ダプール・バリ 神々の島の台所

インドネシア・バリ島から愛をこめて。

Ubud Writers and Readers Festivalにガッカリ。

2015-10-30 01:34:26 | ベノア湾埋め立て問題・Tolak Reklamasi
久々に「ベノア湾埋め立て問題」について。

ウブドでは毎年、この時期に「Ubud Writers and Readers Festival」というイベントが開かれます。
バリ島のみならずインドネシア・世界から100人以上の作家、パフォーマー、アーティスト、ミュージシャンが集まって
ウブド内のレストランやホテル・美術館など数カ所の会場で、数日間にわたって
彼らの作品の紹介、展覧会、パネル・ディスカッション、ワークショップ、ライブなどが催されるというもの。

このイベントに、なんと、私の憧れの人、Superman Is Dead のドラマー・ジュリンクが参加する予定でした。
(彼は英語が得意なんです)



「予定でした」と過去形で書いたのは、
彼の出演が急遽、取り止めになったからです。

彼はこのイベントで、インドネシアの環境保護団体・WALHIのバリ支局長とともに
ベノア湾埋め立てに関する問題提起のパネル・ディスカッションをするつもりでした。
そこへ、警察から横槍が入ったのです。
警察は「グローバルな文化イベントにポリティックな話題を持ち込むことは許可されない」と
このイベントの主催者に圧力をかけたのだそうです。

彼は激怒。
「主催者は容易に覆せるはずの圧力に対して抵抗を試みるほんの少しの勇気さえ持ち合わせていなかったのか」
と嘆いています。

このイベントのサイトを見ると

「Ubud Writers and Readers Festivalのミッションは、〜(略)〜 勇気ある声を広め、地球規模の問題と大きな課題に取り組んで
 世界的なイベントにしていくことです。」

と書いてあるのに。

とてもとても残念です。

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