日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

大場翔太試練の初登板

2008年03月02日 | HAWKS

福岡ソフトバンクホークスのオープン戦、この週末はヤフードームでの読売ジャイアンツとの2連戦。初戦は巨人主催です。1日は期待のルーキー・大場翔太投手が初登板。昨季セリーグ優勝チームを相手にどんなピッチングを見せたのか?

まず大場は初回、巨人の1番・亀井にライトへの2塁打を浴びてしまいます。初球のストレートを狙い撃ちされたようです。続く2番・谷には遊撃ゴロで1死。1死3塁で高橋由伸を迎えた大場。カウント1-3からの4球目を遊撃ゴロに打ち取り2死としましたが、3塁走者が生還。いきなり初失点。そして4番ラミレスを3塁ゴロに仕留めて3アウト。
2回、阿部を2塁ゴロ、小田嶋には4球目のスライダーで空振り三振!円谷をレフトフライに打ち取って3者凡退。3回には2死後またも亀井に2塁打を浴びますが、後続を打ち取りピンチ脱出。4回、大場はこの回の先頭・高橋に2塁打を浴びると、2つの四死球で満塁のピンチを迎えます。ここで脇谷にレフト前タイムリーを打たれてしまいました。大場は4回を投げたところで降板。大場の初登板はやや苦戦した内容となりました。

さて試合のほうは、ソフトバンク打線が初回から巨人の先発・上原を攻め立てます。川崎が内野安打で出塁すると、続く明石がライトへの3塁打で先制します。4回には柴原の2塁打と2つの四球で2死満塁の場面で、川崎がセンター前へタイムリーヒットで2点を追加します。
5回、多村のヒット、相手のミスで1死1,2塁の場面で、柴原がライトへの3塁打で2点追加、続くレストビッチが左中間を破る3塁打でもう1点。江川もセンター前タイムリーを放って更に1点追加。この時点で5回は4点を追加しています。それでも打線の勢いは止まりません。1死1,2塁の場面で川崎のライト前ヒットで満塁。このチャンスに明石がセンター前タイムリーを放つと、多村のライト前タイムリーでこの回6点目!なんと7安打を放ち、巨人2番手・野間口を木端微塵のKOにしました。
6回からは開幕投手候補の大本命・杉内俊哉が3番手として登板。その杉内は巨人打線を完璧に封じ込め、2イニングで5奪三振の貫禄あるピッチングを見せつけました。8回からはもう1人の大卒ルーキー・久米勇紀が登板しましたが、連続2塁打を浴びてプロ初失点を喫すると、9回には死球と連打で1死満塁のピンチを迎えると、亀井の1塁ゴロの間に1点を返されました。結局試合は10-4でソフトバンクの勝利に終わりました。

オープン戦 2008/03/01(土)
巨 人-ソフトバンク (ヤフードーム、13:01、17775人)
H 200 260 000 10
G 100 100 011 4
【投手】
(ソ)大場、森福、杉内、久米-田上、山崎
(巨)上原、野間口、山口、吉武、バーンサイド、西村健-阿部、星
【責任投手】
(勝)大場1試合1勝
(敗)上原1試合1敗

先発の大場投手は、4回まで打者17人に対し66球、4安打2失点2奪三振でした。注目の初登板は、プレッシャーを感じたのかまずまずの内容に終わりました。特に大場が打たれた4安打のうち3本は2塁打でした。本人のコメントに「少し硬くなってしまって、思うような投球ができなかった」の通り、抜ける球が多かったみたいです。次の登板では本来のピッチングを取り戻してもらいたいですね。頑張って欲しいと思います。
杉内投手はもう素晴らしいとしか言えません。巨人を相手に5奪三振、特に7回は3者連続三振に仕留めるパフォーマンスを見せました。左手中指の肉刺の不安も一気に吹き飛ばした杉内投手、開幕投手争いで1,2歩抜け出した感じか?
打線のほうは14安打で10得点!5回の打者一巡の猛攻が全てを語っていることは間違いありません。5回まで12安打でしたが、6回以降は打ち疲れなのかたった2本。これだけ打てば充分でしょ。川崎と柴原が3安打の猛打賞、特に柴原は本塁打が出ればサイクルヒット達成でした。最近よく目立つ3塁打は、この日は3本出ました。あとは本塁打を待つだけ。2日の試合こそ、オープン戦初本塁打が出ますように…。
2日はソフトバンク主催の巨人戦。土曜日のヤフードームはガラガラでしたが、日曜日は満員必至!巨人に連勝しちゃってください!


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最後まで大荒れのゼロックススーパーカップ 広島が鹿島にリベンジ!

