Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2020年7月23日(木)~26日(日) 信州プライベート山行は、雨で観光に変更。「塩の道」の名所を巡る!

2020年07月28日 | 山登りの記録
■メイン写真
手作りの雰囲気ただよう秘湯「湯原温泉・猫鼻の湯」の露天風呂


■今回のコース
23日 (移動のみ)⇒民宿「上屋敷」[泊]
24日 宿⇒栂池パノラマウェイ栂池高原駅⇒(ゴンドラ、ロープウェイ)⇒自然園駅→
   (栂池自然園周回)⇒(ゴンドラ、ロープウェイ)⇒栂池高原駅⇒白馬岳蓮華温泉ロッジ[泊]
25日 宿⇒稗田山崩落跡展望場所⇒猫鼻温泉⇒石原白山社大杉⇒腰掛け杉⇒牛方宿⇒
   ペンション「あぎ」[泊]
26日 宿⇒(移動のみ)


25日の山行が雨で完全になくなり、「塩の道」ゆかりのスポットなどを巡る観光に
様変わり。クルマで機動力を活かせたのが幸いし、幾つもの名所を訪ねることができた。



まずは稗田山の崩落跡を観に行った。幸田文が訪問し、受難者の鎮魂を祈願した
記念碑が、浦川橋の手前にある。
なんでも「日本3大崩落地」のひとつとのことで、小谷(おたり)のグランドキャニオンとも
称される。



説明板にあった明治の水害の模様。
明治44年の大崩落では下流の姫川が土石流でせき止められ、多数の死者が出たという。
現在も崩れ続けているため、砂防工事が果てしなく続いている。



金山橋から見た大規模崩落地。すさまじい光景。すごい迫力。
間違って入ってしまったら、生きて出られないだろう。



次に訪れたのは、「塩の道」の途中にあるスポットの一つ、猫鼻石仏群。



江戸時代中後期の石仏が点在していた。



石仏群の手前にあったのが、湯原温泉・猫鼻の湯だ。



手作りふうの建屋に入ると、ツキノワグマの剥製がコロナ対策をして出迎えてくれる。
91歳で曹洞宗の僧侶だという、パワフルでフレンドリーなおじいさんが番をされていた。
この方にお会いするだけでも楽しい温泉だが、源泉かけ流しの湯もかなり良質。



ほんのり硫黄臭のする「ナトリウム・マグネシウム・カルシウムー炭酸水素塩泉・塩化物
温泉(中性低張性高温泉)」である。



お次は、石原白山社の大杉へ。幹周り12mの、長野県第3位の巨杉で、県の天然記念物だ。



根元が空洞になっていて、中を潜れる。幹の内部は黒く焦げていたので、落雷に遭ったの
だろうか。



さらにクルマを奥へ走らせ、「塩の道・大峯峠越え」が通る上手村の土谷諏訪神社境内に
ある腰掛け杉へ。
太さ5m、高さ37mだが、地上20mのところに枝が輪状に密生しており、そこに神様が
腰を掛けたと伝わる。小谷村の天然記念物だ。



もうひとつ、民俗学的な好奇心を満足させてくれたのは、「塩の道・千国越え」にある
「牛方宿(うしかたやど)」だ。
牛方とは、塩や海産物を牛に背負わせ、塩の道を行商、輸送した人夫のことで、
彼らが、牛とともに宿泊した宿で唯一、建屋が現存するのがここなのだ(入館有料)。



19世紀初期の建築で、間口6間、奥行10間の大きな建屋。
奥の客間には一般客も泊めたようだが、牛方は、土間に牛を入れ、その向いの中二階
から、牛の状態を見ながら寝所としたという。



客間に貼ってあったポスターの写真をそのまま撮ってみた。
こんな感じで「塩の道」を歩いていたのだろう。

この日も断続的に激しい雨が降る中、夕方に、白馬にあるペンション「あぎ」へ。
岳友ノブちゃんが以前勤めていたS社で、一緒に仕事をしたことがあるM氏が
ここを拠点に山岳ガイドとして活躍しておられる(ということは、私も同じ会社に
いたことになる)。
実力ある先輩ガイドは、この日はガイド中のため不在だったが、不思議なご縁を感じた。
食事はたいへん美味しく、ネパール好きのあぎさんのお話が楽しく、時間が過ぎるのを
忘れた。

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