団塊の世代のつぶやき

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海水淡水化

2008年09月25日 | エネルギー 環境

  

香川県民皆が期待していた台風は早明浦ダム周辺だけよけて行ってしまいました。皮肉なことに香川県にはある程度は降らせてくれました。
  やはり、台風頼みは当たりはずれがあります。もし、これで今年の台風も期待できないとなるといよいよ水不足は深刻なものになりそうです。

  これはどうあっても根本的な対策を採るべきなのでしょう。そんな取り組みをやっているところの記事がありました。

  四国新聞社

  9月19日付・シンガポールと香川

どこかで聞いたような境遇だ。1960年代にマレーシアから独立したシンガポールは、独立後も首根っこを押さえられていた。国内で必要な水の大半をマレーシアに頼っていたからだ。 

 事情に詳しい村上雅博・高知工科大教授によると、年間降水量は香川の2倍近いが、国土が狭くすぐに雨が海に流れ出てしまう。高山や大河もなく、地下水は海水混じり。そこらじゅうに貯水池はあるがとても足りず、輸入せざるを得なかった。

 転機はマレーシアからの値上げ要求だった。半世紀近く据え置きだったとはいえ、いきなり百倍である。安全保障上の不安をかき立てるには十分だろう。そこで本腰を入れたのが、海水淡水化事業と「ニューウオーター」だった。

 ニューウオーターというと聞き慣れないが、要は下水の再利用だ。高度なろ過を施すため安全面で問題はなく、コストダウンが進む淡水化のさらに半分程度で済むメリットもある。米国では20数年前から導入され、抵抗感を薄めるために地下水に混ぜて使っている。

 シンガポールでの利用の中心は工業用水としてだが、政府は飲用としての利用も促進している。このほか川を河口でせき止める事業や、淡水化とニューウオーターの合わせ技のような事業も進めている。ゆくゆくは水の自給率100%を目指しているそうだ。

 「大いに参考になる話だと思いますよ」と村上教授は言う。“空飛ぶ水がめ”台風13号が早明浦ダムに迫ってきた。再び他人事になるやならざるや。

  香川県も台風任せの水対策から脱却して、何があっても水は心配要らないくらいの策を講じても良いのじゃないでしょうか。
  海水淡水化がもしコスト的に合うようになれば全人類に貢献できます。香川県がその発信地になることは水に苦労してきた県の使命かもしれません。

やるべきときが来ている!



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