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渇水頻度

2010年04月19日 | 坂出

  第3852回でも書きましたが、香川県民にとって常に頭にあるのは早明浦ダムの貯水量と言えるほど水不足に怯える毎日です。
  そんな香川県民の想いが溢れているアンケートの結果が出たそうです。

  四国新聞社 | 香川のニュースより  2010/04/12

  9割「渇水頻度高くなった」/県民アンケート

 水の安定供給のための経済的負担は

  四国地方整備局が行った渇水の影響に関するアンケート調査で、県民の約9割が渇水の頻度が高くなったと感じていることが明らかになった。

  早明浦ダムは2007年から3年連続で取水制限を実施し、08年には貯水率ゼロに陥った。頻発する渇水への危機意識を背景に、水の安定供給のための経済的負担を「やむを得ない」と考える県民の割合は約6割を占め、四国4県で最も高かった。

  調査は、産学官で四国の利水や治水について考える四国水問題研究会(会長・井原健雄香川大名誉教授)の議論の参考にするため、昨年8~9月に実施。4県の2334人(県内559人)の回答を得た。

  渇水の頻度が高くなっているとの実感があるかどうかの問いに、香川は88・8%が「ある」と回答した。他県は徳島65・4%、愛媛62・3%、高知54・3%で、香川が突出して高かった。

  水道料金の値上げなど水の安定供給のための経済的な負担については、「やむを得ない」「多少はやむを得ない」が計60・5%に上り、以下、愛媛54・8%、徳島52・9%、高知46・8%となった。

  渇水対策として5つの施策を挙げて必要性を聞いたところ、「上水道、農業用水、工業用水の柔軟な水融通」は80・7%が「積極的に進める」と回答。次いで「水の再利用率を上げる」が80・3%、「雨水活用施設の設置」が74・5%の順で、「ダム・ため池などの貯留施設の整備」は57・5%、「海水の淡水化」は40・9%にとどまった。

  また、「普段の生活から節水に努めている」としたのは80・6%で、他県(愛媛79・1%、徳島75・7%、高知69・0%)を上回った。

  今年のような雨続きによる早明浦ダム満水状態というのは香川県民にとっては例外中の例外であって、ちょっと晴れの日が続くと頭の隅で早明浦ダムは大丈夫だろうかと不安が沸いてくるのです。
  ここ何年かは、このアンケートにもあるように何時も渇水対策で取水制限なんて言葉を聞いているような気がします。水を大事に使うことはもちろん大事ですが、ここはやはり根本的な対策を取ってもらいたいものです。今回の様な雨による満水状態が続いていると聞くと、余った水を放水するのじゃなくてもう一つダムを作って溜めておいてくれと考える県民は少なくない筈です。
  只でさえ高い水道料がこれ以上高くなるのは辛い者がありますが、それでも何時も付き纏う水不足が解消されるのであれば仕方なく受け入れるでしょう。
   それ程に、水不足という恐怖を常に持って暮らしているのが香川県民なのです。それなのに何故、その対策を一番にやらないのか不思議です。
  脱ダムの時代とはいえ、早明浦ダム級のダムを建設すると言っても反対する県民は殆どいないのじゃないでしょうか。政策は所によって変わって同然でしょう。

何故それができないのか!



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