団塊の世代のつぶやき

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中露急接近か

2018年04月16日 | 中国

  川崎さんの記事にがっかりしたが、高山さんの動画と、昨日の宮崎さんが取り上げてくれた、どう考えても破綻しかない経済状況に一安心していました。
  ところが、宮崎さんが、何とも恐ろしい情報を書いてくれています。これは、何とも嫌な雰囲気です。ここまで状況が変わるとは想像もしていませんでした。

  宮崎正弘の国際ニュー ス・ 早読みより   平成30年(2018年)4月5日(木曜日)弐 通巻第5661号 

 中国新国防相の魏鳳和が訪ロ 中露国防相会談をこなしていた
  バルト海共同軍事演習につづき、近く南シナ海でも中露合同演習か

 「これは新冷戦なのか」と『フォーリン・アフェアーズ』(電子版、3月27日)が問題の深刻さを指摘している。

 4月3日、中国の新国防大臣に就任した魏鳳和は、初の外国訪問にモスクワを選んだ。アメリカへの当てつけである。
中国は、英国でのロシア二重スパイへの毒殺事件を端に、ロシア人外交官がスパイ容疑だとして欧米諸国で150名も国外追放になったことに対し「ロシア側の抗議はもっともであり、理解できる」と反欧米の立場を取る。

 中国のリップサービスを受けて、ロシアは米中貿易摩擦で、米国の農作物が中国へ輸出できなくなるという見通しのもと、「いつでもロシアの農作物を中国に輸出する」と言い出した。
ロシアの言い分では、NATOの東欧への「進出」が嘗てのワルシャワ条約機構加盟国への「侵略」であるとし、ロシアは、「NATOはレッドラインを超えた」とする。

 穏やかな言い分ではないが、この程度ならまだ言葉の戦争、ところが、スパイ容疑で、欧州勢と米国が束になってロシア外交官を大量に国外追放するに及んで、言葉の戦争から、熱い戦争の一歩手前まで状況は悪化した。

 西側はロシアの軍拡やクリミア併呑、ウクライナ内戦への介入に不快感を露わにしてきた。とくにオバマ政権末期には「ロシアは軍事大国に復活している」という認識に改め、反ロシア色と強めてきたため、ロシアとの宥和を図るトランプに対して「ロシアゲート」というフェイク工作を仕掛けた。

 この動きに対して、圧倒的得票で大統領三選を果たしたプーチンはロシアの軍拡の合法性を訴えた。まさにNATO vs ロシアの対決は、予期せぬ迅速さで険悪化した。
 プーチンは「証拠も確定しないのにNATO諸国がロシア人外交官を大量に追放したこと」を激しく非難した。

4月3日、アンカラへ飛んで式典に参加したプーチンはトルコへの原子力発電所建設(総工費2兆1000億円)に協力するとし、NATO加盟国であるトルコとの親密さを見せつけた。
そればかりか、NATOがもっとも警戒してきたミサイルに関しても、西側の懸念に挑発するかのように、ロシアはトルコへのS400ミサイル供与を前倒しにするとした。
 
 ソ連の崩壊以後、東側に所属してきた旧ワルシャワ条約加盟国のなかで、まっさきにバルト三国が、そしてポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリーがNATOに加わり、ブルガリア、ルーマニアにはNATOの前線部隊が配備されるという「逆ドミノ現象」を引き起こす。孤立無援だったアルバニアは親中派のスタンスをかなぐり捨ててNATOに馳せ参じ、旧ユーゴスラビアでもセルビア、ボスニア&ヘルツェゴビナ、マケドニアを除き、NATOへと急傾斜した。

 コソボ独立はロシアと中国が認めていない。しかしNATOはコソボの治安回復の任についており、相当数が駐留している。事実上のNATO傘下である(筆者がコソボを取材した折もイタリア兵士がNATO軍として世界遺産の境界などに駐屯していた)。

 ▲流れは変わっている

 このタイミングで米国のトランプ大統領はシリアからの撤退を宣言、つまり今後のシリア統治はロシアにおまかせ、という立場へ後退した(もっともペンタゴンはすぐには撤退しないと言明している)。

 同じ日(4月3日)にバルト三国首脳とトランプ大統領はホワイトハウスで会合をもち、バルト三国との共同軍事演習を2018年度内におこなうこと、また一億ドル相当の弾薬をバルト三国に供与することなどを決めた。
年初にも米国はバルト三国へ4000名の増派をきめたばかりだった。ロシアにとって、これほど不愉快な事態はなく、大国の矜持、ロシアの名誉を高らかに回復するとナショナリズムに訴えてきたプーチンとしては、なにかしら失地回復の機会を窺ってきた。
 
 歴史のアイロニーとは一つの衝動的事件(たとえばソ連崩壊)が起きると動きが逆へ方向転換し、こんどは、その反動が次のアクションを予期せぬ方向へ導く。つまり旧東欧諸国が、ロシアの軍事力を恐れるためにNATOへ加わり、そのことを不愉快としたロシアが軍備を拡充し、またその不安が旧東欧諸国に増大するので、NATOが軍備を強化する。欧米は、NATOの性格変更が旧東欧諸国にひきづられて起きている経過を軽視し、徒に反ロシアのスタンスへ舞い戻った。

 ▲冷戦崩壊から米国の一極支配、そしてまた新冷戦へ

こうした状況をさらに複雑にしたのが米中貿易戦争の開始だった。
 中国はロシアに再度の急接近を試みて、国防大臣に就任したばかりの魏鳳和をモスクワへ送り、中露蜜月のジェスチャーを演じさせた。

 魏鳳和は軍人の多い山東省出身で、戦略ミサイル軍司令(旧「第二砲兵」。軍事委員会直属の組織に改革された)だった。このため現代のハイテク兵器に明るく、ミサイル開発でも貢献し、第十八回党大会から中央軍事委員会のメンバーとなった。
全人代で国務委員を兼務する。肩書きは上将(大将)。常万全前国防相も国務委員を兼ねた。言うまでもなく中国における国務委員は閣僚級であり、外交畑では、楊潔チと王毅が国務委員。王は外相も兼ねる。

 冷戦崩壊から米国の一極支配は短期に終わり、いままた新冷戦へ。この迅速なる変化の流れにあって、基本的な構造が「欧米+中国 vs 旧ソ連」から「欧米+旧東欧 vs ロシア+中国」と図式になったことである。

  もし、中露が本気で組めば様相は一気に変わりそうですね。プーチンさんが、そこまでバカじゃないと信じたいところですが、こればっかりは分かりません。
  こうなると、中露接近が本物になる前に中国を叩き潰すべきじゃないでしょうか。のんびりと様子見なんてやってるといよいよ第三次世界大戦なんてことになりかねないでしょう。

  ここは、安倍さんが米露の間に立って上手く収めてくれることを期待しましょう。とは言え、ここまで来ると難しそうです。もし、安倍さんが成功すれば、いよいよ日本の時代じゃないでしょうか。

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