全身が真っ赤なトンボですので、普通の赤トンボ(アカネ)と思って撮影していたのですが…

後ろ正面から見ると、羽根(翅)の根元付近が橙色をしていることに気付きました。 橙色が目立ちとても綺麗でした。(↓) 今まで見たことがなかったので、これはきっと珍しいトンボだと思いました。

図鑑で調べてみると、丘陵地や低山地の森林に囲まれた池などに生息しているそうで(→ 私めが見つけたのもそういう場所でした)、「 根黄トンボ 」と名前が付いた理由にも納得しましたです。

朝夕はすっかり秋になりました。 赤トンボの季節です。 皆さんも赤トンボを探してみてくださいな。
(画像をクリックすれば大きくなりますので、お試し下さい)
トンボが好きでない人にも必ずと言ってよい程知られている超代表的なトンボです。
成熟したオスは黒みが増し,腹部背面に白粉が生じ、それが塩辛昆布(こんぶ)の白い塩にみたてられてこのような名前がついたらしいです。

オスは「シオカラトンボ」と呼ばれていますが、茶色いメスは俗に「ムギワラトンボ」と呼ばれています。
ムギワラトンボはじっと止まっていることが多いのですが、シオカラトンボは意外にすばしっこく、子供の頃なかなか網で捕まえられなかった記憶があります。

交尾中のカップルです。 右側のオスにピントを…。 オスの尻尾の先端にあるハサミ状の付属器でメスの首を挟みつけます。

左側のメスにピントを合わせた交尾中のカップルです。 メスは尻尾の先端にある交接器をオスの腹部にある交接器に合わせて交尾します。

交尾後メスが産卵している間、オスはメスを守るように警護しています。
(↓)は、警護中 ホバリングして空中で停止しているオスです。 4枚の翅の動きが珍しいです。

(画像をクリックすれば大きくなりますので、お試し下さい)
7月30日 に 黄糸トンボ の 産卵 の様子を見て頂きましたが、交尾の様子は残念ながら撮れなかったと書きました。 その後再チャレンジしまして、何とか 交尾 の様子を撮りましたので、見てください。
交尾の時、オスは尻尾の先端の電車の丸い連結器(クワガタ虫の口)状になっている付属器で、メスの首をはさみつけます。 この後、メスは尻尾の先端にある交接器を オスの胴体後部にある交接器に合体させて交尾をします。 百聞は一見にしかず、見てください。
(↓)はピントを上側のオスに。 交尾の姿はハート形です!

(↓)はピントを下側のメスに。 オスとメスの眼の表情は…

(↓)はピントをオスとメスの中間に。 メスの尻尾はまだ十分に黄色になっておりません。
もしかすると未成年のメスかも… (笑)

(画像をクリックすれば大きくなりますので、お試し下さい)