団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

カスピ海と黒海の間に「ユーラシア運河」を建設

2018年08月16日 | 中国

  お恥ずかしいですが、カスピ海と黒海の間に運河があったなんて想像もしていませんでした。それどころか、今度は新しい運河を建設するのだそうです。
  これにも、やはり中国が絡んでいるようです。それにしても、中国の地球彫刻の構想は凄いですね。ニカラグアの運河に、驚きタイの運河計画もその手があったかと感心させられました。
  中国も、こうした計画を世界制覇なんてバカなことを考えずに素直に世界の為にやっていれば、今頃は、トランプさんに狙われることもなく世界から尊敬されていたのじゃないでしょうか。
  やはり、ウシハクの国には、そうした発想はなさそうです。日本にそれだけの予算があれば、地球は狭くなっていたことでしょう。とは言え、そうした経済重視が良いのかどうかは考える必要がありそうです。
  飛び回るのは、情報だけで、経済はナショナリズムで良いのじゃないでしょうか。

  その驚くべき運河を、何時もの宮崎さんが詳しく書いてくれています。
  
 宮崎正弘の 国際ニュース・ 早読みより   平成30年(2018年)8月9日(木曜日) 通巻第5783号  <前日発 行>

 「えっ?」。 カスピ海と黒海の間に「ユーラシア運河」を建設
  中国が資金投資による関与か。プーチンは、このプロジェクトに前向き

 カスピ海から黒海への運河は、小型船の水路としてなら「ヴォルガ・ドン運河」がすでに存在している。
 いわくつきの難工事で、もともとはオスマントルコが、抵抗線として水路の活用を思い立ったが、途中で挫折した。ついで ピョートル大帝が建設を復活したものの、途中で中断し、実際に本格工事が開始されたのは1941年にまでもつれ込んだ。

囚人が大量に動員され、1952年に完成した。鉄のカーテンが敷かれた時代だから、西側は、この運河の完成を知らなかった。 途中、ポンプで揚水し、水深を調節する関門は17ケ所、最大5000トンの船舶が通過できる。
 カスピ海の東側はトルクメニスタン、ウズベキスタン、カザフスタンがあって、石炭、鉄鉱石、木材などが運ばれた。

 新しい運河構想はヴォルガ川ルートより南側を、アストラハの南方からおよそ1000キロ、黒海の北西端に位置するロストフ へと至る。
 このルートは北カフカス、タゲスタン、カルムイク共和国などを通過する。プーチンが意外に前向きなのは新興財閥の利権とな ることであり、景気刺激にも繋がり、旧衛星圏だったカザフスタンなどの中国傾斜をすこしでも食い止める政治効果もあると踏ん でいるからだ。

 中国側も大いに政治的裨益があると読む。なによりも、習近平の思惑は、資金投入によって中国のシルクロード(一帯一路)の 支線としても使える上に、プーチンの中国離れを食い止めるには良い餌と見積もっているからだろう。

 ところが反対運動が起きた。
 通過地域にあるカルムイクは少数民族の自治共和国。もともとチンギス・ハーンの末裔が建国し、いまもチベット仏教を信仰す る。人口僅か18万人だが、「首都」にはチベット寺院もあり、かなりの住民はロシア語のほかに、少数民族の言葉=カルムイク 語を喋るという。

 この流域住民の反対運動に加わってきたのがモスクワなどにいる環境保護団体の活動家である。
かれらはウスリー川が、蒸留の中国の化学工場爆発によりベンゼン流失で汚染されたおりも、ハバロフスクに集合して中国と補償 交渉をした。

 バイカル湖の水をパイプラインを敷設して中国に運ぶという壮大なプロジェクトを持ち上がったときも、イルクーツクにあつ まって強硬な反対運動を組織化した「実績」を誇り、この環境保護の活動家らが、新運河建設予定地に集合し始めると、プーチン 政権としては厄介なことになる。

 しかしクリミヤに新しい橋梁をかけ、サハリンにも橋を架ける工事を始めたプーチンは、ウラジオストクをすでに見事な都市に 変貌させたように、この運河構想に積極的である。

 ネックは総工費である。
最低に見積もって100億ドル、水深10メートル、1万トン級の大型船の航行が可能となり、途中の水門は六カ所。最終予算は 170億ドルに達するとされ、この資金をいかにして工面できるか?
 資金難が明らかなために、プーチンは中国へプロジェクトへの参加を呼びかけたのだ。

  この壮大な計画も、もう中国にはそんな金も力も無いでしょう。プーチンさんが、そんなことも分かってないとは思えないのですが、何か思惑があるのでしょうか。

  それにしても、こういう壮大な計画は夢がありますが、やはり、人類にとって本当にやるべきなのかどうかは疑問がありそうです。

それでも、大きな夢は楽しいですね!
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