団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

★片平観平と日本的思考

2023年02月03日 | 鎖国のすすめ

 孟子の言葉です。
実は同じことが、日本書紀の神武天皇記にも書かれています。
神武天皇は、国が荒れ人口さえも減少したときに、稲作の普及のために日向(宮崎)を兄たちとともに出発されるのですが、畿内で敵に襲われ、兄たち全員がお亡くなりになり、持っていた備蓄食料もすべて海に流され、部下たちは病に倒れます。
しかし、そのときに、天の神は神武天皇に、叢雲の剣を授け、八咫烏を派遣するのです。

 天が大任を与えようとするときには、強烈な試練を与えます。
試練に負けず、めげず、怖(お)じず、そして逃げずに、たゆまず雄々しく前に進もうとするとき、はじめて天はその人に任を与える。
逆に言えば、いまとってもつらいことであっても、途中でめげたら次はない、ということです。
名もない民草(たみくさ)であったとしても、どこまでも、いつまでも正しい心で前に向かって歩み続ける。
それが日本人の日本人的生き方です。

 片平観平が、トンネルを完成させたのは、天保11(1840)年のことです。
いまから180年以上も昔です。
それでも、彼は、いまも水路とともに、人々の心の中に生き続けています。   
  それにしても、我が先人の凄さには驚かされました。これもシラス国という素晴らしい国に産まれた幸せがそれをさせるのかも。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