Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2018年5月3日~4日(土) 富士登山の予行練習で、[大峰]稲村ヶ岳へ!

2018年05月05日 | 山登りの記録
■メイン写真
高校時代の同級生のみんなと、稲村ヶ岳山頂で。


■今回のコース
3日 母公堂→法力峠→山上辻(稲村ヶ岳山荘)→大日山→稲村ヶ岳山荘[泊]
4日 稲村ヶ岳山荘→稲村ヶ岳→山上辻→法力峠→母公堂⇒天の川温泉


日本人なら一生に一度は富士山に登りたい…
高校時代の同級生たちのこの夢を叶えるべく、春先から練習のために
登山教室に参加してもらったりしている。

大型連休を迎え、そのメンバーを中心に、標高差約900mの行程を
こなし、山小屋での宿泊を体験していただくために、稲村ヶ岳を訪れた。



朝方まで雨が降っており、山にはまだ霧が立ち込める中、母公堂を
元気いっぱいでスタート!!



登山口から山道に入ってすぐのところに、シロバナエンレイソウが咲いている。



法力峠までは単調な植林が続くが、林床をよくみると、いろんな植物が
あるものだ。
これは猛毒のハシリドコロ。つぼみをつけたヤマシャクヤクもあった。



ツルシキミ。ミヤマシキミの変種である。
有毒だが、葉を細かくちぎってみると、ミカン科の本領発揮で、いい香りがする。



法力峠に到着。現在地を確認する。



法力峠を過ぎると、自然林が目立つようになる。
ミツバツツジが咲いている。霧が鮮やかなピンクの花を引き立てているよう。



満開のオオカメノキも、いい感じ!



最近、大人気となっているマンモス(象)の木。順調、順調。



テンナンショウ(マムシグサ)の仲間。
よく似た種類がいっぱいあるので、細かくは分からない(泣)。。。



ずっとトラバース道が続く。
このあたりは昔はもっと下草が密でジットリしており、もうちょっと後の時期になるが
腐生植物のショウキランなどがみられたものだ。



カエデの若葉がかわいらしい。



超ミニミニサイズのスミレも咲いている。



やがて右側が切れ落ちた、ちょっとした難所が出てくる。
落ちたらただでは済まない。慎重に、慎重に。



崩壊した桟橋を通り過ぎる。



この日のお宿、稲村ヶ岳山荘に到着!!



ガスが濃いので、稲村ヶ岳山頂アタックは明日に回し、みんなには荷物を
デポしてもらって、鋭峰・大日山へのドキドキ探検に出かける。
「ええーっ、あんなん登れるの!?」



お向かいの山上ヶ岳はこの日の朝に、戸開式を迎えている。
今なお女人禁制を守る修験道の中核的存在として知られる山だ。



今年は開花が早いオオミネコザクラを見ながら進む。



例年よりかなり早いが、たくさん咲いていた。



大日のキレット。すごい迫力に一同、息を飲む。



大日山のへはハシゴや鎖場の連続。



足元はスパッと垂直の岩壁。高度感がすごい!
上の鉄製階段は、一部腐食したりして、これまた肝を冷やす。



この木段がクセモノで、滑りやすい。ハラハラドキドキの難所だ。



大日山直下の岩場。



そして、大日山のピークに到着だ。
大峰奥駈道の行場を「靡(なびき)」と呼び、75箇所あるのだが、ここは番外の行場だ。
そして戦前までは、この岩峰こそが「稲村岳」と呼ばれていた。
山上ヶ岳が女人禁制なので、女性は代わりに「女人大峰」の稲村ヶ岳に登るのだ。



稲村ヶ岳山荘に戻る途中でみつけた、もふもふのコケ。



"春の妖精"、ヒメイチゲ。



稲村ヶ岳山荘での夕食は鍋。ショウガ入りの味噌出汁があったまる。
ちょっとだけお酒も楽しんで盛り上がった。

夜半、小屋の外はバタバタと風の音。強い寒気が来たため、朝の外気温は0度。
外にはテントが4張りあったが、大変だっただろう。
毛布2枚とふとんで何不自由なく寝られたが、小屋の中も寒い。



強風をおして、せっかくの機会なので稲村ヶ岳の山頂をめざす。
西からの風をモロに受けるところでは体温が奪われてホント寒かった。



稲村ヶ岳展望台からの眺め。この時期に稀に見られる霧氷。
5月とはいえ、大峰の自然は過酷だ。

母公堂に向けて、来た道を下山する。



かなり下ったところで、フタバアオイ群落を見つけた。
下向きに咲く地味な花。地面に這うようにして花の写真を撮る。

そして無事下山。みんな、よくがんばった!



母公堂の駐車場裏から山上川の方を覗き込むと、ヤマシャクヤクが咲いていた。



下山後、温泉に入ろうと思っていたが、洞川温泉センターは駐車待ちの
クルマが長蛇の列をなすの大混雑。
これではいつになるか分からないので、天の川温泉に転進。
ここも満員だったが、ぬるすべのいい泉質を楽しめた。

寒さや強風、そこそこの標高差、山小屋の雰囲気など、
富士登山の練習としては、かなりいろんな練習ができた。本番が楽しみだ。


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