日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

エフフォーリアのライバルが出現!?ジャックドールがレコードVで5連勝!

2022年03月13日 | 競馬

全国的に春の陽気となった13日は、中京競馬場で大阪杯のステップレース・金鯱賞、阪神競馬場では桜花賞トライアル・フィリーズレビューが行われました。



中京メイン・第58回金鯱賞(GⅡ・芝2000m 13頭立て)は、昨年の大阪杯覇者⑩レイパパレ、エリザベス女王杯を制した⑥アカイイトのGⅠ馬2頭に加え、目下4連勝中の新星③ジャックドール、昨年のこのレースでデアリングタクトを破る大金星を挙げた②ギベオン、昨年は3着⑤ポタジェ、エリ女2着⑪ステラリア、⑧アラタ、⑬サンレイポケットなどが参戦しました。
スタートは13頭綺麗に揃い、スタンド前の先行争いでジャックドールと⑨シフルマンの2頭が競り合うが、ジャックドールが先頭に立つ。ギベオン3番手、レイパパレ4番手、サンレイポケットは中団、アカイイトとポタジェは中団より後ろのポジションでゴール板を通過した。
1,2コーナーから向正面に入るところで、ジャックドールがレースを引っ張り、シフルマン2番手、3番手ギベオン、4番手レイパパレ。少し離れた5番手に⑦シャドウディーヴァ、6番手ステラリア、アカイイトは7番手を追走し、サンレイポケット8番手。9,10番手のところにアラタと①ショウナンバルディが並び、11番手に⑫ランブリングアレー、ポタジェは後方2番手、最後方に④ソフトフルートという展開。
3コーナーに差し掛かり、先頭のドールは前半1000mを59秒3で通過。平均より速いペースか?シフルとギベオンが2,3番手で並び、パパレ4番手は変わらず。アカイイトは内側に入り、サンポケとアラタとステラリアは中団馬群。ポタジェはまだ後方2番手を進んでいる。
4コーナーを回り、最後の直線に入ってもジャックドールがまだ先頭。2番手の内からギベオンが差を詰め、外からレイパパレが追い上げてくる。しかし、残り200mでドールがもう一度盛り返し、後続を引き離す。アカイイトが3番手、ポタジェも上がってきたが、ジャックドールが先頭でゴールイン!ジャックドール重賞初挑戦で逃げ切り勝ち!


強力4歳世代に新星が現れました!モーリス産駒のジャックドールが快勝。スタートから先頭で走り続け、最後の直線で2番手以下を引き離して逃げ切りました。勝ちタイム1分57秒2は、従来の中京芝2000mのレコードタイムを1秒以上も更新!しかも、旧コース時代のコースレコードホルダーであるサイレンススズカの1分57秒8(1998年金鯱賞)を上回っております。
2番人気のレイパパレは、ドールから2馬身1/2差の2着。もう1頭のGⅠ馬・アカイイトも3着。前回3着のポタジェは4着、前回覇者のギベオン5着。3番人気のサンレイポケットは7着でした。
勝ったジャックドールは、昨年9月の3歳以上1勝クラスから5連勝。この勝利で通算6勝目となりますが、うち5勝は左回りで挙げ、中京では3戦3勝と負け知らず。鞍上の藤岡佑介騎手は、2007年のローゼンクロイツ以来15年ぶりの金鯱賞制覇。藤岡健一調教師は同レース初勝利です。
2走前のウェルカムステークスでは3馬身差の圧勝、前走の白富士ステークスも影をも踏ませぬ逃走劇で4連勝。この日は重賞ウィナーがたくさんいましたが、連勝中の勢いを大いに見せつけ、5連勝で大阪杯の優先出走権を獲得。もし大阪杯に参戦すれば、同世代のエフフォーリアの最大のライバルになるでしょう。エフフォーが逃げるドールを捕まえられるか楽しみだ。安田記念だったら、かなり期待が持てると思います。





阪神メイン・第56回報知杯フィリーズレビュー(GⅡ・芝1400m 15頭立て)は、小倉2歳チャンピオン②ナムラクレア、ロードカナロア産駒④サブライムアンセム、距離短縮③マイシンフォニー、⑥アネゴハダ、1400mで2勝⑩キミワクイーン、⑧テイエムスパーダなどが桜花賞の優先出走権獲得に挑みました。
スタートで⑤ラブリネスオーバーと⑬サウンドクレアが遅れ気味。⑦コンクパールがハナに立ち、テイエムスパーダ2番手、①アドヴァイス3番手、⑫スリーパーダ4番手、アネゴハダ5番手。6番手集団には⑭ウィリン・キミワクイーン・⑨ブッシュガーデンの3頭が並び、9番手⑮モティベーション、その後ろの10番手にナムラクレアが控え、11,12番手のところにマイシンフォニーとサブライムアンセムがいる。後方勢はラブリネスオーバー・⑪ゼロドラゴン・サウンドクレアがかたまっている。
内回り3,4コーナー中間のところで、テイスパが先頭のコンクパに接近し、3番手からスリーパーが迫る。アネゴハダ5番手、キミワ7番手、ナムクレとマイシンは中団馬群、サウクレは一番外に持ち出して、サブライムは後方3番手。
最後の直線で、アネゴハダがコンクパールとテイエムスパーダの2頭をかわして先頭に躍り出るが、外からナムラクレアが追い込んでくる。さらに真ん中からサブライムアンセムとキミワクイーンが先頭争いに加わる。残り100mでナムクレが前に出たがと思ったら、内からサブライムが食い下がる。ゴール前でサブライムが抜け出し、ナムクレが並びかけるが、サブライムアンセムがわずかに先着しました。


桜花賞トライアルのフィリーズレビューは、2番人気のサブライムアンセムが、1番人気・ナムラクレアとのマッチレースを制しました。ナムラクレアは一旦先頭に立ったけど、最後はアタマ差届かず。3着には4番人気のアネゴハダが入り、この上位3頭に桜花賞の優先出走権が与えられました。3番人気マイシンフォニーは4着、キミワクイーンは7着でした。
勝ったサブライムアンセムは、重賞初挑戦で重賞初制覇。3戦目の未勝利戦から3戦連続で2着、前走で未勝利から脱出したけど、1位入線の馬の降着による繰り上がりでの1着でした。この日は池添謙一騎手との初コンビで結果を残したのと共に、初めて先頭でゴールしました。未勝利からの連勝で桜花賞に向かうことになりましたね。
桜花賞のトライアルレースは全て終了し、チューリップ賞からはナミュール・ピンハイ・サークルオブライフの3頭、FRからサブライムアンセム・ナムラクレア・アネゴハダ、中山のアネモネステークスからはクロスマジェスティとラズベリームースが桜花賞の切符を手にしました。
混戦ムードになりそうな今年は、ここまで4戦3勝のナミュール、2歳女王のサークルオブライフ、デビュー2連勝でクイーンカップを制したプレサージュリフトの「3強」が有力候補といえるでしょう。











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