第2822回で久し振りにトッテンさんを取り上げたと思ったら直ぐに新しい記事がアップされてそれに又興味深い言葉がありました。
アシスト ビル・トッテン関連情報 コラム(Our World)より
・・・略
一部の国の人間が贅沢をするために、貧しい人々を搾取する仕組み、これがグローバル化の現実だと私は思っている。・・・中略
今米国がすぐにでもすべきことは、フリードマン氏が石油からエタノールにすることで永久に続くと国民に信じさせようとしている自動車社会を見直し、米国内に旅客鉄道を整備することだろう。・・・以下略
貧しい人々を搾取する仕組みとは言いえて妙ですね。これは何かに似ているなと思っていたら、そうです、昔の帝国主義そのものじゃないでしょうか。昔は、国家が搾取のために後進国を植民地にしていましたが、それが企業に変わっただけのことです。
民主主義の時代国としては後進国を侵略することは難しいでしょうが、企業ならばそれ程問題にならないと言うことなのかもしれません。
こう考えると、発展途上国の安い賃金を使って設ける今のやり方のおかしさがはっきりとします。やはり、このやり方はおかしい。
海外生産はあくまでもその現地で消費されるものを現地の価格で販売することが必要なのじゃないでしょうか。安い労賃でこきつかって生産したものを世界に高く出荷して設けることは一見正当な企業活動に見えますが、根本的には帝国主義と同じと言うことであって、人間としてはしてはならないことなのじゃないでしょうか。
もう一つの、エタノールが自動車社会を永久に続くと信じさせるためというのも目からうろこの考え方です。やはり、公共交通を主体とした交通体系へクルマ社会から変えることこそ必要です。
やっぱりトッテンさんは良い!