本が好き
本は出会いと別れの繰り返し
オススメの本を紹介している
サイトなんかで知って読む時も
なんとなく手にとって読む時もある
作家さんが気に入ると
立て続けに
その作家さんの作品ばかり
貪るように読む
時々どうしても合わなくて
読み進められない
本もある
その時は失恋した時の
ショックのように
なかなか立ち直れずに
しばらく本から距離を
取ってしまう
そうやって本は私の
生活の一部になっている
今は素敵な本との出会が
あって
しばらくは
本とデートの毎日だ
今日はここのところご無沙汰している
日本酒を飲もうと決めている
アテはレンコンの挟み揚げ
チル系のJAZZを聴きながら
レンコンの挟み揚げ揚げていたら
もやもやした霧が晴れてきた
みんな大人の筈なのに
自分の意見を
皆の意見にしたがる
私はそんな 子供大人を
遠目に見ながら
溜息をついた
気にしなければ
どうってことない
でもわたしも
大人子どもになりたくないから
上手い距離を測りながら
なんとか立っている
でもそれが正解なのか
不正解でもどうすればいいのか
いまいちわからなくて
もやもやしていた
JAZZはそんなどうでもいい
もやもやや
苛立ちを帳消しに
してくれた
今日は日本酒とレンコンの
挟み揚げ
今の私の頭の中は
それしかない
ウォーキングをしていたら
あまりにも空が青くて
何故自分は
当たり前に明日を迎えられる
自信があるだろうと
思ってしまった
空の青さが
自分が地球に存在する
不思議を思い出させたからかも
しれない
明日、いや今この瞬間にも
何が起こるかわからないし
一瞬で自分が居なくなる
可能性だってある
青い空を見ながら
好きな音楽を
聴きながら
ウォーキングしている
自分は幸せだと思った
もう何者にもなれないなら
好きなことをやろう
すごい人になることも
人から羨まれることも
もうないだろう
だから
好きな人と会って
好きなものをみて
好きな仕事をして
好きな人の事だけ思い出して
好きな歌だけ
口ずさもう
気がつけば
進んでいる時間の
中で
時々立ち止まって
好きなものを確認しよう
懐かしい曲を聴いた
懐かしい小説を読んだ
懐かしい人を想った
懐かしい時間を感じた
私の脳に収められた
思い出の数々
胸がキュッとなった
若くて
まだ前しか見えなかった頃を
思い
前に進んでるようで
後ろを向いている
今の自分を
悲しんだ