団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

モノを包めるガラス

2012年06月15日 | 日記

  第 4644回で超軽量太陽電池モジュールを取り上げたところですが、ガラスの世界にまたまた強烈な商 品が出たようです。

  ITmedia Newsより  2012年06月05日 

  ゴ リラガラスのCorning、超薄でモノを包めるガラス「Willow Glass」を発表

印刷用紙程度の厚さで曲げたり巻いたり できるガラスシート「Willow Glass」をGorilla GlassメーカーのCorningが 発表した。500℃までの高温に耐えるため、ディスプレイの他、太陽電池などの潜在用途もある。[佐藤由紀 子,ITmedia]

 米Corningは6月4日(現地時間)、印刷用紙程度の厚さでフレキシブルなガ ラス「Willow Glass」を発表した。

 Willow Glassは巻くこともできる

 Corningは、多数のスマートフォンがディスプレイで採用しているゴリラガ ラス(Gorilla Glass)のメーカー。間もなく日本で発売される韓国Samsung Electronicsの「GALAXY S III」にも、同社の「Gorilla Glass 2」が採用されている。

 Willow Glassの厚さは100ミクロン(=0.1ミリ)で、これは一般的な印刷用紙の厚さだ。薄い上に強度があり、柔軟なため、例えば端末を“包み込む”形の ディスプレイを設計することも可能という。また、500℃までの高温に耐えるため、ハイエンドディスプレイ に適しているとしている。OLEDでもLCDでも採用でき、カーブしたディスプレイにも使える。また、照明 やフレキシブルな太陽電池などの用途にも適しているとしている。

 既にディスプレイやタッチ端末メー カーにサンプルを出荷しているという。

  日本も負けていないようです。

  2012年6月5日

   DNP、フレキシブルガラスを用いたカラーフィルター製造プロセスを開発

 大日本印刷(DNP)は2012年6月5日、フレキシブルなガラスをロール・ツー・ロールプ ロセス(ロール状に巻かれた基材への連続的な製造プロセス)に用いたカラーフィルター製造技術を世界で初め て開発したと発表した。今後さらに開発を進め、2014年度の量産開始を目指す。

  DNPは今回、従来のガ ラス基板の10分の1となる厚み0.05から0.07ミリメートルのフレキシブルガラスを用いてロール・ツー・ ロールプロセスでのカラーフィルター製造技術を開発した。フィルムと同様のロール・ツー・ロールプロセスによ り、生産効率が高いフレキシブルディスプレーの実現が期待できるという。ガラスにクラック(ひび割れ)などの問 題が生じないように条件を精査するなど、フィルムを扱う場合よりも基板に対する力のかかり方を繊細に制御するプ ロセス技術を開発した。

  今回、厚みが0.07ミ リメートルのロール状フレキシブルガラスに対し、カラーフィルターのパターンをフォトリソグラフィー方式で形成 した。製作したカラーフィルターは、直径3センチメートル以下に曲げられる柔軟性を備えている。

  DNPは今後量産に向け た開発を進め、液晶や有機EL等のディスプレーをはじめ、電子ペーパー、有機EL照明、太陽電池などへの応用を 図り、2014年度の実用化を目指すとしている。

  DNP 大日本印刷株式会社  ニュー スリリースより

  …略

現在の液晶ディスプレーに搭載されてい るカラーフィルターは、0.5~0.7ミリメートル厚のガラス基板を使 用しています。スマートフォンやタブレット端末など薄型、軽量が求められる用途では、カラーフィルターのパ ターンを形成したガラス基板を、ケミカルエッチング処理により0.15ミリメートル程度まで薄板化していま す。しかし、工程が増えることでリードタイムが長くなるほか、本処理では、今以上の薄板化が難しいなどの課 題がありました。一方、ガラスの代替としてプラスチックフィルムの活用も検討されていますが、酸素や水蒸気 に対するバリア性、耐熱性、寸法安定性が課題となり、開発段階にとどまっています。…以下略

  重いガラスの代わりにプラスチック フィルムを使えは良いじゃないかと思ってましたが、ガラスにはかなわないんですね。そうなると強くて薄いガラス の開発に期待したくなります。
  それにしても大日本印刷(DNP)のガラスはどこのメーカーがせいぞうしているのでしょうか。まさか自 社で製造しているなんて事はないでしょうし。企業秘密なのでしょうか。

  と思っていたら、今度はメーカーの 開発記事です。

  EDR,LLCよ り  2012年6月6日

   AGC、次世代ディスプレイなどに向けて超薄板ガラス積層技術の開発に成功

 AGC(旭硝子)は2012年5月30日、超薄板ガラスをユーザの製造工程で搬 送するためのキャリアガラスへ貼り合わせる積層技術の開発に成功したことを発表した。この技術により、ユー ザーは設備を変更することなく超薄板ガラスを取り扱うことができるようになる。  今回開発した0.1mm厚の超薄板ガラスは、極薄、柔軟といった特徴に加えて、透明性、耐熱性、電気絶縁性などの面でも優れた特性を実現している。同社 ではこのガラスの実用化を加速するため、厚さ0.5mm程度のキャリアガラスに超薄板ガラスを貼り合せる積 層技術を開発した。

  この技術で作られた積層 基板は、通常のシート状のガラスと同様に1枚ずつ扱うことができるため(シート・トゥ・シート方式)、の設備を 変更することなく超薄板ガラスに回路形成などの処理を行うことを可能にする。また、キャリアガラスと超薄板ガラ スは特別な吸着層で貼り合わされており、製造工程における加熱や化学処理に対する耐久性がある一方、工程で処理 された後にキャリアガラスを容易に剥離することができる。さらに、キャリアガラス上の超薄板ガラスは、工程設備 に直接触れないため、傷の発生を抑える効果も期待できる。

  ニュー スリリース

  こうしてみるとガラスの進歩は凄ま じそうです。今までのガラスの世界とは様変わりなのでしょうか。
  この薄いガラスが今の太陽電池に使われている強化ガラスに取って代わるなんてことになれば第4647回で取り上げたイタリアのフレキシブル ソーラパネル以上のものが期待できそうです。そうなればどんな場所にでも設置できるようになりそうです。太 陽光発電の世界も様がわりしそうです。

どんどん面白くなり そう!

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