具樂無

以前 ご紹介 した "Simplicity Super Studio" がリニューアル。
碑文谷に 具樂無 というショップをオープンさせたと聞き、早速
お出かけしてきました。



「オンラインではお伝えしきれないことがたくさんありますので、
やはり現物を手にとっていただきたくてショップをオープンさせました。」
そう語りながら案内してくださるスタッフの方たちは、
皆さん、本当に作品への愛情に溢れていらっしゃいます。

白磁の無釉の小皿に一目惚れしてしまったワタクシ。
「すごく欲しいけれどお醤油入れたらどうなるかしら ? 」そう質問すると
「そのご使用方法では、釉薬のかかったこちらの小皿になさってください。」
的確なアドヴァイスをしてくださいました。

アンティークバカラの内側に銀箔を貼った素晴らしいお棗など、
作品誕生のストーリーをうかがいながらうっとりと眺めていると、
あっという間に1.5時間ぐらいの時が経過していきました。

こうして我が家にやってきた作品たちをご紹介。



以前、購入した織部に加えて、青磁と陶器の飯碗を。
染付5寸の小皿は、唐草、アイウシ、麻の紋様を、呉・赤と色違いで。



内部を漆で拭きあげたという、オリジナルの銅製のボウルは、さりげなく
野花をあしらっても素敵そうですし、建水に見立てることも可能なサイズ。



そして、今回の一番のお気に入りが鈴木盛久工房の天蓋香炉。
この繊細な造形は、中尊寺・金色堂のご本尊、阿弥陀如来像の天蓋を
模したものだそう。



煩悩と闘い、店内を何周も何周もぐるぐると廻ったワタクシ。
蝋引き紙で丁寧に梱包された包みと共に、ワタクシに手渡された
ずっしりと重みのある小さな小さな布包み。
「こちらはオリジナルで作成しました干支の文鎮です。どうぞお使いください。」



スタッフの愛情に支えられた数々の作品と触れ合える具樂無。
オンラインだけでは気づくことができなかった、たくさんの魅力が
シッョプ全体の空間を素敵に彩っていました。