団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

★外から見た日本人  ラジャー・ダト・ノンチック

2009年07月19日 | 誇れる日本

  この期に及んでも選挙にしか興味のない政治家たちのレベルの低さに、もうこの国の未来は無いのかもしれないと暗い気持ちになってしまう毎日です。
  自民党もぼろぼろだし、民主党は国を売るような人達ばかりのようだし、もし政権を取れば日教組が教育を牛耳ることになると思えば到底選ぶことはできそうもない。一体どうすれいいのやら。ここはもう諦めるしかないのかも。

  そんな絶望的な気持ちの時に、それではこの国を良くしようとして努力してくれた人達に申し訳ないと考えさせられる話に出会いました。

 ぼやきくっくりより

 外国人から見た日本と日本人(1)

 ・・・略

  ラジャー・ダト・ノンチック=マレーシア人。南方特別留学生として日本で学び、戦後独立運動に参加。元上院・下院議員。1994年逝去。

「日本人よありがとう マレーシアはこうして独立した ラジャー・ダト・ノンチックの半生記」(土生良樹)より

かつて 日本人は 清らかで美しかった

かつて 日本人は 親切でこころ豊かだった

アジアのどの国の誰にでも自分のことのように 一生懸命つくしてくれた

 

 何千万人もの 人のなかには 少しは 変な人もいたしおこりんぼや わがままな人もいた

自分の考えを おしつけて いばってばかりいる人だっていなかったわけじゃない

 

でも その頃の日本人はそんな少しの いやなことや 不愉快さを越えておおらかで まじめで 希望に満ち明るかった

 

戦後の日本人は 自分たち日本人のことを悪者だと思い込まされた学校でも ジャーナリズムも そうだとしか教えなかったからまじめに 自分たちの父祖や先輩は悪いことばかりした残虐無情なひどい人たちだったと 思っているようだ

 

だからアジアの国に行ったら ひたすら ペコペコあやまって私たちはそんなことはいたしませんと 言えばよいと思っている

 

そのくせ 経済力がついてきて 技術が向上してくると自分の国や自分までが えらいと思うようになってきてうわべや 口先では 済まなかった悪かったと言いながらひとりよがりの 自分本位の えらそうな態度をする そんな 今の日本人が 心配だ

 

本当に どうなっちまったんだろう日本人は そんなはずじゃなかったのに

本当の日本人を知っているわたしたちは今は いつも 歯がゆくて くやしい思いがする

 

自分のことや 自分の会社の利益ばかり考えてこせこせと 身勝手な行動ばかりしているヒョロヒョロの日本人はこれが本当の日本人なのだろうか

 

自分たちだけで 集まっては

自分たちだけの 楽しみや ぜいたくに ふけりながら

自分がお世話になって住んでいる 自分の会社が仕事をしている その国と 国民のことを さげすんだ眼でみたり バカにする

 

こんな ひとたちと 本当に仲よくしてゆけるだろうか

どうして どうして日本人は こんなになってしまったんだ

 19894月 クアラルンプールにて

  このブログの下に「外国人から見た日本と日本人」シリーズが11まであります。全部読むとかなりの量がありますが、読むだけの価値はあります。歳のせいで涙腺が弱くなった私は何度も泣きそうになってしまいました。

  戦後の教育が日本人を是ほどまでに悪くしてしまったことを戦前の人達にどうやって謝ればいいのでしょう。
  団塊の世代の私はまだ戦前の良き日本を少しは残した親に育てられましたが、それでも昔の日本人のような筋の通ったきちんとした日本人には育たなかったという負い目はあります。その私たちが育てた子供たちはもっと軟弱に育ってしまった。
  こんな教育がおかしいのじゃないかと気が付いたのはネットのお陰でしょう。ところが、今度の選挙で日教組が教育の実権を取ろうとしています。これは、日本にとどめをさすことになるのじゃないでしょうか。

もう諦めるしかないのか!