Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2020年10月11日(日) [丹波]茨木童子の住処・鬼ヶ城へ、同級生とそぞろ歩く

2020年10月12日 | 山登りの記録
■メイン写真
戦国時代、赤井氏の山城があった鬼ヶ城の山頂。標高544mとは思えないみごとな眺望だ。


■今回のコース
観音寺(駐車場)→鬼ヶ城・烏ヶ岳分岐→鬼ヶ城→林道出合→烏ヶ岳→鬼ヶ城・烏ヶ岳分岐→
観音寺


高校時代の同級生たちとのハイキング。
元々は北アルプスの蝶ヶ岳を予定していたが、コロナリスクと上高地付近の群発地震で
今年は断念。その代わりにということで、ささやかではあるが丹波の里山・鬼ヶ城に
軽い日帰りハイキングに出かけた。
酒呑童子の鬼伝説で知られる茨木童子の住処があったともいう。
同級生たちとのおしゃべりと、絶景と、小さな動植物たちに癒された一日だった。



室生谷山・観音寺の駐車場にクルマを停めさせていただく。
観音寺は714年、行基が開いたという。現在は真言宗のお寺。
奈良の室生寺のご本尊の余材を使い、ここの本尊を作ったという。
全盛期には11坊を数え、1967年に、残っていた観音寺、金剛院、明王院、安養院を
統合して現在の観音寺になったという。写真は仁王門。



駐車場近くに咲いていたゲンノショウコ。



登山道に入り、しばらくして路傍にアケボノソウを見つける。



沢を渡ると、植林の中、小沢沿いの一本道となる。
足元がカサッと揺れる。サワガニが多い。踏みつぶさないようにね。



ヒキガエルだと思うが、赤い模様が印象的。



前日は台風14号の影響でずっと雨。登山道も水を含んで、ちょっと歩きにくくなっていたが
急登をなんとかしのぐ。



鬼ヶ城・烏ヶ岳分岐。距離も示された親切な標識が立つ。
まずは鬼ヶ城へ行こうか。



ヤマアカガエル。いろんな小動物に出会う。



歩きやすい幅広の道だ。植林が終わり、カエデなどの落葉広葉樹がきれいだ。
このあたり、紅葉するとすばらしいに違いない。



ガマズミ。



後ろを振り向くと、テレビ電波塔が林立する烏ヶ岳が見えた。



やがて、いかにも山城があったと思わせる痕跡が出てくる。石垣の跡は城門か。
すぐ上は明らかに人の手が入った平坦地。



曲輪の跡を登っていく。山頂直下にあるあずま屋は、ありがたい存在だ。



山頂に到着。360度のビュー。山座同定を助けてくれる方位盤がある。



北に大江山。源頼光一行が、酒呑童子ら鬼を退治した山だ。
(鬼退治の現場は、亀岡の老ノ坂峠の南にある「大枝山」との説もある)
このとき、茨木童子だけは生きて逃げることができたという。
その後、源頼光の腹心、渡辺綱との戦いは歌舞伎などのテーマになっている。



山頂に一本、狂い咲きの桜があった。



山頂で眺めを楽しみ、あずま屋で昼食をとったあと、烏ヶ岳をめざす。
チョットだけ近道をして、行きに通った舗装等出合から再び山道に入る。



最後は舗装された管理道を上り、烏ヶ岳の山頂へ。
烏といえば天狗だが、天狗や鬼の正体は、漂流してきたロシア人だったのかな
などと雑談。
ウオッカで酔ったのが赤鬼で、二日酔いのが青鬼かと笑い話。



さっきは雲がかかって見えなかった青葉山(若狭富士)が見えた。



山頂には一等三角点が埋まる。みんなで登頂記念のショット。



下山は管理道で。あちらこちらでアケビが実っていた。



サルナシも熟していた。「和製キーウィ」なのだが、実を切ってみれば一目瞭然。
本当にキーウィフルーツそっくりだ。

無事に下山し、帰りに寄った道の駅「京丹波 味夢の里」で小腹を満たしたり
お土産を買ったり。秋の癒しの休日だった。

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