年金暮し団塊世代のブログ

男寡になった団塊世代の年金の現実と暮らし向きをブログで。 今や仕事になった鳥撮り(野鳥撮影)の成果もアップします。

ミヤコドリ

2018年06月22日 | 写真~野鳥

ミヤコドリ (都鳥) は、嘴(くちばし)が赤、虹彩も赤、脚は桃赤色、体上面は黒、体下面は白と、赤白黒が目立つ色彩のチドリの仲間で、体長45センチ程でハトより少し大きく、干潟の鳥の中では大きい方ですので、まず見間違えることはありません。





ミヤコドリは、ごく希な冬鳥・旅鳥 としてほぼ全国的に飛来しますが、近年は東京湾沿岸(→ 例えば、千葉県船橋市の東京湾三番瀬)で毎年越冬 するのが確認されています。  今日見て頂くミヤコドリは、私めが去る4月上旬に葛西臨海公園@東京の干潟に旅鳥として飛来して来た 恐らく番(つがい)であろう2羽を観察・撮影したものです。  (→ 何故ツガイかというと、ミヤコドリは生涯継続するタイプの一夫一妻制で、よって当然 ツガイで行動するからです)



ミヤコドリは、英名が「 Eurasian Oystercatcher 」といい、「カキ取り鳥」 or 「カキ食い鳥」とでも訳せましょうか。   名前になるくらいカキ等の二枚貝類を主食にしていて、捕えた貝を砂地に立てて、薄く鋭い嘴でこじあけて、二枚貝の閉殻筋(貝が開閉するときの筋)、即ち 貝柱を切断して中身を食べるのがミヤコドリの特徴です。   勿論、二枚貝以外にもカニ(蟹)やゴカイも食べます。





(↓)は顔が水面下になる程 必死で餌を探しているミヤコドリの姿です。


(↓)は、獲った蛤(はまぐり)らしき二枚貝を銜えて、固い砂地に向かって走るミヤコドリの姿です。


ミヤコドリの嘴は太く見えますが、正面から見ると上下の嘴とも横から押されたように上下に薄く(平たい) 先が鋭い形をしています。(↓)




一応 ミヤコドリの後ろ姿も見ておいてください。(↓)


尚、
①日本の古典文学に登場する「都鳥」は、現在のミヤコドリではなく、ユリカモメを指すとする説が有力だそうですが、ここでの解説は省略します。

②ミヤコドリは国の準絶滅危機種 になっています。


(画像をクリックすれば大きな画像になりますので、お試し下さい)




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