はじめてのお留守番

2007-12-06 05:24:00 | 
ニュージーランド、ハミルトンからお届けしています。

みなさんこんにちは。

今日の記事は「社員旅行へ同伴」の続きです。


ペットを飼っていると泊まりの時どうするか悩みますよね。


猫を飼ってる周りの人は一泊くらいなら大丈夫というし、中には4泊までなら全然平気という強者もいて、前回のように宿泊施設に預けるより慣れた家で留守番させる方がストレスがかからないだろうと、家に置いていくことに決定しました。

汚されることより我慢して便秘になったら嫌なので
こんなトイレを使ってます

床に新聞紙を敷き詰めてこの部屋の中だったらどこにされてもOKに。

出かける直前に大好きな猫缶を大目に盛り、

別のお皿にはビスケットを一日分。

水もふたつのお皿に用意して、でもここから水を飲むことがあまりないため、シンクの水滴を舐めても大丈夫なよう、シャワー室、洗面所、台所、洗濯場のシンクの中をきれいに水洗いしておきました。

それからビスケット箱を倒して前脚でかき出すことを覚えていつもつまみ食いをしているので、同じ箱に一握りのビスケットを入れてわざと部屋の真ん中に設置。
お皿の餌がなくなったら、セルフサービスで食べてもらおうと魂胆(笑)。



そんな準備をしている時、タフィーと言えば何となくいつもと様子が違うと分かってる。

疑うようなまなざしで私の行動を逐一観察・・・・その様子に一抹の不安をかかえながら旅行に出発し、翌日夕方帰ってきた訳なんですが。


トイレはちゃんと洗濯場の中でしてくれて、カーペットにシミなどもいっさいなく成功~


ところが餌を見ると


あの食いしん坊で、


がっつり食欲120%で、


宿泊施設のお姉さんに「食欲は良好」とも言われたタフィーが


置いておいた餌にいっさい手をつけてないっ


あの、ヒナと卵を丸ごと飲み込むタフィーがっ


鳥のために庭に放ったパン切れを貪り食うタフィーがっ


餌を食べなかったなんて前代未聞の出来事で驚いたのなんのって


すぐさま別の缶を開けてやったら、もう食うわ、食うわ。


そしてげっぷをしながら、明らかに拗ねている。


旦那が荷物を入れている隙にスルリと家から出てしまい探しに行ったら隣の庭にいて呼んだんだけど、

普段なら隣の家の庭に行くことがあっても「悪いことしている」って分かってる様子で首をすくめながら逃げようとするんですね。


でも今回はゆっくり、のったり地面の匂いを嗅ぐふりとかして。ちらり、ちらりとこっちを見る。

明らかに
わざとやってる


(不法侵入して)捕まえにいったのだけど、お隣と言っても庭がお互い大きいもので、ぐるりと回っている間にタフィーはさらにもう一軒先との塀の上へ。

それがね~。

塀の上で


私の顔をじーーーーっと見ながら、あたかも「早くしないと行っちゃうよ~」と、向こう側へ飛び降りるような素振りを見せるんですよ。


でも本当に行きたかったらとっくに飛び降りてるだろうし、捕まえる時も簡単で抵抗もせず家に戻ってきた事から、

完全に演技だったのを私は確信しました。






その後はすっかり安心しきって爆睡。落ちそうになってるのを私がかろうじて支えてます(笑)




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社員旅行に同伴(最終回)

2007-12-05 10:34:41 | 旦那の部屋
ニュージーランド、ハミルトンからお届けするひつじのブログです。

さて。

旦那の勤める店の社員旅行に同伴するはめになった先週末。

恐怖のカーチェース

終わりの見えないディナークルーズを経てようやくホテルに帰ったんですが


とっても、とっても疲れていたのに

朝4時まで眠れなかったのは

半分旦那のせい


職場のオーナーへお願い。


「来年はうちの旦那をスカイシティに泊らせないでください」



1時近くだと言うのに、嬉々と彼が向かったのはカジノ

日本でいうパチンコのような存在のポーカーマシンは破産者が出る事件など社会問題として取り上げられることも多いのですが




ギャンブルですから、たいがいは損をします。
要は止め時を知っていれば「エンターテイメント」でいいんじゃないか、という存在。あまり刺激のない国ですし・・・

旦那、元々気が小さいから金遣いは荒くないので、時々やっても10ドルとか20ドル。

この日は社員旅行だし、40ドルと決めて勇んで行ったんです・・・



いつまで経っても帰ってきやしない。

1時間経ち・・・・2時間経ち・・・・・・・・・・・


いや別に待っていた訳じゃないんですが、隣の部屋からテレビの音がうるさくて。



で、4時ごろになってようやく部屋に戻ってきた彼。


見てみて~と手のひらで札束ヒラヒラさせている。

40ドルの元手が630ドルになった~!


