とんでも家族

2009-06-08 17:55:28 | ニュージーランド雑記
ニュージーランド、ハミルトンからお届けするひつじのブログです。

みなさん、こんばんは。

ご存知、自転車が趣味の夫ドラには兄弟姉妹が7人おり、そのうち姉妹2人が私たちと同じハミルトンに住んでいるため、週末はほとんどお互いの家を行き来しています。

日本から甥っ子3人に、ドラゴンボールの絵柄のついたポケットティッシュセットとか、ボタンひとつで長くなる携帯ボールペンとか、ニュージーランドでは手に入らずしかも安い土産をもちかえり、おばさんとしての私の格があがったばかりなのですが(笑)

ドラの妹の子供達3人にとって「おじ」「おば」の存在はかなり身近にあります。

特に姉の家は車で数分という近所なので、よく週末はお泊り。

子供達も姉の家だとお菓子が食べ放題でテレビも見放題。

自ら「おばさん家泊まっていっていい?」と言い出すほど、ドラの姉は子供達の信頼があついのですが、妹は泊まると決まって子供達の聞き分けが悪くなって帰ってくるし、お菓子の食べすぎも歯に悪いし、と複雑な気持ち。

義妹が気を使ってお姉さんにお菓子を食べさせないでと言い出せずにいるのを知りながら、お姉さんはそれが子供にとっていいことだと信じているため(義妹が厳しすぎるから)他の誰も注意ができない・・・とか、仲が良い家族でも問題はあるんです。

まあそんな感じですが、にぎやかで楽しいのは間違いなく、昨日も義姉の家でみんなで夕ご飯を食べました。

私が持っていったのは、ブラウンライスサラダと茹でうどんをタイ風トムヤムペーストにからめて炒めたもの。写真は撮りませんでした。

後者は初めて作ったにもかかわらず、ヒットだったらしくあっという間に皿が空になりました。

大人たちがビールやワインで盛り上がっている時、子供達は別の部屋でアニメのビデオを見ながらナッツ入りのチョコレートをほおばっていました。

すると突然部屋から「チョコに虫がいる!」「チョコに虫が入ってる!」と大騒ぎで一番上の子と、その友達(共に11歳)が飛び出してきたんです。

よく見ると、チョコレートを入れていたガラス瓶の底に、ナッツから発生したと思われる幼虫(蛾だと思う)が数匹。

その時点でふつうなら、ふつうなら捨てますよ・・・・ね?

ところが、この家族、実は悪ふざけが大好きなトンでも家族。

よりによって、この子の父親が

「その虫が食えたら20ドル(2000円に相当)やるぞ、食ってみろ」。

最近、小遣い稼ぎに目覚めたその長男、「本当だね?」

「ああ、もちろんさ!飲み込まなくちゃダメだぞ!」

と聞いた途端、虫の一匹を口に放り込んで、ごくり。ためらわないのかよ・・・みたいな。

それを見ていた、お友達も「僕にもくれるの?」と。

長男と映画を見に連れて行くために一日預かった他人の子なのに

「もちろんさ!最後まで飲み込むんだぞ!」という父親。

他の大人たちが、「サーム!サーム!」と大学生の飲み会の乗りではやし立て、サムもごくりと一匹。ちょっとこわごわだったけれど。

父親はちゃんと二人に20ドル札一枚ずつ渡していたんだけど、果たしてサムがその20ドルをどうやって手に入れたか親に話したらどうなるのだろうか・・(汗)。




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ちなみにこの二人の男の子が腹を下したという話は聞いてません(笑)。

40ドルを子供達にポンとあげられる収入のあるこの父親は子煩悩で、仕事でくたくたなのに休日は必ず3人の子供達のためだけにあけてあり、子供たちもお父さんが大の大好きだということを付け加えておきます。