またもやナカニシヤさんからの、世にも珍しい本だ。
日本で初めての、旗振り通信ルートを解明した本だ。
旗振り通信とは、見晴らしの良い区間同士で大きな旗を振ることで
米相場の情報を、迅速に伝える仕組みのことで、江戸時代から、
明治、大正前半にかけて行なわれていたという。
大阪の堂島を拠点に、西は九州北部、東は江戸まで、電信電報が普及
するまでの間、シッカリ通信されていたそうな。すごいことである。
旗振山、旗山、畑山、高畑山、相場振山(ソバフリ山)などの名をもつ山は、
旗振りが行なわれていた山だと思っていいようだ。
殆ど、当時の状況を知る人がいなくなってしまった現在、
執念としかいいようがない粘り強い現地調査によって、通信ルートを
解明されて著者の努力には、ただただ敬服するしかない。
ちなみに山と渓谷社「大阪府の山」の中で、竜王山が旗振り山だったと
書いてあるのは著者の聞き違えであり、間違いである。
改訂版が将来、出るのであれば訂正したい。
日本で初めての、旗振り通信ルートを解明した本だ。
旗振り通信とは、見晴らしの良い区間同士で大きな旗を振ることで
米相場の情報を、迅速に伝える仕組みのことで、江戸時代から、
明治、大正前半にかけて行なわれていたという。
大阪の堂島を拠点に、西は九州北部、東は江戸まで、電信電報が普及
するまでの間、シッカリ通信されていたそうな。すごいことである。
旗振山、旗山、畑山、高畑山、相場振山(ソバフリ山)などの名をもつ山は、
旗振りが行なわれていた山だと思っていいようだ。
殆ど、当時の状況を知る人がいなくなってしまった現在、
執念としかいいようがない粘り強い現地調査によって、通信ルートを
解明されて著者の努力には、ただただ敬服するしかない。
ちなみに山と渓谷社「大阪府の山」の中で、竜王山が旗振り山だったと
書いてあるのは著者の聞き違えであり、間違いである。
改訂版が将来、出るのであれば訂正したい。