これで彼は気持ちが盛り上がり、社員旅行のポイントも一気に上昇

一人で興奮して、ポーカーマシンがどんな具合に並んで、他の客がどんな風にうらやましがって、と際限なくしゃべりはじめました。

私はもう風船がはち切れそうなくらい、眠くて機嫌も悪くて


早く寝ろ~~一喝。   



←旦那



ようやく静かになったら、今度は隣のテレビの音が気になって仕方がない。

ホテルのレセプションへ電話して、係の人に注意をしてもらったんですが


それに腹を立てた隣人、係が去ったあとボリュームアップして嫌がらせをしてきた。




でも朝4時も回って隣人もあほらしくなったのか、しばらくしたら静かになって。

ようやく寝付いて、気付いたら朝の7時でした。



それにしても社員旅行と言えば私の中では翌日の朝食がMUSTアイテム・・・・・

日本だったら広間でごはん、みそ汁、焼き魚と、味海苔なんかみんなで眠い目を擦りながら一緒に食べる・・・メニューは違えどそんな感じを想像していたんです。



旦那も私も「そういえば朝食の指示がなかったね~」「集合してからどこかで食べるのかね~」なんて、話してたんですけどね


蓋を開けたら朝食ははじめから計画に入っておらず、男子は何も食べずにゴルフに向かったんですね・・・


若者たち、さぞお腹が空いていたろうに・・・・


オーナーがなぜ朝食を計画してなかったのかは不明ですが、奥さんの方はお腹空いたでしょう?と気遣ってくれて

女性はショッピングに行った先でちゃんと食べました。


ところで女性のメンバーですが、オーナーの奥さん以外全員「外国人」。

フィジー人、フィリピン人、そして私。

フィリピン人のキーシャは大学終わったばかりでしょうがないとしても、フィジー人のアニータはパートもしてるし

いくら奥さんがお金を出してくれると言っても、旅行のメニューにない朝食を奥さんのお財布に期待するのは私は何か違うと思ったのですが、だから自分でお金出したけど

並んだマクドナルドのカウンターで二人は全くバッグを開けるそぶりも見せず

いいのかな~(汗)って。


ま、それはおいておいて。


男子達がようやく食事ありつけたのは9ホール終えたあと。

どうやら話を聞くとゴルフより、ゴルフカートで大暴走したことの方が楽しかったって・・・・想像できたけどやっぱり発起人はうちの旦那。

クラブを槍に、カートを馬に見立てて、若者たちと騎馬戦をやったそうです。ああ情けない。

ゴルフ場を追い出されなくてよかったよ・・・・




ゴルフ場に行く途中ミッションベイとか海岸線を車で通ったんですが、ニュージーランドのいわば

マイアミビーチ行ったことないけどってな雰囲気で


ハミルトンにすっかり慣れてしまった私の目には


オークランドがもの凄い大都会に見えましたよ。


ということで無事に帰ってきました。「田舎の」ハミルトンへ。

やっぱり家はいいですねぇ。


・・・で肝心のタフィー。


家で一匹で留守番させたんですが、それがね~。

次回はやっぱり猫宿泊所にしようかと思ってます。



その話は次回・・・



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社員旅行に同伴(頼む、降ろしてくれ~の巻)

2007-12-04 08:24:15 | 旦那の部屋
こんにちは。

ニュージーランド、ハミルトンからお届けしているひつじのブログです。



さて。

この週末、行き先不明なミステリー社員旅行に同伴することになり、スリリングなドライブでオークランドのスカイタワーホテルにチェックインした私たち。


精神的に疲れてホっとすると眠くなりますよね。

私も、もうそのまま休みたい~な状態だったんですが、ロビーに集合した後大型タクシーでホテルを出発。

連れて行かれたのはフェリーの発着所でした。


クルーズとは思いつかなかった!なるほどね。

ちょっと楽しくなって目もすっかり覚め、乗船しました。




周りも会社関係の集まりのようで、予約カードにはチョコレート会社のキャドバリーとか電化製品のフィッシャー&パイケルなどの名前が見えました。





飲ませていいのか疑問なのですが16歳男子を筆頭に、ぐいぐいと空けるは空けるは・・・(汗)

