Mr.Dashのぶろぐ館

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2021年4月11日(日) 京都北山最大の湿原・八丁平から、トクワカソウ咲く鎌倉山を歩く!

2021年04月12日 | 山登りの記録
■メイン写真
八丁平の清冽な流れ


■今回のコース
葛川中村→江賀谷渡渉→中村乗越→八丁平(周回)→オグロ坂峠→千年杉→鎌倉山→ブナ平→
葛川坊村


朝はかなり冷え込んだが、昼間は平野部では20度を超えるほどの陽気になるという。
この日は京都北山最大の湿原・八丁平から、鯖街道の一つ、オグロ坂峠を経て
鎌倉山へと足を延ばす。
鎌倉山にはイワウチワ(トクワカソウ)の群落があり、花も期待できる。



中村小中学校の横から江賀谷に沿う林道に入る。



江賀谷の二股で、序盤ながら最大の難所、渡渉ポイント。
この日は水量が少なく、比較的たやすかった。



しばらくは沢沿いの道をトラバースしたり、何度か渡渉して進む。



巨杉が根を張る三角形の大岩が見えたら、沢筋を離れて植林の中を急登する。



登り切ったところが中村乗越。滋賀県と京都府の府県境でもある。
植林帯が終わり、ブナやカエデなどの落葉広葉樹の林になる。
新緑にはまだ早いが、ちょうどタムシバが花期を迎えていた。
緩い斜面を下るとほどなく六尺道に出る。八丁平のほとりだ。



こんな山奥に、こんな開けた、そして美しい場所があるなんてと、来るたびに感動。



万事、順調にことが進んでいたが、ハプニング発生。
湿原を周回する途中、この日ご参加いただいたYさんの靴底がベロンと剥がれたのだ。



しかし動じることはない。ともちゃんが、もしものために常備していた結束バンドで
応急修理。ちょっと歩きにくいけど、ガマンしてくださいね。



峰床山への分岐でランチタイム。
ここはかつて、同志社大学ワンゲル部の新心荘が建っていたところだ。



六尺道に戻ってきて、オグロ坂峠へと登っていく。
久多、峰床山、鎌倉山への分岐だ。



鎌倉山へは稜線を忠実にたどる。細かいアップダウンが連続するため、
徐々に体力が奪われていく。
しかし、ブナなどの美しい樹林を眺めていると、そのつらさも薄れていく。



千年杉に到着。樹齢1000年というにはまだちょっと細いかなとも思うが、それでも
十分に迫力ある枝ぶりだ。



鎌倉山へは目と鼻の先。山頂直下に、お目当ての一つ、トクワカソウ群落がある。
今年はすべての花が早く咲いているので心配だったが、まだ綺麗に咲いていてくれた。



鎌倉山の静かな山頂。周囲の樹々にはまだ葉が出ていないので、枝の合間から
武奈ヶ岳(写真)、打見山、蓬莱山など比良山系の「有名どころ」が見える。



葛川坊村に向けて下山を開始。東に延びる緩い尾根をたどる。
山頂直下でふたたびトクワカソウ群落を見る。
植林帯に入ると直径5mほどのヌタ場を通るが、そこにカエルの卵が気持ち悪い
くらいびっしり。



ブナ平を経て、作業林道を渡ると傾斜は強まる。積もった落ち葉も転石も多いので
慎重に歩を進める。



坊村に到着。古い民家を移築保存・展示している「葛川かや葺の家」を見学。
ここの庭のシャクナゲがみごとに満開だった。
最後までさわやかな快晴の中を歩けてラッキーだった。


[この日、見かけた植物たち]



■イカリソウ



■シロバナネコノメソウ



■ニリンソウ。数は少ない。



■ミヤマカタバミ。植林体の林床に多数。



■ヤマルリソウ



■タネツケバナ



■ヒカゲツツジ



■ハシリドコロ



■ベニヤマタケ

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