2008年03月02日 | soccer

2008年のJリーグの行方を占う一戦、ゼロックススーパーカップが国立競技場で行われました。今年はJリーグと天皇杯の2冠を制した鹿島アントラーズと天皇杯準優勝チームで今季はJ2のサンフレッチェ広島の対戦です。大会史上初となるJ1VSJ2対決は、最後まで大荒れの展開となりました。

前半12分に鹿島DF・岩政大樹がこの日2枚目の警告で退場処分となります。広島は28分に森崎浩司がミドルシュートを放ちましたが、GKにキャッチされ無得点。34分、鹿島は立て続けに決定的な場面を迎えます。田代有三と野沢拓也がシュートを狙うも、結果はノーゴール。38分、広島の李漢宰(リ・ハンジェ)が2枚目の警告で退場。両チーム10人VS10人で戦うことに。前半終了間際、鹿島は田代のシュートで先制かと思われましたが、判定はオフサイド。前半は両チーム無得点で終了します。
後半、キックオフと同時に広島は桑田慎一朗に代えて高萩洋次郎を投入。4分、均衡が破れます。内田篤人のクロスをGKがパンチングし、こぼれ球に反応した本山雅志がゴール正面からのミドルが決まり先制します。3分後、今度は野沢の強烈ミドルが突き刺さり2点目。これで勝負ありかと思われました。
しかし広島も諦めていません。後半12分、平繁龍一に代えて古巣に復帰した久保竜彦を投入。これで流れが変わったのか、佐藤寿人と共にチャンスメイク。34分、ペナルティエリア内で広島の選手が倒されてPKを獲得。このPKを久保がしっかりと決めたかと思われましたが、GKが動いたためやり直し。仕切り直しとなりましたが、成功して1点を返します。そして40分、高萩→服部公太と繋いで、最後は佐藤寿人の気迫溢れるヘッドが決まり遂に同点!終盤鹿島が勝ち越し点を狙うもゴールが生まれず90分が終了。ゼロックス杯では延長戦が無いため、勝負はPK戦に突入。
運命のPK戦は1本目は両チームとも成功。2本目、鹿島は中後雅喜が成功。広島は2本目・ストヤノフが失敗しましたが、鹿島GK・曽ケ端準が先に動いたのでやり直し。ストヤノフはもう1度蹴りましたが、今度は成功。曽ヶ端も触れたんですがゴールに吸い込まれました。鹿島は3人目・ダニーロが失敗すると、4人目の本山も外してしまい絶体絶命のピンチ。広島は3人目も成功して、次のユキッチが成功すれば広島の勝ちとなりましたが、曽ヶ端が足でセーブして優勝を阻止!鹿島は5人目・小笠原満男が成功して勝負は3-3の同点。広島は5人目・佐藤寿人が決めれば優勝でしたが、またも曽ヶ端がファインセーブ!しかしまた曽ヶ端が先に動いてしまいやり直し!曽ヶ端が抗議するも覆らず。仕切り直しの場面で、寿人はゴール左隅に決めて勝負あり!PK戦の結果、4-3で広島の勝利!サンフレッチェ広島がゼロックススーパーカップ初優勝を果たしました。

この試合で両チーム合わせて11枚のイエローカード、3人の退場者が出ました。特にPK終了後、鹿島は曽ヶ端と中後雅喜に警告、大岩剛が退場処分となりました。さらに審判のジャッジに不満を抱えた鹿島サポーターがピッチに乱入。鹿島サイドは週明けにも抗議文を提出する予定です。
勝ったサンフレッチェ広島は、この大会で初出場初優勝、J2勢の優勝も当然初の快挙達成です。そして、1994年のJリーグ第1ステージ以来のタイトル獲得となりました!久保&寿人のアベックゴール、再三に渡るPKのやり直しで勝てたという感じもありましたが、久保の投入が試合の流れを変えたんじゃないかと思います。ゼロックス杯優勝の勢い&J1並みの戦力だとJ2をぶっちぎりで優勝するんじゃないでしょうか?
一方敗れた鹿島は、本山と野沢のゴールで一度はリードして優勝に近づいたんですが、残り10分での2失点とPK戦での2本の失敗が響きました。「勝って当然の試合だった」、「ゼロックスを制してリーグに弾みをつけたかった」、「審判のせいで負けた」と様々な気持ちを抱えていることでしょう。開幕戦は岩政と大岩が出場停止、守備の要を失ったまま開幕戦を臨むことになりました。開幕戦の相手はコンサドーレ札幌。白星スタートで敗戦ショックを断ち切れるのか?

「Jリーグ版中東の笛」で大きく揺れたゼロックススーパーカップ。Jリーグ開幕前に大きな課題を残した形となりました。リーグ戦では疑惑のジャッジが無い様、常に心がけて欲しいと思います。


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