喫したパリーグが、新潟の地で雪辱を果たせるか?それともセリーグが前日に続いて連勝を飾れるのか?リーグのプライドを懸けた越後決戦は午後6時に試合開始です。



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