咲ちんのパパ上日記

子育て日記のはずがいつの間にやらラーメンとツエーゲン金沢とマンガのことを書いてます。

北の大地で金塊巡る大活劇「ゴールデンカムイ」

2015-01-24 20:19:00 | マンガ
先月人間ドックに行った際、病院の待合室にヤングジャンプが置いてありました。
ふだん「干物妹!うまるちゃん」しかチェックしてなかったので今どんな作品があるのかなと目を通すと衝撃的な作品があるではありませんか!
思わず置いてあったヤンジャンを全部読んでその面白さを確信しました。

その作品とは野田サトル先生の「ゴールデンカムイ」です。
今週単行本の1巻が発売されたのでさっそく発売日に買いに行ったらどこにも見当たらない。
ネット上では買えないとの報告がちらほらあったのでもしかして出遅れたか?
などと考えながらダメ元で家の近所の小さな本屋さんに行ったらひっそりとあって無事購入することができました。
良かった~\(^0^)/

で家に帰ってから病院に置いてなかったため読めてなかった第1話から一気に読みました。
もう身震いするほど面白い!
いやはや人間ドックに行っといて良かったよw

時は明治、日露戦争が終わった後の頃の北海道。
砂金採りをするひとりの男がいた。
男の名は杉元佐一、激戦の二〇三高地をも生き残った帰還兵で全身傷だらけになりながらも敵兵を倒し生還する『不死身の杉元』の異名を持つ。
戦死した親友の妻(杉元の想い人でもある)の目を治療する資金稼ぎのため金を探していたとき、ある話を耳にする。
なんでもある男がアイヌが軍資金として隠し持っていた金塊を皆殺しにして奪い、網走監獄に収監されたのち他の死刑囚たちの背中に入れ墨して脱獄したと。
囚人たちの入れ墨は全員揃うと隠し場所の暗号となるという話に杉元は注目します。

しかし話を聞いた杉元の前にヒグマが襲いかかったところをひとりのアイヌの少女が助けます。
少女の名はアシリパ(正しくはリは小文字表記)といい、彼女の父親は金塊を奪った男に殺されたのでした。
話の流れから杉元は金、アシリパは親の仇を討つため協力して囚人たちを探すことになります。

しかし人食いヒグマと戦ったり雪の中刺青を持つ脱獄囚を追いかけたりと冷や冷やする場面の連続。
しかも金塊を巡って陸軍最強と呼ばれる第七師団も動き出してふたりもまた追われる身となります。
杉元の命がけの戦いぶりと北海道の自然を知り尽くしたアシリパの知恵で窮地をどう凌いでいくかが見物です。
それにしても不死身という割に命知らずな行動を取る杉元とクールな美少女のアシリパさんの凸凹コンビがすごくいいんですよ。
いやーマジでアシリパさんかわいいです(*≧∀≦*)

明治という時代背景に話の設定がうまく作られておりどんどんひきこまれていきます。
金塊を奪った男の正体が戊辰戦争で死んだとされるあの歴史上の人物だったり。
ピンチになったアシリパを救うのが当時すでに絶滅したとされるあの動物だったり。
またアイヌの風習や野生動物の生態などのトリビアも随所に散りばめられていて勉強にもなります。
果たしてリスの脳みそってどんな味なのかしら?

とにかく今年注目を浴びる作品になること間違いなし!
太鼓判押しますよ。
来月には2巻も出るのでぜひぜひお読みください。
コメント
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