団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

★「交戦権」を否認する学識者は日本国政府の中にはゐなかつた

2018年05月03日 | 憲法

  特亜3国の為に死に物狂いで憲法改正を阻止しようとする反日売国左翼・在日共の思惑は、今のところ安倍さん下ろしを実現出来ずにいますが、真の目的である憲法改正を遅らせることには何とか成功しているのじゃないでしょうか。
  そんな、奴等の思惑に乗せられて安倍さんの支持率を下げる平和ボケ日本人はもう滅びるしかないのかも。

  小堀さんも、もう匙を投げたくなっているのじゃないでしょうか。何故、こんな簡単なことが分からないのか、どうして、ここまで日本人は劣化したのかとお怒りじゃないでしょうか。

  産経ニュースより    2018.4.25

 【正論】9条2項論議は主権問題である 東京大学名誉教授・小堀桂一郎

  …略

  憲法改正の実現可能性といふ観点から見るとこれは深く考へた上での着想と思はれる。又自衛隊の将官級の退職者諸氏の中にこの案を可とされる向が多いのは、これによつて自衛隊違憲論を克服する事はできるからであらうし、一方現場をあづかる専門家の立場から現政権の相次ぐ安全保障法制、緊急事態対処措置の充実努力で現法制のままでも国防は可能だとの観測が成立つてゐる故であらう。

 国民投票で改憲案が否決された時の破局的事態を想像してみるとこの慎重な姿勢は理解できるし尊重もするが然し同調する事はできない。その理由を以下に書く。

 憲法の交戦権否認条項は所謂マッカーサーメモの〈将来如何(いか)なる日本軍にもrights of belligerencyが与へられる事はない〉との文言に由来してゐる。このメモに基いて憲法素案を起草した当時のGHQ民政局次長ケイディス大佐はこの「交戦権」といふ学術語が何を意味するか知らなかつた。然し彼は軍人である以上、上官の命令は唯(ただ)聴くべきものであり、説明を求めたりする事はできない、との格率の下に行動してゐた。

 ≪国家の欠陥放置してよいか≫

 その時ケイディスが考へた抜道は日本側との憲法素案の検討折衝の際、日本の側からこの交戦権否認条項の削除を要求してくれればよい、といふ事だつた。その際には直ちに要求に応じこの項を削除するだけの権限は彼に与へられてゐた。ところが彼の期待に反して日本側委員から削除要求は出なかつた。思ふに米国の職業軍人でさへその意味を知らなかつたといふ「交戦権」について、それを否認するといふ事態の重大さを理解してゐる学識者は当時の日本国政府の中にはゐなかつたのであらう。

 以上に述べた事は故江藤淳氏の労作『占領史録』中の「憲法制定経過」に委曲を尽して記録されてゐる。政権担当者諸氏は今からでもよいから基処を調べ、この条項が如何に愚かな経緯で憲法に入つてしまつたかを知つて頂きたい。

 戦後の我が国の国際法学界では「交戦権」の複雑な内包とそれの及ぶ外延については十分な研究がなされ、国家に自然に具はる権利にして且(か)つ国際法的遵守義務も有するこの法理を無視する事が、紛争当事者双方にどれほどの禍害をもたらすものであるかについての認識は進んでゐる。現政権は先づかかる重大な欠陥条項を放置しておいてよいのかと国民に問ふ様な啓蒙活動に努めるべきである。憲法改正の発議に先立つてこの努力を蔑(ないがし)ろにしてはならない。(東京大学名誉教授・小堀桂一郎 こぼり けいいちろう)

  結局は、安倍さんも国民を信じられないのでしょうね。本当であれば、きちんと本音をぶつけて国民を説得し、9条2項を削除を言われるはずです。
  それをせずに、匍匐前進を続けざるを得ないのは、戦後、腰の引けた政府・自民党の事なかれ主義が反日売国左翼・在日共を跋扈させ、それに踊らされた平和ボケ日本人を育ててきたということじゃないでしょうか。
  国民が目を覚ますまで待つのか、それとも、覚悟を決めて説得するかですね。きっと、信用できない国民の目覚めを待つのでしょうが、その時は日本は消滅しているのかも。



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