悠々自適

日常の雑感をそれとなく

87 上を向いて歩こう

2017-07-17 22:45:59 | 体験談
ある雑誌に面白いエピソードが書かれていました。坂本九が「上を向いて歩こう」
を発売した時のリサイタルで、「ウヘホムフイテ・・・・」と歌い出したのを聞いて、
作詞者の永六輔は、ふざけた歌い方をすると激怒したそうです。理由は、永さんは
この歌を、悲しく切ない歌として作詞していたからです。ところが九チャンの声と
歌う力によって、この歌は永さんの意図を離れた”希望と再生の歌”になりました。
そして、この歌は日本だけでなく、世界の大ヒット曲になりました。

うろ覚えの所もあったので「上を向いて歩こう」の歌詞を調べてみました。
上を向いて歩こう 涙がこぼれないように 思い出す春の日 一人ぼっちの夜
上を向いて歩こう にじんだ星をかぞえて 思い出す夏の日 一人ぼっちの夜
・・・・・・
悲しみは星のかげに 悲しみは月のかげに 上を向いて歩こう 涙がこぼれない
ように 泣きながら歩く 一人ぼっちの夜 一人ぼっちの夜

この歌詞からすると、この歌は、悲しさに打ちひしがれた辛い切ない歌です。普通の
歌手が歌っていたら、作詞者、永六輔の意図に沿った歌い方で、”もの悲しい歌”に
なり、ヒットはしてもミリオンセラーにはならなかっただろうと思います。五木ひろし
が五木節で歌っていたら、あまり売れなかっただろうと思います。

「上を向いて歩こう」は、私が高1だった昭和36年の秋口から流行り始め、年末には
私も歌っていました。もう56年も前の事です。私は歌詞と楽譜ではなく、ラジオの九
ちゃんの歌でこの歌を覚えたので、最初からこの歌は”上を向いて”の希望の歌で
した。

ちょうどその頃、仲宗根美樹の「川は流れる」も流行っていました。この歌は哀愁を
帯びたメロディーが気に入っていました。「病葉を今日も浮かべて 街の谷 川は
流れる・・・」で始まるこの歌の最後は、「人の世の 塵にまみれて なお生きる 
水をみつめて ”嘆くまい あすは明るく”」となっています。今、読み返してみる
と、なかなかいい歌詞です。

九ちゃんの様に、顔だけでなく心もいつも上に向けて、病葉にならないよう健康に
留意して、”嘆くまい あすは明るく”を心掛けたいと思っています。
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