一瞬の狭間

美味しいものを食べた後や

旅行に行った後…

幸せの後の虚しさ

美味しいものを食べる直前が
いい

旅行は準備している時がいい

恋は出会った瞬間かいい

眠りにつく時がいい

始まりと終わりの狭間の
幸せという一瞬が
ずっと続けはいいのに

その瞬間のために
すべての辛さや悲しさ
は存在するのだ

枯れていく心

乗りたかった電車に乗り遅れたような

置き去りにされた傘のような

この気持ち

何のために朝を迎えたらいいのか
分からない毎日

枯れていく心を持て余して

毎日生かされている

今日で捨てる気持ち

今日の怒り
今日の嫉妬心
心に留めておきたくない想いは
1日で忘れてしまおう

確かにそこに存在した
気持ちだけど
なんとか処理して
シュレッターにかけてしまおう

心は綺麗事だけではすまされない
様々な想いが行き交う

私は
その想いの中で
大切なものだけ
明日へ連れて行こう

小説を求めて

私は求めていた

文章を求めていた

私を助けてくれる小説を
求めていた

ストーリーが面白いとか
あっと驚く結末とか

そんなものは求めていなかった

とにかく
私を助けてくれる
生きた言葉を求めていた

小説の中に散りばめられた
生きる意味達

魔法のように
心に響く文章を
探して
私は本を読むのだ

心と身体のギャップ

心と身体のギャップを
感じる

自分がバラバラに
なってしまいそうだ

張り裂けそうな
心を
かろうじて繋ぐ毎日

私は何処へ向かえば
いいんだろう