会社ごとに船から渡されるカードを持ってバーカウンターに行けば希望の飲み物を渡してくれ、オーナーが後から精算する仕組み。

男子たち、次から次へと冷えたビールを交代で持ってきて・・・・・うわ~!いったい幾ら分飲んでるんだろう(汗)とちょっとオーナーの懐具合が心配になったりして。

私も専用のワインボトルをいただき(下戸ですから、と断ったのに)、ちょびちょび飲んでいるうちにすっかりほろ酔いしてしまい、

船の揺れと自分の酔い加減がシンクロして、ちょうど電車で居眠りをしはじめる直前の、あの気持ちよさを味わってました。


そうこうしてビュッフェディナーが用意できたとのことで、食べ始めたらまた目も覚め元気を取り戻し、

下のフロアの「ディスコ」で踊ったんですね。

それがよくなかった。



血の巡りがよくなって一気に酔いが回り、気持ちが悪くなってきたんです(汗)

吐き気というより、頭がガンガン痛くて、もうそのまま寝かせてくれ・・・みたいな。

一人で気持ち悪さと戦っている時、みんなは山盛りのデザートを平らげ中。

うーうー、と内心唸りながら時計を見たらすでに夜11時。

日本だったら幹事がちょうど「宴もたけなわですが」とお開きを始めるタイミングですよね。

窓の外は暗くてほとんど見えないし、船内はディスコ以外エンターテイメントがないし。

ハーバーブリッジの下を何度も通る様子から船はこの3時間同じ所を行ったり来たりしていただけだと分かるんですが、一向に肝心の埠頭へは戻りそうな気配がしません。


他の客もそわそわして、窓の外の様子とか見てるんだけど、船はやっぱりのんびりとクルーズし続け、とうとう誰かが乗員に何時に降船か聞いたんです。



え。。。?



何時って・・・?






十二時ぃぃぃぃぃぃぃ!?


冗談じゃないよ、あと1時間も降りられないの??


他のみんなも「ホテルへ戻りたいよー」とか「飽きちゃった」とか、オーナーの耳
に入らないよう不平をいいはじめたんですが、


私はこのとき気持ち悪さもあって、睡魔と決死の戦い中。


中世のヨーロッパで「眠らせない」拷問があると何かで読んだことがあります。


それくらい人間の睡眠欲というのは強いものなのですね。

長い長い時間が過ぎて


ようやく乗員が「警備員を一旦降ろすので埠頭に着きますけど、どうしますか?」と聞きにきてくれました。

うちらのグループ、一同「降ります~」!!!!


タクシーがなかなかつかまらず、ホテルまで歩いて帰ったんですが、

その時間オークランドの町はあちこちに吐いたあとが残されてまして・・・お掃除される方が気の毒でした・・・





で、ようやく1時前にホテルにようやく戻ったんですがね。眠れるかと思いきや私の苦難はまだまだ続くんです。



つづく




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社員旅行に同伴(恐怖のカーチェイスの巻)

2007-12-03 06:01:51 | 旦那の部屋
こんにちは。

ニュージーランド、ハミルトンからお届けしているひつじのブログです。



さて。

この週末一泊で行き先不明のミステリーな社員旅行に同伴することになった訳ですが(詳しい話はこちら

ひとつだけいいことがありました。

旦那がオーナーと交渉して、自分の車で行っていいことになったのです(イェイ!)。


道中後部座席で狭い思いをするのだけは嫌だったので(すみません、足長いもんで(嘘))少しこれで気が楽になり、天気もいいし少し楽しみになってきたんですよ。

少し早めに家を出て、ガソリンを満タンにして、コーヒーまで飲んでのんびりとした気持ちで集合場所のオーナー宅へ向かいました。



私たちが着いた時にはすでにみんないて、オシャレなお庭でシャンペンとクリスマスのお菓子が振る舞われ自己紹介。


話を聞くと、なんと奥さんまで行き先を知らないとか。

ということで、携帯の番号を交換して、先頭をオーナーの車、その後ろが彼女の車、そして私たち、という3台の「コンボイ」で北へ行くのか、南に行くのか分からないまま出発した訳ですが


ええっと。

1台目を運転して、自分だけが行き先を知っている場合普通みなさんどんな運転をしますか?

というか、自分が上の状況で3台目の車だったら、1台目の運転手にはどんな運転を期待しますか?



当然、気遣いですよね、気遣い

後ろから2台がちゃんとついてくるか常に確認しながら、車線変更は極力避けて、安全運転で制限速度を心がけ・・・・・・・少なくとも私はそうしますがね。


勝手にミステリーな社員旅行をひとりで計画して、テンぱっちゃったのか。

とにかく、出発した途端、私たち置いてきぼりになりました。

速い速い。

何キロオーバーしてるのか分からないけど、オーナーの車はとっくに見えなくなって、

かろうじて奥さんの車だけが、角、角で見えるのでそれを頼りに住宅街をぬけ、幹線道路を北へ向かい始めました。


ということは、行き先はオークランド方面!?


そう分かって少しは気が楽になったものの、運転している旦那は「自分の車でリラックス」どころじゃありません。


オーナーの車、不要な所で制限速度を守っている車をどんどん追い越すんですよ。

奥さんもどうやら必死で運転している。


道路が直線になるとかろうじて、向こうの方に小さく見えるんですがね。

後続車の私たちを危険にさらしていることに気づいていない様子。



1台目が追い越せば2台目の奥さんも追い越す。

でも3台目の私たちはタイミングが悪くて追い越せず・・・・・・の繰り返しで1台目との距離はドンドン広がるばかり。


まだ出発して15分もたたないのに、すっかりオーナーを見失いました。


それでも。

旦那も一応ニュージーランド人ですから、みんなのようにスピードオーバーだってやれば出来る。
置いてきぼりになってアドレナリンが噴出したのか、

ある時点で

レーサーモードに豹変。


いきなりアクセル全開でバンバン他の車を追い抜き始めました。


ニュージーランドの高速道路はどこでパトカーが待機しているか分からないんですよ。

っていうか、速いよ、速すぎるよ。

こんなカーチェイスみたいな社員旅行なんて嫌だよ~

スローダウンしてくれーーー頼むから、安全運転してーーーーと、大騒ぎしたためか、というかバチンバチン肩を叩いたためか、ようやくいつものペースに戻り、私は携帯のテキスト(メールのようなもの)で

「速すぎる。追いつけないから行き先教えて」とオーナーの車へ送りました。


そのテキストでようやく自分がうちらを「まいて」しまったことに気づいた様子。

どんどんスピードを落としてようやくうちらも追いつき、落ち着いたスピードでオークランド市内へと入りました。


オークランドの高速っていわば首都高のようなもので、目的の出口に出るためには正しい車線にいなくちゃいけないんですね。

あまり慣れていない私たちは、オーナーには分かりやすく車線変更は早めにやってもらいたかったんですが・・・・


ずっと何キロも「ノース(北)」行きの車線にいたのに、

いきなり出口直前で「スカイタワー」行きの車線に変更されまして。


旦那も「うわ!」とか言ってあわてて車線変更。

もうミステリーもなにも、はじめっから「スカイタワーのホテル」って言われてりゃこっちだってのんびり行ったのに。

悪いけどスカイタワー泊ったことあるし。


喜ぶと思ってあくまでも「内緒」を守り通したオーナー。

最後のあの車線変更も、「ノース」に行くと思わせ最後のどんでん返し・・・のつもりだったに違いない。

到着後、奥さんにも「あんた危ないわよ!スピードオーバー!!!!!」と叱られ・・・。

とにかく無事に着けてよかったよ・・・



たかだか1時間ちょっとの道のりだけど二人ともげっそり疲れて、夕食はホテルのバッフェかな?なんて。

だったらシャワーを浴びてのんびりしたいな・・・なんて思ってたんですけどね。

チェックインが終わって戻ってきたオーナー

「はい、じゃあ部屋で支度をしたら30分後ロビーに集合!」(軍隊風に)

だって。


うわーまだテンぱってるよ・・・・




つづく


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